新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

困ったことにワクチン不足が生じているようだ

2021-07-01 09:05:43 | コラム
先月で2回目接種を受けていた私は幸運だったのか:

昨30日の夜辺りから何となく雲行きが怪しくなってきて、強気一辺倒と見えた河野太郎大臣が、職域接種の受付停止を変更せずと言明したかと思えば、先ほどは「Modernaのワクチンで推していて先にもファイザーで」とまで言い出していた。現に、菅首相がファイザーのCEOの確約を得たはずのワクチンの供給量は、今月から減少に転じると報じられていた。また、何名かの市長が「今になって間に合わせられないと言われた」と、困惑の表情を浮かべている場面も出ていた。

私には何がどうなっているのか分からないが、つい先日困窮状態にあった台湾にアストラゼネカのワクチンを1,500万回分だったかを提供した程余裕を見せていたにも拘わらず、事態の急変とは如何なる事かと驚かされた。報道では、既に菅首相の大号令の下に一時は達成されたと聞く1日100万回も半減しつつあるとかだ。オリンピックがどうのこうのと言うよりも、私はこのワクチン接種だけは有効なウイルス対策として、それこそ”warp speed“で万難を排して推進して頂きたいと願っている。

だが、その一方ではマスメディアは相変わらず副反応の怖さを強調するが如き姿勢を崩さないのは、心から如何なものかと思う。また、これも報道によるのだが、何処かの県では医師と名乗る者がワクチンの逆宣伝のビラを作成して各戸別に配布しているという。長崎大学の森内教授だったと記憶するが「根も葉もないデマだ」と否定された。このようにワクチン接種をしないようにと副反応の恐怖を煽る逆宣伝は、寧ろ増えているかの感がある。しかも、政府のウイルス征圧対策を評価しないと言ったような、世論調査の結果を報じてみせるメデイアがいる。

私は菅内閣には改めてワクチンの確保に全力を集中して頂くことと、逆宣伝をする不逞な輩の取り締まりも重点的に行って頂きたいのだ。そうでもしないと、21世紀の時代に「注射が痛いからワクチンはしない」などと言う、前世紀の遺物のような幼稚なことを言う人たちが出てくるのだ。彼らに「ワクチン接種の基本と効果のほどを啓蒙すべきではないのか」と提案もしたい。私は「注射針が人体にある痛点に当たった時に瞬間的に痛むのであって、人体に害があるのではない」と、子供の頃から言い聞かされてきた。即ち、痛いのは当たり前なのだ。

願わくは「貴方は高齢者なるが故に、お陰様で6月中に2回目の接種を終えることが出来たのは幸運だった」と、次世代に恨まれるような事態が出現しないことだ。


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