杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

『輪になろう日本酒』に参戦!

2011-09-26 11:35:18 | 地酒

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 9月23日(金・祝)は東京ドーム・プリズムホームで『東日本大震災復興イベント 輪になろう日本酒~日本の絆を深めよう』が開催されました。全国から名だたる蔵元195社が集結した大試飲会。これほどの規模の試飲会や地酒まつりに参加する機会は久しぶり。しかもその場でお酒のチャリティ即売もしてくれるというので、やたら熱くなってしまいました

 

 

 その前に立ち寄ったのが東京国立博物館で25日まで開催の『空海と密教美術展』京都・東寺のマンダラ仏像群を360度・間近に観られる貴重な展示会で、もっと早く行きたかったんですが、ギリギリになってしまいました。

 

 仏像界きってのイケメン・帝釈天は、お背中の衣のビラビラまで繊細で美しかった・・・。今まで拝観する機会のなかった大阪・獅子窟寺の薬師如来や、香川・聖通寺の千手観音菩薩も素晴らしい。仏教文化がこれほど昇華し、今もって維持保存されているのが、インドや中国や朝鮮半島ではなく、日本だったということを今さらながらに不可思議に思います。日本人ってふだんはお寺さんをお葬式や法事のときぐらいしか利用しないのにね。

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 ・・・久しぶりに訪れた東京国立博物館の本館と平成館のすき間から、東京スカイツリーがどんぴしゃで見えてビックリでした。

 

 

 

 

 

 美しいみ仏たちに心洗われたというのに、夕方からは煩悩の世界へまっしぐら(苦笑)。『輪になろう日本酒』会場では、まず真っ先に静岡の蔵元ブースにご挨拶。磯自慢、開運、臥龍梅、喜久醉、正雪、白隠正宗、初亀、若竹の計8社が参加してました。

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若竹さんは「おんな泣かせ」の新パッケージをお披露目されてました。故・栗田覚一郎さんの書が描かれたおなじみのパッケージがなくなってしまったのは少々さみしい気もしますが、新しいパッケージはモダン和風で粋ですね。10月下旬に発売予定だそうです。

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 次に、先日しずおか地酒サロンで来静してくださった松崎晴雄さん・典子さん&山本洋子さんが担当する「十四代」のブースへ。この3人が「十四代」をプレゼンするなんてすごーいプレミアムなんですが、知らない人は「蔵元さんですか~?」なんて気軽に声をかけてました(笑)。

 

 

 

 2時間という時間制限の中で、200社近くを制覇するのはとても無理で、個人的に好きな福井の「早瀬浦」や富山の「満寿泉」、被災されて気になっていた宮城・石巻の「墨廼江」、松崎さんから「要注目エリア」と教えてもらった滋賀県&佐賀県の各銘柄をピンポイントで回りました。

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 先日やはり静岡へ来てくださった里見美香さんや牟礼博樹さんが受付ボランティアをされていたので、水をもらって休憩しながら、ライブステージのラスト・君嶋哲至さん(横浜君嶋屋)がボーカルを、望月正明さん(正雪)がドラムを担当するSAKEバンド『Mystic Water』の演奏まで拝聴し、各ブースで買い集めた酒をぶら下げながら、ほろ酔い気分で帰りました。

 

 

 

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 準備時間があまりなかったと聞きましたが、それでもこれほどの規模の試飲会が実現できるなんて、日本酒を愛する人々の熱意ってやっぱりスゴイ。 

 東京では立派なホテルやホール等で行う業界組合のイベントが恒例化しているけど、この会は、「本当に日本酒が好きな人が、好きな人たちのために、ゲリラ的に実行した」感じがして愉しかった。なんといっても、蔵元ブースで試飲してその場で買えるっていうのがよかったな。これ、中間業者さんの理解や協力がなければできないことですよね。

 

 実行委員会のみなさま、本当にお疲れさまでした&ありがとうございました。