うさぎにも好みがあるので

今のショコラが、少しでも口にするもの。
大根葉、キャベツの葉、三つ葉、ドクダミの葉、バナナ。
本当に少し、ほんの一口か、二口だけれど。
甘いものが好きかと、リンゴを与えても食べない。ブルーベリーも、スイカも、人参も、好きだった大葉も、食べない。
やわらかく、口当たりがよいものならば、口にしてもと思うらしい。だけど、ペレットのふやかしたものは、最初から却下。
ノンタンの時はどうだっただろうか、甘いものが好きだったから、イチゴだっただろうか。
MOGUのときは、ニンジン葉に、大根葉だった。少ししか食べられないのに、なかなか手に入らなかった覚えがある。
ノンタンや、MOGUに比べると、よわっているけれど、まだ、食欲はあるようだ。食べる体力がなくても、食べたい気持ちは残っている。
だから、まだもう少し、ここにいられるだろうかと、思ってしまう。
背中をなでると、少しだけ歯をごりごりする。
もう少し、ここにいてやってもいいかな？

食べないし、飲まないので

どうかと思ったけれど、野菜を搾って与えてみる。
かなり迷惑そうで嫌がる。
色々混ぜすぎると、おいしくないらしい。葉っぱだけなら、少しだけ飲むかな。
ほんとに少し、投薬用のシリンジで2ml位なんとか押し込んでみる。だらだらこぼしながら、だけど、舌を動かすから、少しは飲めただろうか。

本当はドロドロの野菜のほうが、繊維もあるしいいかなと思ったけれど、食べ物と認めてもりえない。全く、味にうるさいうさぎだけのことはある。

こんな状態なので、もうしばらく前から正常な糞は出ていない。だけど小さな、固めの食糞のような粒がお尻についている。

試しに口元に持っていくと、食べたいと頭を持ち上げてくる。キャベツの人かけら、三つ葉の一枚もやっとなのに、糞は食べたいらしい。

うさぎだな、と思う。ショコラはなかなか立派にうさぎだったんだなと。

えらいね、ショコラ。

なんとか生きてます

朝、カーテンを開けてケージを見る。少し勇気が必要だったりする。うさぎは夜と同じ場所で、同じように横たわっている。

だけど、ほんの少し、お腹が動いている。
あ、まだ生きてる。

食べられるだろうか。
目を閉じて横になったうさぎの口元に、三つ葉を近づけてみる。

三つ葉が、口の中に吸い込まれていく。
目を閉じて、横たわったまま、だけど、食べたいらしい。数枚食べる。大葉の芯を近づけると、少し固いようで、食べづらそうにしながら、なんとか食べる。小松菜の葉は半分、キャベツの葉を細かくちぎってあげると、食べやすいようで、数かけら食べる。


すぐに疲れて、何を近づけても、口を開けずに、嫌々をするようになってしまうけれど。

せっかく生きているので、少しだけ抱き上げて、おしりに絡み付いた小さな、小さな糞を拭く。瀕死の病人にどうなんだろうと思いつつ、だけど、せっかくいきているのだから。

そして、もとのように横たえる。少し呼吸が荒くなる。

あとは、静かに。

今朝は少し涼しいからどうかな。
ショコラ、苦しかったり、痛かったりしていないか？

うさぎが食べられなくなりました

意外にがんばっていたうさぎですが、
だんだん食べられなくなりました。
キャベツの葉、一枚が、食べきれなくなり、今朝は、小さく切ったかけらを2枚くらい、好きだった三つ葉も、水菜も、大葉も、小松菜も、いらないと言います。
昨日は、ペレット一粒をやっと食べて、だけど、なかなか飲み込めませんでした。
でも、薬は甘いから飲みます。薄く薄く切ったバナナを口元に差し出すと、食べたいと頭をもちあげます。
さすがに、食いしん坊のおデブだったことはあります。
とりあえず、苦しくはなさそうなので。このまま、ゆっくり。