<続き>
●魅了するカロン陶磁・#4
今回は蓋付壺や少し大き目の盒子、さらにケンディーや水注の類を紹介する。先ず盒子である。

盒子と呼ぶには何か違和感も感ずるが、適当な表現がみあたらない。形は様々である。

次は蓋付壺で、紐は擬宝珠で胴には牡丹唐草が描かれている。このような絵柄は元染の影響と考えている。
胴は飾窓で四区画に区切られ、その中に花文を取り囲むように鳳凰が配置されている。北タイでよく顔をだすハムサ(ハンサ)ではなく、鳳凰である。元染の影響以外の何物でもなかろう。


シーサッチャナーライにも種々の水注をみるが種類の多様さは、カロンが上回るのではないかと、思えるほど豊富である。所謂単純なケンディーの形は、少数であった。
<続く>
●魅了するカロン陶磁・#4
今回は蓋付壺や少し大き目の盒子、さらにケンディーや水注の類を紹介する。先ず盒子である。








<続く>