高校一年の娘は、私の影響を強く受けているから、音楽の嗜好が私と似ている。
幼稚園の年長から浜田省吾を聞き、小学二年で椎名林檎にロックを感じ、小学三年で倖田來未、宇多田ヒカルの良さを知った。
その後、安室奈美恵、加藤ミリヤ、ブルーハーツ、ジャンヌ・ダルクなどもお気に入りのアーティストに加わった。
そんな娘が、初めて自分の意思で好きになったアーティストが、YUIだった。
小学四年のときだ。
「feel my soul」
その歌を初めて聴いたとき、「うわっ! これ、いいよ。声もいいし、メロディも私好みだよぉ!」と言ったのである。
それは、「不機嫌なジーン」というテレビドラマのエンディングテーマとして流れたものだった。
一緒に、そのドラマを観ていた私には、今ひとつピンと来なかったのだが、娘は「このCD欲しい、買って!」と強くねだったのだった。
次の日にCDを買って帰ると、娘は、それを20回以上繰り返し聴いて、「ああ! すごい! 惚れたぜ!」と叫ぶのである。
どの部分が気に入った? と私が聞くと、娘は、「声、詞、メロディ、全部!」と言って、ガッツポーズを作るのだ。
それほど、気に入ったようだ。
それ以来、オリジナル・アルバム6枚を買い揃えた娘は、かなりのローテーションで、YUIの歌を聴いている。
友だちと行くカラオケでも、よく歌っているようだ。
そして、テレビでYUIの歌う姿を見ると、「いいなあ、可愛いなあ、抱きしめたくなるぜ」などと言って、変な興奮の仕方をしている。
私が、歌詞がいいって言ってたけど、どのへんがいいんだ、と聞くと、「歌に、嘘がない気がする。素直に自分の感情を自分の言葉で表現して、強い表現ではないけど、深いメッセージも込められている気がするんだよね。メロディも親しみやすいけど、うねるような感じの音程の波があって、感情移入しやすいんだ。まあ・・・・・だから、全部だな」と、娘も自分なりの表現で答えてくれた。
一番好きな歌は、「My Generation」。
「弱さに支配されていた」の部分で、卒倒しそうになったという。
「夢にまで見たような世界は/争いもなく平和な日常/でも現実は日々トラブッて」と歌う「Rolling Star」にも感情移入しているらしい。
そして、YUIは、「自分と一緒に、歩いているような存在なんだよ」とも言っている。
「Tokyo」って歌を聴いてみろよ、と言われた。
「ミディアムバラードの歌なんだけど、少女の気持ちをYUIの澄んだ声で歌われると、自分がまるでその場にいるような気になるんだよ。
泣けるぞ、この歌は」
確かに、少し泣けた。
幼稚園の年長から浜田省吾を聞き、小学二年で椎名林檎にロックを感じ、小学三年で倖田來未、宇多田ヒカルの良さを知った。
その後、安室奈美恵、加藤ミリヤ、ブルーハーツ、ジャンヌ・ダルクなどもお気に入りのアーティストに加わった。
そんな娘が、初めて自分の意思で好きになったアーティストが、YUIだった。
小学四年のときだ。
「feel my soul」
その歌を初めて聴いたとき、「うわっ! これ、いいよ。声もいいし、メロディも私好みだよぉ!」と言ったのである。
それは、「不機嫌なジーン」というテレビドラマのエンディングテーマとして流れたものだった。
一緒に、そのドラマを観ていた私には、今ひとつピンと来なかったのだが、娘は「このCD欲しい、買って!」と強くねだったのだった。
次の日にCDを買って帰ると、娘は、それを20回以上繰り返し聴いて、「ああ! すごい! 惚れたぜ!」と叫ぶのである。
どの部分が気に入った? と私が聞くと、娘は、「声、詞、メロディ、全部!」と言って、ガッツポーズを作るのだ。
それほど、気に入ったようだ。
それ以来、オリジナル・アルバム6枚を買い揃えた娘は、かなりのローテーションで、YUIの歌を聴いている。
友だちと行くカラオケでも、よく歌っているようだ。
そして、テレビでYUIの歌う姿を見ると、「いいなあ、可愛いなあ、抱きしめたくなるぜ」などと言って、変な興奮の仕方をしている。
私が、歌詞がいいって言ってたけど、どのへんがいいんだ、と聞くと、「歌に、嘘がない気がする。素直に自分の感情を自分の言葉で表現して、強い表現ではないけど、深いメッセージも込められている気がするんだよね。メロディも親しみやすいけど、うねるような感じの音程の波があって、感情移入しやすいんだ。まあ・・・・・だから、全部だな」と、娘も自分なりの表現で答えてくれた。
一番好きな歌は、「My Generation」。
「弱さに支配されていた」の部分で、卒倒しそうになったという。
「夢にまで見たような世界は/争いもなく平和な日常/でも現実は日々トラブッて」と歌う「Rolling Star」にも感情移入しているらしい。
そして、YUIは、「自分と一緒に、歩いているような存在なんだよ」とも言っている。
「Tokyo」って歌を聴いてみろよ、と言われた。
「ミディアムバラードの歌なんだけど、少女の気持ちをYUIの澄んだ声で歌われると、自分がまるでその場にいるような気になるんだよ。
泣けるぞ、この歌は」
確かに、少し泣けた。