In The Court Of The Crimson King: 30th Anniversary Edition [Remastered]King CrimsonCarolineこのアイテムの詳細を見る |
歌詞の内容はこのサイト(KING CRIMSON和訳集)に掲載されているので、参照されたい。
いぜんから、レディオヘッドのライナーノーツでクリムゾンという名前自体はよく聞いていた・・・
やられた・・・
一曲目のタイトルがいきなり、「21stセンチュリースキゾイドマン(21世紀の精神分裂者)」だ。
レディオヘッドがドラッグが禁止された中で人生という「不条理」を生きていかなければならないうえでの苦しみの中でもがき苦しむ様子を描いているとしたら、おそらくこのキング・クリムゾンの音楽は、ドラッグを使ってまで生きようとしてしまったことの苦痛を描いているのかもしれない。
歌詞など読まずに聴いているだけだと、レディオヘッドの中の美しい曲を聞くような感慨に駆られるのみだが、歌詞の内容に突っ込むと、さらに音にドライブされ憂鬱さに襲われる曲だ。
甘美な憂鬱に浸りたいときにはぜひともお勧めな音楽だ。
ちなみにこのアルバムが出たのは、1969年ころとのこと。
僕にとって見ればこんな昔にこんな音楽があったと思うと時代を生きる人というのはいつもなにかしら精神を病みながらも懸命に生きているのだというメッセージに思える。