ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

佐久市の佐久荒船高原ではコスモスの花がポツポツと咲き始めました

2011年08月30日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側の郊外にある佐久荒船高原は晩夏の気配を強めています。昼間でも気温は25~26度(摂氏)以下と涼しいです。佐久荒船高原は標高が約1100メートルと高いため、佐久市の中心部は快晴で猛暑であっても、佐久荒船高原は薄曇りの空が多かったり、朝晩は霧に包まれて、相対的に涼しい気候です。

 盛夏を過ぎると、オタカラコウ(雄宝香)とメタカラコウ(雌宝香)というキク科の野草が湧き水などが少し流れている湿地などの森陰に咲き始めます。これはオタカラコウだと思います。



 穂の下側の黄色い花をよく見ると、キク科の野草ということが実感できます。葉がフキの葉のような感じですが、キク科なのだそうです。オタカラコウとメタカラコウは盛夏の高原を彩る野草です。

 佐久荒船高原は一面に花が咲くコスモス園を観光の売り物にしています。9月の連休ごろには、一面のコスモス畑を見に、多くの観光客が訪れます。その一面のコスモス園を目指し、6月ごろからコスモスの種を播き、育てています。8月末になると植えたコスモスは背丈が1メートル近くまで伸び、早咲きの花がポツポツと咲き始めます。





 このコスモスは9月には背丈が2メートルぐらいまで成長します。一面に咲いたコスモスの花がそよ風になびく風景は、数週間後に迫っています。

 今年は不思議な現象が起こっています。毎年8月下旬の今ごろは植えたコスモスの群生の中に、コオニユリが一足早く成長し、濃いオレンジ色の花をいくらか咲かせます。ところが今年は、そのコオニユリがほとんど見当たりません。不思議です。野生のシカが食べたのかなど、原因を勝手に想像しています。毎年同じようでいてそうでも無いことが時々、起こります。自然の妙です。