ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

宮城県と山形県の県境近くにある蔵王の火山湖であるお釜は霧に包まれました

2011年08月20日 | 旅行
 宮城県と山形県の県境近くにそびえ立つ蔵王連山にある火山湖の「お釜」はたちまち霧に阻まれ、姿が見えなくなりました。お釜(五色沼)は、蔵王連山の蔵王刈田岳と熊野岳、五色岳の三山の峰に囲まれた円形の火口湖です。火口に雪や雨がたまってできた火山湖だそうです。

 お釜の湖面は晴れれば、きれいなエメラルドグリーン色に輝きます。



 火山湖の周囲の赤茶けた火山礫の中に、エメラルドグリーの湖面が映えます。



 お釜の奥に見える中央火口丘が五色岳(標高1674メートル)なのだそうです。

 到着して10数分間はエメラルドグリーン色に染まった、お釜の湖面がよく見えました。ところが、熊野岳方向からの上昇気流に乗って霧が上がってきました。お釜の上に霧が広がります。



 続いて、今度は蔵王刈田岳方向からも霧が流れてきて、数分でお釜の湖面がたちまち見えなくなりました。少し待ったのですが、霧は晴れませんでした。エメラルドグリーの湖面が見えない日もあると、初めて気が付きました。

 お釜が眼下に見える“馬の背”付近では、火山礫の土壌の中で、ヤマハハコが点々と咲いていました。お釜にのぼる入り口となる山岳道路のエコーライン付近では、ミヤマアキノキリンソウが咲いていました。


 
 黄色い小さな花がきれいでした。

 またウツボグサも開花期は過ぎていましたが、先頭に花が少し残っていました。



 今回のお目当てだったエゾリンドウ(蝦夷竜胆)の花はまだ蕾でした。開花間近のエゾリンドウを3本見つけました。

 蔵王連山も頂上付近は秋を迎えつつあるようです。季節の移ろいは早いものです。