東京老人Tokyorojin

こごとじじい増山静男のブログです。

小田急へのこごと 2

2006年07月23日 10時24分53秒 | 交通
ロマンスカー 2

現在走っている電車は次の5種類です。

1.連接車11連(lse、7000系)
一番古いタイプが、一番カッコイイ、これで何の問題点もありません。

2.同、ハイデッカー型(hise、10,000系)
床を上げたため、バリアフリー化に問題が生じ、廃車にしようとしています。

3.御殿場乗り入れ用(rse、20,000系)
JRとの会議で連接車が否定されたのでしょう、普通の20m車です。これもハイデッカーにしたのは考えが足りなかったといえましょう。(JRは普通床)

4.続いて普通の20m車です(exe、30,000系)
窓の上下方向が異様にデカイのですが、なんと、車内に入ると普通の高さ、つまり窓ガラスの上のほうはダミーという、こういうのは嫌いです。そのためガラスはスモークになっていて鬱陶しいです。渋いというか、存在感のないカラーで、多分子供には大不評だったのでしょう。

5.最新の連接10連(VSE、50,000系)
それで、また連接に戻して、かっこいいでしょう、と自称する電車です。ところが一番古いLSEのほうがデザイン的には数段いいとしかいえません。特に、台車部覆いがいけない。無理に後付けしたようで格好悪いです。滑らかにボデイと一体化していないといけません。乗り心地は(元に戻って)いいです。又インテリアも、それなり、とはいえます。

まとめ

小田急の車両作りには、一貫性がありません。

せっかく SE車以来、連接構造を研究し、LSE形でデザイン、機能とも申し分ないものを作り上げたにも係らず、その後、不要なハイデッカーにしたり、普通の20m車にしたり、また連接構造に戻したり、めちゃくちゃです。

車窓を楽しめる区間は渋沢付近、登山線内と、ほんの少々しかありません。ハイデッカーである必要のある区間は、ない、といっていいでしょう。展望車誕生以来久しいが、毎年、線路脇に季節の花の木を植樹していたらどうだったでしょうか。