東京老人Tokyorojin

こごとじじい増山静男のブログです。

林芙美子 浮雲

2007年07月20日 19時29分31秒 | 国内旅行
屋久島を印象づけた浮雲を読もうと思いました。
普通の本屋に行くと「林」は全て真理子ですね。ついこのあいだデビュしたとおもったのに、、、
近所の区立図書館一冊あったが貸し出し中。そこで都立中央図書館に行ってきました。
浮雲おもしろかった。
戦前ベトナムにいっていい生活、戦後のどん底の中で農林省役人との不倫小説ですが、伊香保温泉、屋久島と貧乏から無縁になった芙美子がロケをしながら小説を書けるのは幸せだったろうと思います。

この小説を最期に彼女はなくなったのですね。すこし飛ばして読んだのですが伊香保でもう一人不倫をしてしまう男にはあきれてしまいます。

屋久島での最期は、映画が強烈な印象になっているようです。こんどもう一回観てみましょう。映画も観たい時に見られるいい時代になったものです。