気楽に語れる話題を:
昨6日の夜は久しぶりと言うべきか、2試合ずつ両リーグの試合がテレビ中継されていた。特にパシフィックの場合はホークス、ライオンズ、バッファローズがゲーム差なしで争っているにも拘わらず、テレビ局は相変わらずジャイアンツ優先なので困る。ホークスは大胆にもMLB帰りで確か42歳という和田投手を使っていたのには感心したし、勝利投手にもしてしまったのは流石だと思った。私にはイーグルスが全般的力不足だと見えた。
また、バッファローズは折角優勝争いに参加するまで上がってきたのに、昨夜は山岡投手の出来が芳しくなく最下位のファイターズに押し切られたのには不甲斐なさを感じさせられて残念だった。バッファローズには山本由伸と宮城大弥に続く第3の投手が出てこないのでは苦しい試合が続くだろうと思った。昨夜は西武の試合を見られなかったが、ここも切り札的な投手がいないのが辛いところだと見ている。何処が優勝するかの予想などせずに、結果が出るまで待っていようと思う。
セントラルリーグだが、ここに行く前に日テレの批判を一言。当然のことだと解っているジャイアンツ優先の中継放映にはウンザリなのだ。流石にジャイアンツOBを解説者に持ってこないのは、まだ良いとしても、出てくる者たちが皆ジャイアンツというか読売というのか日テレというのか知らないが、兎に角過剰なほど気を遣って身びいきではないまでも、ジャイアンツに配慮した解説をしているのは如何なものかと思う。未だ「何とかしてCSに出て欲しい」などと言うのは「仕込み」なのかと疑いたくなる。
昨夜もそうだったが、ここ最近はスワローズ、タイガース、ジャイアンツが出てくる試合は9回までに決着が付かずに、延長戦になるので困る。就寝は遅くとも22時という生活習慣が維持できなくなるのだ。昨晩もスワローズ対タイガースの試合などは、何時果てるとも知れないじれったい成り行きだったので、11回に村上が三振の後で塩見が2RBIのヒットを打ったところまでで寝てしまった。
私はスワローズではこの塩見、山田、サンタナ、オスナが、解説者たちが言う「状態が悪い」ので「ここぞ」という場面で打てないので苦戦していると見ている。更に、以前にも指摘したことで如何にも先発投手陣が手薄だ。ただ一人の速球派の如きだった奥川が故障して「捕手を座らせて投球練習が出来る」状態にまで復調したというのでは、所謂「クオリティスタート」が出来る投手の不足が現在の苦戦を強いている原因だろう。
もう一つの解説者が触れない苦戦の見えざる原因が村上宗隆だと言ったら「冗談言うな」と叱られそうだ。だが、昨夜のように2度の満塁の好機に凡打と三振したのをどう説明するか。誰とは言わないが、ある解説者が村上は案外に「ここぞ」という好機には打っていない傾向があると指摘していた。昨夜も凡打した場面にヒットでも打てていればタイガースは諦めただろうし、三振の時は試合を決定できていたはずだ。だが、昨夜はホームランと適時打は打って三冠王は視野に入っている。
ジャイアンツの問題点を挙げておこう。私は広岡達朗氏が言われたと読んだ「原監督が出来る最善のことは辞めること」が、将にその通りだと思っている。「彼は名監督でも何でもない」と、そう言う根拠まで挙げて既に指摘してあった。現在のように5位に沈んでいる最大の原因は監督なのである。若手と古手の使い方が一定していないし、如何に球団が買ってくるからと言っても、峠を越えた他球団のお古に依存しているようでは「明日はない」どころか「今」がないのだ。
以前に阿部慎之助が正捕手の布陣で負けが込んだ時期があった。二男が「もしかすると、ジャイアンツはキャッチャーがダメなんじゃないか」と言っていた。現在では、原監督は何同じ高校と大学の出身だからではないだろうが、大城を正捕手に据えている。そして豊富で厚みのある選手層をあてがわれてもCS進出は難しそうだ。ある解説者が「大城の配球は疑問だ。兎に角あのようにアウトサイド一辺倒では、相手に読まれているだろうから・・・」と酷評していた。よく見て頂ければ解るが、兎に角外側に座って構えてばかりいる。
4日のTBSの「サンデーモーニング」でも、上原浩治は流石に「セントラルはもうスワローズで決まりでしょう」と認める発言をしていた。日テレにもお願いしたいのだが「もうジャイアンツは諦めて、パシフィックリーグの三つ巴の優勝争いをしている試合を見せてくれ」なのだ。どうしてもセントラルリーグというのならば、村上宗隆が三冠王を取れそうな場面だけで結構だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます