名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 (日経ビジネス文庫)鈴木 康之日本経済新聞出版社このアイテムの詳細を見る |
〔第二部:表現の仕方
⇒言葉にも気分がある。
読んでもらいたい人の前に出たらするはずの顔つきをして書く。
その言葉のBGMを浮かべて書く。
★コピーに文体があるのではなく、≪文体が実は広告文≫である。
□ モノは質感。言葉・文章にも質感
文章のトーン(調子)とマナー(様式・文体)
どういう気持ちで書くと気持ちが伝わるのか?ということを頭に叩き込み書くことが必要。
★ 人に会うときは、全身テープレコーダーに。いい話が聞けるまで待つ。だれかに聞かせたいという衝動が沸くまで話を聞く。
〔第三部:話の見つけ方
書き上手になろうと思うな。聞き上手になれ。
コピーを考え広告で伝えるということは、いい話のお取次ぎをするということ。
書くときには、広告コピーがなかなか読まれないという前提を忘れず、うっかり書き進めないように、読む人が次の文章を読みたくなるだろうか?と一行ずつ自己チェックしていくことが必要。
CF.アシックス 鬼塚喜八郎『失敗の履歴書』より
⇒広告・コピーが企業や商品の社会的価値をお取次ぎするということの例として
靴屋はあらゆるスポーツに欠かせないということでスタート。記録が靴によって、伸びるような靴を作ろうという使命感に。ある高校の先生からの依頼のバスケットシューズで成功。だが、販路がなく、駅のベンチに夜も寝て、行商に。
次は、マメができて当たり前だったマラソンシューズに挑戦。
★ 何かを始めたらトコトンやらなければ気がすまなかった。
★ ムズカシイものからはじめれば、あとは何でもできる。
★ 周囲を幸せにして、はじめて自分も幸せになれる。
★ スポーツマンは、ころんだら起きればいい。失敗しても、成功するまでやればいい。