村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

5.多くの日本人が過去を清算し来年の希望を新たにせずに年を越す。年末大掃除の意義は大きい

2005-12-25 11:10:21 | 暮らし
今年も、いよいよ、押し詰まってきましたが、今年一年の後始末と来年の準備をやっていますか?
私は、年末に年頭所感をここ6年間毎年ホームページに書いてきました。当初は私自身でも、馬鹿げた大げさなことやっていると思っていましたし、結果も芳しくなかったのですが、6年も続けるうちに最近「こりゃ結構役にたつわい」と思うようになって、年々真剣に書くようになってきたのです。
昔は、日本人は皆全員、年末には真剣に大掃除をやっていたものです。今は、そういう日本古来の意識も行為もなくなってしまったのですが、そうやって思いをはせると昔、2,3日もかけて町内全家庭・家族全員がよくも大掛かりな大掃除をやっていたなーと感慨深いものがあります。「昔の日本人は地味で質素だったが、立派だったなー」。だって大掃除を真剣かつ一斉にやるんですから、それは「すげーもんでありました」ごみ拾いのおっちゃんやおばちゃん(リサイクルマン)なんかがいて、稼ぎ時とがんばっていましたっけ。
そういう点では、昔の日本は、今の進歩した日本の数倍立派で凄かったですね。それに引き換え現代は格好や見てくれは良くなったものの、大幅に無精者で横着でボロボロで性根が弱くなったような気がします。
少なくとも昔の日本人が持っていた和の精神・大和魂というか、人間のハート・スピリット・ハングリー精神・ガッツ・エレガンス・魂・意欲を失ったような気がします。年末の大掃除どころか日々の掃除さえしなくなって家は汚いだけでなく美的感覚から言っても殺伐としたものになっているのです。
本来横着で質の悪い人間が年末にすべきことは、

①不要物の廃棄
②資料・情報の整理・整頓
③室内のレイアウト改善
④ホームページの整理・整頓・清潔
⑤一年間の行状・実態調査
⑥一年の反省・問題点抽出
⑦来年の抱負・方針作成
⑧来年の重点3課題設定
⑨引きずっている大きな問題点の根本処置(過去の精算)
⑩過去の悪いことは忘れる(いわゆる忘年)
⑪気持ち・気分の一新
⑫来年に明確な目標をかかげ明るく・元気で新年を迎える

古い昔の習慣が良いとか悪いとかでなく、人間や生き物は、1年を区切りに、新たに生まれ変わるべきなんです。年を越して尚、昨年の駄目をブル下げ引きずったままでは、正月及び年末の意味はありません。
そういう意味で大事なのは、新年でなく、むしろ年末の一月なんです。残りの一週間をいかに調査・分析・評価・対策立案にかけるかが来年の貴方の幸か不幸かを分けるのです。
年末に、忘年会をして大騒ぎするのは良いのですが、酒のみ、くだまくだけでなく、忘年会に関する認識を大きく変えて、忘年会の参加者と有意義な対話をして少しでも反省や来年の飛躍に結びつくものにすべきだと思います。
こういう頭の切り替えができない人は、いつまで経ってもウダツがあがらないし、彼女もできないし、金儲けも、楽しい人生もできないまま取り残されていくのでしょうね。それほど、年末の1週間はたかが1週間ではありますが、心構え次第で貴方の人生は、毎年大き変わって行くのです。
まあ、もっとも大反省・大掃除は年末にまとめてやるのでなく、日々・朝な夕な、普段にやっておくことが、更にレベルの高い人間なんです。
でも、せめて・せめても一年の終わりくらい、物と心の大掃除をしてみて下さい。そして、できればというより必ず、それを毎年続けて、書き物に残して下さい。


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