V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)三枝 匡日本経済新聞社このアイテムの詳細を見る |
[chap1 見せ掛けの再建-覚悟を固める[chap2 組織の中で何が起きているか?
[chap3 改革のコンセプトを探す
[chap4 組織全体を貫くストーリーをどう組み立てるか?
社員が社長とともに考えてくれるというのはひとつの幻想。
→社長こそが新しい考え方を模索し、社員が自ら行動しなければ何も起きない。
社員が共有できる「コンセプト」「理論」「ツール」をトップが自ら提示することが必要。
:改革は、事実に基づいた戦略が重要なことはいうまでもないが、途中経過のチェックこそが重要である。
〈改革の出発点〉
強烈な反省論からスタートする。
その後、改革シナリオが同時に提示されなければならない。
計画を組むものとそれを実行するものは同じでなければならない。
★ 時に高い見識のプロフェッショナリズムをアドバイザーとして外部から、投入することも求められる。
⇔
[改革プロセスでの要諦]cf.三枝匡経営ノート⑤ 344P 「改革の9つのステップ」
改革とは、上から下への魂の伝達である。
特に下記のことが重要
□ 原因分析
A. 分析スキル B.原因・分析に対する執拗さ。
□ シナリオ構築
A. シナリオが論理的権威性に裏付けられているシナリオであること。
B. わかりやすいストーリー性をなしていること。
C. 改革リーダーの不退転の姿勢。
□ 実行段階での継続性・継続力
A.もともとの改革シナリオの意味を繰り返し思い出させる。(双方向でのコミュニケーション)
B.早期の成功が見えやすいようにする。
C.熱くて継続力のあるリーダーを立てる。
D.いつまでもネガティブな行動をとるものを排除する勇気。