平田オリザさんの演劇論。平田さんの方法論を紹介するとともに、最終章ではスタニフラフスキーとブレヒトの演技論について触れ、演技論は常にこのふたつの揺れのなかにあるという目から鱗の論まで紹介している。
平田さんの主張はわからなくはないのだが、私にとっての演劇の醍醐味は人間の関係性がもっと象徴的に表れるところにある。明確なストーリーの中に人間のドラマがうまれその表現に感動するのである。だから平田さんの主張は私にはあまりすっとは入ってこない。むしろ平田さんの主張は演劇論というよりも教育論であるように思われるのだ。学校の中でどのように人間関係を構築していくのかという点に彼の興味はあるのではないか。あるいは人間関係の複雑性を認知させ、その中でどのようにふるまうべきかを問うているように思われる。
平田さんの主張は賛同するにしても批判するにしても、理論としておもしろく考えるべき点がたくさんある。演劇関係者や、教育関係者は読むべき本だと思う。
平田さんの主張はわからなくはないのだが、私にとっての演劇の醍醐味は人間の関係性がもっと象徴的に表れるところにある。明確なストーリーの中に人間のドラマがうまれその表現に感動するのである。だから平田さんの主張は私にはあまりすっとは入ってこない。むしろ平田さんの主張は演劇論というよりも教育論であるように思われるのだ。学校の中でどのように人間関係を構築していくのかという点に彼の興味はあるのではないか。あるいは人間関係の複雑性を認知させ、その中でどのようにふるまうべきかを問うているように思われる。
平田さんの主張は賛同するにしても批判するにしても、理論としておもしろく考えるべき点がたくさんある。演劇関係者や、教育関係者は読むべき本だと思う。
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