世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

シリーズ②:ムアン・タム遺跡・その1

2016-10-10 08:04:33 | イサーン

<続き>

パノムルンと異なり平地に存在する。すぐ横は貯水池(バライ)である。11世紀のバプーオン様式のヒンズー寺院と云われている。

左右対称の構成で、楼門を持つ外壁、砂岩の内回廊、煉瓦の祠堂群が建っている。パンフレットには主要なリンテル(まぐさ石)が紹介されている。先ず遺跡入り口の左にインフォメーションセンターがある。

そこにはレプリカであるが、シバ神とパールバティ(ウマ)の婚姻と名付けられたリンテルが展示されている。レプリカといえども直近で見れるのが嬉しい。

雨で参道は水浸し、アプローチに苦労したが、ムアン・タム遺跡にたどり着くことができた。

アプローチ中のムアン・タム遺跡、御覧のように一面水浸しである。

写真は楼門で、破風とリンテルに彫刻がある。下はリンテルで大蛇と戦うクリシュナが彫られている。

一歩進むと、楼門の中ほどに、下写真のカーラに乗る神を見ることができる。左右対称でよく彫り込まれている。

楼門を更に進むと、内回廊と祠堂群となる。その祠堂群を望んだ写真が、下の写真である。

内回廊の周辺4隅に、内回廊を囲むように鈎型の池が4カ所に配置されている。

以下、内回廊の建物を掲載する。全体的にはパノムルン遺跡を小型にしたようなイメージである。

以降については、次回紹介することとしたい。




                                  <続く>