本日、鈴木淳監督と来季の契約を結ばないことがクラブから発表された。
今年で契約が切れる鈴木監督とは、契約延長が規定路線と思っていたんで最初は契約延長を打診したけど監督に断られたのかと思ったが、実際のところはクラブの判断だったようだ。
淳さんが新潟の監督に就任して4年。最初の試合で見せたポゼッションサッカーの片鱗は今でも忘れない。当時の新潟のメンバーではほとんど死語と思えるポゼッションという言葉。これがその試合で見れたんだよなぁ。まー、試合は0-6だっけか…ボロボロだったんだけどさ、間違いなく今の新潟のベースがあの試合にはあったよなぁ。
反町さんから淳さんに監督が交代したとき、J1で2シーズン闘ったチームとはいえ、ほとんどJ1のチームとしての上積みが無い状態でバトンを受け取ったと思う。それくらい、当時の新潟は弱かった。ほんと、残留以外に目標がもてないチームだったと思う。
それがどうだ。今のチームはなんて多くの財産をもっているのだろう。願わくば淳さんの残してくれた財産を無駄にすることなく、クラブとまだ見ぬ新監督にはさらなるチームの成長を我々に見せてくれることを期待したい。
監督交代はとても残念だが、クラブの判断も理解できる。今季、過去最高の戦いを見せてくれた監督を交代する理由はひとつしかないはずだ。
もっと上を目指す。
そういうことだよね。そこには当然リスクもあるわけだけどさ。
誰が新監督に就任するのかは分からない。でも、新潟の色だけは消さないでくれ。反町さんから淳さんに監督が代わったときも、新潟の良い部分は残された。今後もそうあってほしい。
淳さんには本当に感謝しています。でも、まだ試合が残っているんでご苦労様とは言わない。
天皇杯とJリーグ4試合。
鈴木淳監督、4年間の集大成を見守りたいと思う。