最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

読書と小倉の風景

2020-06-17 | 福岡
最近読んだ、アミの会(仮)のお仲間の新刊です。

5月末に発売された大崎梢さんの新刊『さよなら願いごと』光文社。
優しい色合いのかわいい表紙や、ふんわりしたタイトルに油断してはいけません。
帯に書かれている通り、三人の少女を繋いだのはある殺人事件なのです。
まさかあの人が? どうなってしまうの? とハラハラドキドキ。緊張しました。
最後につながる意外な真相。読み応えたっぷりで、とっても面白かったです!
作中に出てくるツユクサの習わしも印象的でした。


6月10日に発売された新津きよみさんの新刊『彼女たちの事情 決定版』光文社文庫。
『彼女たちの事情』は、数多い新津さんの本の中でも、個人的にいろいろな思い出があって、何度も読み返している短編集です。
今回の決定版は、新たに3作加わって、なんと20編に!
書き下ろしの「遺品」や、『世にも奇妙な物語』でドラマ化された「シンクロニシティ」、『日本文学100年の名作第9巻』にも収録された「ホーム・パーティ」、アミの会(仮)のアンソロジー『怪を編む』に収録されている「グリーフケア」なども読める、とても贅沢な短編集です。
短い中に濃縮された物語は、ぞくっとしたり、にんまりしたり、自分に置き換えたり……。
何度読んでも満足できます。


6月15日に発売されたばかりの柴田よしきさんの新刊『お勝手のあん あんの青春 ~春を待つころ~』ハルキ文庫(角川春樹事務所) は、大好きな『お勝手のあん』シリーズの第二作目です。
あんに、品川宿の旅籠 紅屋(くれないや)のみんなに会いたくて発売を楽しみにしていました。
読み始めると、紅屋のお勝手の匂いや湯気が立ちのぼってくるようで、細かな情景まで目に浮かんできます。
ひたむきに、人や料理、さまざまな出来事に向き合うあんは本当に魅力的。
肝のすわった、おみねさんの強さにも憧れます。
知らなかったこともたくさん出てきて勉強にもなりました。
読み終えたばかりですが、シリーズ三作目が待ち遠しいです。

まだまだアミの会(仮)のお仲間の新刊がたくさん発売されているので、楽しみです。

昨日は所用があり、久しぶりに小倉に行ってきました。


小倉城の隣にある八坂神社へ……。


ほかに人がいなかったので、ゆっくり参拝しました。


写真は、小倉城の前にあるリバーウォークの個性的な建物です。


赤い部分は、こんなふうに渦巻き状になっています。


新聞の地域版に「小倉の街 モザイク画」としてリバーウォーク北九州の壁が紹介されていました。


記事を書かれた大野博昭さんの写真を真似て撮ってみましたが、対岸の建物が窓ガラスに映し出されて、確かにモザイク画のようでした。


いただいたスイーツのギフト券で、小倉にあるエストのケーキを選びました。


新作だというエクレールショコラ。


ピスタチオのムースです。


イチゴのムースのシャドー。見た目もお洒落ですね。


福岡県が北九州市民に求めていた県内外への外出自粛は6月19日に解除されるようですが、これからも三蜜を避け、手洗いをしっかりして、新型コロナウイルス感染拡大防止に努めます。
でも、そろそろ友達とランチに行きたいな~。


既刊本等はここにまとめています。
勝手ながら、コメント機能はOFFにしておりますので、
ご意見などは、下記のメールアドレスまでお願いします。
hiromi20050115@yahoo.co.jp