メタリックアルビ

アルビとメタルと時々山

北岳(と間ノ岳)2日目

2018-07-17 22:51:53 | 山行
7月14日、今日はいよいよ北岳に登りますぞ。
ヘッドランプが不要になるくらいまで明るくなるのを待って、白根御池小屋を4:30スタート。
ご覧の通り、いきなり草スベリの急登でございます。


4:58、鳳凰山からご来光が。
新しいニッポンの夜明けぜよ。

……さて、先へ進みますか。

急だから短時間で高度は稼げます、そろそろ森林限界越しそう。


高木が無くなり草原状の場所に出ました。
   
このあたりはシナノキンバイがたくさん咲いております。

これは何のつぼみだろ?


もうすぐ北岳の稜線に出られそうですね。


稜線到着~、景色はなかなかやべーですね。
  
甲斐駒ケ岳や仙丈ケ岳、雲の海に浮かぶ八ヶ岳や中央アルプス、北アルプスも見えているよ。

もちろん北岳も。


咲いている花も少し変わってきました。ハクサンイチゲが一番多かったかな。
   
歩くペースは変わらないけど、写真撮っているからなかなか進まない。。。

北岳肩ノ小屋まで来ました。ここで標高3000m、あと少しです。


あの左上のでっぱりがピークかな?

と思ったんだけど、ニセピークでした。

まあ、でもすぐに本物のピークに到着。
北岳の標識が朝日に照らされてほとんど読み取れないけど、標高3193m日本第2位の標高を誇る北岳山頂です。

白根御池からは2時間40分ほど。まだ7:00過ぎなので当然間ノ岳へ進みます。

富士山とか、次に目指す間ノ岳とか。
 

北岳山頂付近は岩稜帯ですが、花はたくさん咲いています。
こいつとか、どこに根を張ってんだ?


北岳を振り返ったり、花の写真を撮ったり、のんびり歩いています。
  

間ノ岳までは北岳山荘まで300m弱下って、また300m弱登り返します。
北岳山荘あたりでちょっと疲れましてしばらく放心していました(このあたり、写真も無い)。。。

途中の中白根山ってところで北岳を振り返る。

暑くて水分をかなり摂取しています。
そういや、北岳山荘も飲料水は無料で使えました。

間ノ岳まで、もうそんなにたいした登りは無い。。。


着ーいーたー。標高3190m、間ノ岳山頂です。ちょっと雲が増えてきましたね。

1日で百名山2つと日本の標高2位、3位を登りました(間ノ岳は正確には4位だろうが)。
北岳に匹敵する標高を誇るけど、登山者の数は数分の1みたいね。

歩いてきた方向。

農鳥岳方面(雲で見えない)。

塩見岳と南アルプス南部方面。


山頂にはライチョウもいました。

チビも2羽いたけど、ハイマツに隠れて見えない。

ちょっと長めに休憩して、10:40いよいよ下山します。
広河原までのCTが6:05、最終の甲府行バスが16:40、長い下りですなー。

下山を始めてすぐに別のライチョウが登山道のど真ん中で砂浴びしていました。人なんて全く意に介さないといった雰囲気。


こういう紫の花は好きです。
 

間ノ岳の北側斜面。氷河か雪崩に削られたのか、滑らかな斜面すなー。


帰りはさすがに北岳は越えません。

北岳山荘から八本歯のコルを経由して下山します。

その八本歯のコル前後はこんな道です。超急な下りが足に容赦なくダメージを与えてきます。
 
しかも登山者が大勢来るので待ち時間も大量に必要、CTよりぜんぜん遅れています。

このコースは北岳バットレスという岩壁が間近に見えます。
クライマーが2人取りついていますね。


だいぶ小さくなっているけど、大樺沢の雪渓。すでに夏道になっているんで、雪渓上を歩くことはありません。


このあと二俣分岐で白根御池方面へ分け、本日のスタート地点へ帰ってきました。

写真は無いけど、3連休初日です。テントの数がやべーことになっています。

この後はちょっとスピードアップして広河原まで下りました。
広河原には16:10着、最終バスには余裕をもって到着できましたが脚がもう死んでいます。。。
連休初日に帰る人はあまりいませんよね、バスは3台いたけど1台に全員乗れました。

いやー、歩行距離こそ15kmくらいの1日ですが、標高3000m以上でアップダウンあり、さらに日差しが強いなか
11時間半の歩行はなかなか堪えました。
でも、大変でしたが間ノ岳まで行けて非常に充実した2日間になりましたね。
南アルプスは北部しか行っていませんが、他はアプローチのきついところばかり。
なかなか次ってわけにはいかんですなー。
コメント (2)
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