高地環境での試走をすべく、標高2000mほどで調整してきた。
主に100m以下の平地でセッティングすると、1000m以上ではちょっと感触が悪くなる気がした。そこらへんの対応幅では、勝手に調整してくれる負圧キャブの方がキャパが広くて良いのかもしれないなあ。
逆に2000mで良いようにして500mに降りてくると、そろそろ違和感がある。標高1000で良いところを出して、上下プラマイ1000でカバーすると、たいていの場所でOKになるかもしれぬ。
それにしても見た目なんだか緩め過ぎな気がしているが、先入観なしで合わせていって、こんなもんが今日の現状。
さてキャブ交換をおこなってから1,000kmを越えたので、この前後の燃費比較をしてみた。
交換前のBS25では、41.5km/Lだったものが、Z20では47.3km/Lへ激しく伸びている。交換時に古いキャブ内に残っていたガソリンをこぼしたり、取り付けてすぐの、エンジンかけてはすぐストール、かけて煽って調整してまたエンストして、ある程度走れるようになっても信号待ちでエンストしないよう少し高めアイドリングだったりの調整中40切りになってしまった数字を含んでのトータル燃費だったので、もう少し安定してから通常走行だけを計算してみるのが楽しみだ。
やはりスロットルワークで思うように自分で調整できる強制開閉キャブはいいな。
最高速はVM22の無印より低いかもしれない。それでも一般道を走る上では問題ないし、たぶんBS25よりよく走る。今までKはフルパニアの空気抵抗やフル装備の重さのせいで走らないのだと思っていたが、そんな力が出ない感がまったく消えた感じもする。実用的な速度域での走りが劇的に改善した気がするので、それだけでもZ20化は成功な気がするのが今日までの印象。
今はチョーク無しでかかるが、問題は冬だな。