とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

現代文の参考書シリーズ 「お金」論1

2016-06-14 17:37:47 | 現代文の参考書
 現代文の評論文を読むときの参考になるように書いたものです。

【お金って何?】
 現代社会ではお金は当たり前のように使われています。だから「お金って何」なんて質問をしようとも思いません。あまりに「当たり前」すぎてそれについて考えることなんかしないのです。

 しかし「当たり前」を疑うことから始めなければなりません。

 私たちは近代の思想の中にいる。近代の考え方を「当たり前」と考えている。しかし近代の考え方は人類の歴史の中では特殊な考え方なのかもしれない。「当たり前」という思い込みを一度白紙にもどし、その時代により適合した考え方に修正していく、それが現代に生きる私たちに課された問題です。

 だから、お金って何かもう一度考えてみることは大切なことです。

【お金は代用品】
 もともと人間は貨幣のない世界で生きていました。必要なものは物々交換していました。しかし、例えば毎日のように物々交換をしていれば、その物を運ぶことに大きな労力にいります。そこで軽いもので代用できればと考えるようになります。また、例えば農作物の場合収穫する時期が決まっていますので、自分に交換するものあがない合があります。すると困るわけですよね。だから、効率よくしかも貯えができる手がないか考えられました。

 それが「お金」です。

 そう考えると「お金」というのは何かの代用品のように感じられると思います。お米のかわりに「お金」がある。お肉のかわりに「お金」がある。衣服のかわりに「お金」がある。
お金は何かの代用品ですよね。それが私たちの直感的に感じることです。歴史的な経過から考えればそれに疑問をさしはさむ余地はありません。

 続きます。

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