ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

今年2月は寒気が強く、春の訪れは遅くなるとの予報です

2012年01月26日 | 日記
 今日の朝も、「北陸地方を中心に日本海側では大雪が降っている」と、テレビのニュースが伝えています。

 強い寒気が日本列島の上空に流れ込んだためです。この結果、昨日は「25日朝は北陸などの日本海側を中心にかなり雪が降り、積もった」とテレビのニュースは伝えました。気象庁は1月26日の午前6時までに予想される24時間降雪量は、北陸が80センチメートル、関東・甲信が60センチメートル、東海・近畿が50センチメートル、北海道・東北・中国が40センチメートルと予測しています。



 日本海側に雪を降らせる大きな雨雲がかかっています。

 この原因は、日本列島付近を流れている偏西風が南側に張り出すように曲がり、シベリアの冷たい寒気が日本列島近くまで降りてきているためと解説しています。この寒気の張り出しを、ブロッキング高気圧が固定しているからだそうです。

 1月25日に気象庁は、2月から4月のかけての3カ月予報を発表しました。太平洋東部熱帯域の海面水温が平年より低くなる「ラニーニャ現象」が続いているために、東日本側から沖縄・奄美にかけては、日本列島は平年より気温が低くなる見込みだそうです。

 このために、春の訪れは遅くなると予想しています。同時に日本海側は降雪量が多くなると予想しています。

 直近の2月は日本列島付近に流れ込んでいる強い寒気の影響と冬型の気圧配置が続くために、2月前半は厳しい寒さが続く予想です。日本海側は曇りや雪または雨の日が多く、太平洋側は晴れの日が多いとの予測です。

 最近の寒さで、梅の開花が大幅に遅れています。寒さが和らぐことを祈るしかないようです。


知的財産活用フォーラムでは、タニタ知的財産室長のイントロ話が面白かったです

2012年01月25日 | イノベーション
 1月23日に東京都内で開催された国際知的財産活用フォーラム2012では、パネリストして登場した、タニタ(東京都板橋区)の知的財産室長の小林由吉夫さんが語ったイントロダクション話が興味深かいものでした。

 タニタの小林さんは、午後のパネルディスカッション「国際競争力を高める知財総合戦略」のパネリストの一人として登場されました。



 そのイントロダクションでタニタの現状などをお話になりました。

 冒頭に「最近開店した、JR東京駅近くの丸の内タニタ食堂が連日、満員でご迷惑をおかけしています」と陳謝されました。今年1月11日に千代田区丸の内で開店された丸の内タニタ食堂は、人気が沸騰し、午前8時30分から配られる整理券をもらわないと、入店できない事態に陥っているからです。人気沸騰の丸の内タニタ食堂は、「日本国内では有名でも、海外では知られて無く、食堂事業は海外展開できない」と、冷静に分析しました。

 今回、知的財産活用フォーラムのパネリストに呼ばれた理由の一つは、タニタの製品の一つである、宝石や貴金属などを測る小型高性能秤(はかり)の精巧な模倣品が海外市場で出回っているからです。中国製と推定される模倣品は、製品を入れるパッケージ(外箱)を一見しただけでは本物と見分けができないほどのものだそうです。

 宝石が産出されるインドやスリランカ、金鉱があるミャンマーなどの新興国市場に輸出している小型高性能秤の模造品(コピー製品)も、一見しただけでは本物と見間違えるそうです。このため、模倣品対策で悩んでいるそうです。海外市場では低価格が求められるために、中国国内で秤を生産し、輸出をしているそうです。

 イントロダクションの話で興味深かったのは、タニタは消去法によって秤事業が主力事業になったという同社の歴史でした。1923年(大正12年)にシガレットケースなどの加工を手がける事業で創業し、1944年には軍用の通信機器を、戦後の1953年には家電製品のトースターをOEM(相手先ブランドによる生産)で製造した経緯があるそうです。オーブントースターを日本で初めて製品化したそうです。

 1953年からヘルスメーターという秤事業を始めたそうです。タニタが成長し始めたのは、デジタル式ヘルスメーターを開発し、体内脂肪計などの体組成計tぴう製品分野に進出してから成長を始めたそうです。デジタル化は海外展開をしやすくしたそうです。ただし、デジタル化は模倣品対策が必要になった原因でもあるのです。



 グローバル市場化を精力的に進める日本企業にとって、意匠権や商標権などの知的財産をどう駆使して海外事業を展開するかという知的財産戦略が重要になっています。その一端を知ることができたパネルディスカッションでした。

国際知的財産活用フォーラムでグローバル市場対応策などを拝聴しました

2012年01月24日 | イノベーション
 2012年1月23日に東京都港区台場のホテル日航東京で開催された「国際知的財産活用フォーラム2012」を拝聴しました。午後に4件のパネルディシカッションが並行して開催され、その内の2件を拝聴しました。

 このシンポジウムは、特許庁傘下の独立行政法人工業所有権情報・研修館(略称はINPIT)が毎年開催しているものです(昨年度の平成23年1月までは「国際特許流通セミナー」という名称のシンポジウムでした)。



 午後後半に開催されたパネルディシカッション「日本産業の将来を創る産学連携と知財マネジメント」が興味深いものでした。



 日本の企業は海外諸国の市場を目指したグローバル市場対応を進めています。その中で、中堅・中小企業はアジアなどの市場に進出していますが、知的財産について対応できる人材を社内に抱えていない企業も多く、模倣品や特許などの当該諸国での権利化などで苦労しているそうです。

 日本企業が今後も競争力を持つ製品やサービスを事業化していくためには、将来の要素技術のタネになる大学や公的研究機関の研究開発成果を特許などの知的財産にする権利化の際に、グローバル対応が重要になるとの議論でした。特に、大学などの研究開発成果を基に起業した大学発ベンチャー企業では、海外市場対策としてグローバルな知的財産戦略が不可欠とのことでした。

 工業所有権情報・研修館は“知的財産プロデューサー”という特許などの権利化と活用の専門家を大学や公的研究機関に派遣しています。昨年度からは、中堅・中小企業がアジアなどのグローバル市場に進出する際に、模倣品対策や意匠権保護などの知的財産戦略を支援する“海外知的財産プロデューサー”という専門家を抱え、企業などからの相談に対応しています。
 
 日本国内市場からグローバル市場対応に力の入れ方を切り替えている企業が増えている現在、その各企業が外国各国の市場で苦労しないように、「海外知的財産プロデューサー支援を活用してほしい」と、工業所有権情報・研修館理事長の三木俊克さんは説明されていました。

 中堅・中小企業などが、アジアなどの海外市場で事業化を進めることにますます力点を入れていることを改めて感じました。

名古屋市の徳川園では、毎年恒例のフユボタンが咲き始めています

2012年01月22日 | 旅行
 名古屋市東区にある徳川園では、1月初めからフユボタン(冬牡丹)がいくらか咲き始めています。徳川園では毎年、「寒を遊ぶ」と称してフユボタンを育て、1月初めから公開され、入園者を集めています。

 今年の冬は寒さが厳しいために、1年前の冬と比べると、フユボタンの開花が遅れています。フユボタンは徳川園の大曽根口近くの牡丹園に大部分が植えられています。周りに植えられているハルボタン(春牡丹)は苗のままです。

 フユボタンはお馴染みのワラ製の防寒囲いの中で咲いています。



 深紅の花の名前は「日月錦」(じつげつにしき)との札が立っています。

 薄いピンク色の花の名前は「太陽」(たいよう)です。この太陽はフユボタンの中では早咲きらしく、牡丹園の中では多数咲いています。



 白色と薄いピンク色の花は「八千代椿」(やちよつばき)という名前だそうです。



 まだ蕾のフユボタンも多く、大部分が開花するのはまだかなり先の感じです。

 牡丹園から龍仙湖という池を挟んで向かい側に立つ観仙楼という建物の近くに、小さな牡丹園も設けられています。石垣の斜面にフユボタンの防寒囲いがいくつか並んでいます。



 この小さな牡丹園の両側にフユザクラの「子福桜」(コブクザクラ)がパラパラと咲いています。見た感じはウメの花のように見えます。

 どんよりとした冬空の下では、龍仙湖を囲む石組が寂しそうな感じです。

 

 冬期に、フユボタンなどを楽しんでいると、その内に春が来るようです。

名古屋の喫茶店のモーニングサービスをやっと味わいました

2012年01月21日 | グルメ
 名古屋市の喫茶店の名物は、モーニングサービスです。コーヒーなどの飲み物を注文すると、無料でトーストなどがついてくるからです。東京都内などの喫茶店でも「モーニングサービス」というメニューはありますが、多くは飲み物代にいくらか追加料金を加えたものです。

 名古屋の喫茶店のモーニングサービスはお得ということで、一度は体験してみたいと思っていましたが、その機会がないままになっていました。今回は偶然、時間調整で喫茶店に行くことができ、朝食を食べたばかりだったのですが、モーニングサービスを頼んでみました。

 行った喫茶店はコメダ喫茶店です。名古屋市を中心に、愛知県のあちこちでみかける喫茶店大手です。一杯380円のブレンドコーヒーを注文すると、厚切りのトースト半分とゆで卵1個が無料でついてきました。



 コメダ喫茶店のモーニングサービスは開店から午前11時までです。午前11時近くになると、満席になりました。

 ご高齢の方や家事を片付けた主婦と思われる方が多く来店しています。モーニング付きのコーヒーなどを飲みながら、お店が用意した新聞や雑誌を読んで、のんびりとした時間を楽しんでいます。

 実は、コメダ喫茶店は関東地方など多くの都道府県にも多数出店していました。日本全国で420店舗展開しているそうです。どの店舗でもモーニングサービスを提供しているそうです。

 ささやかな初体験でした。