世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

シリーズ①:パノムルン遺跡・その2

2016-10-08 10:11:01 | イサーン

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靄っているうえに写真映りもイマイチで恐縮である。写真は主祠堂入口の踊るシバ神(破風)と、横たわるビシュヌ神(リンテル・まぐさ石)である。

破風の踊るシバ神にスポットを当てたのが、下の写真である。この踊るシバ神像は現代のヒンズー寺院で多く見ることができる。

下はリンテル(まぐさ石)に描かれた横たわるビシュヌ神である。以下もそうであるが、当該パノムルン遺跡はヒンズーの神々で溢れており、北タイと大きく様相が異なる。

確か主祠堂内だったと思うが、リンガがヨ二を台座に鎮座している。ヒンズーはもとよりバラモンである。

デバターも見ることができる。クメール人の容貌そのものである。国鉄コラート駅に到着したとき、似た女性に遭遇した。感激したことは云うまでもない。

 

聖なる牛・ナンディン。ナンディンは破壊の神・シバ神の乗り物で、クメールの建物装飾に必須のアイテムである。

猿たちに運ばれるシーター(破風)であろうか?シーターはラーマーヤナに登場するラーマ王子の妃である。下はラーマーヤナの戦いのシーンであると思われる。

いずれにしても大粒の雨で、十分かつ良い写真を撮ることができなかった。建物全体像も撮影できず、多少残念との気持ちが残っている。

次回は、シリーズ①・その3として参道の左脇に在る、インフォーメーションセンターを紹介したい。




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