村上和隆
12~3月:京都市伏見区深草出羽屋敷町23ファミール伏見B905
4~11月:滋賀県高島市安曇川町長尾字上塚野1189-10
電話:090-6750-7889 メール:meico_murakami@mail.goo.ne.jp
新:村上和隆総合支援&村上原基人生勉強会
新:関西ISOシニアコンサルタントネットワーク
台東区立育英小学校⇒台東中学校⇒都立白鴎高校⇒東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク創業⇒人生勉強会創設
お久しぶりです、目下人生勉強会立ち上げに取り組んでいます
いつでも気軽に人生相談や人生談義にお越し下さい⇒滋賀人生勉強会・クリック
「東北や原発は立ち直ったが、気がついたら、日本が崩壊し駄目になっていた」の恐れ
東北大地震以降のテレビの報道を見ていると義捐金や支援は、日本中や世界中の人のかつてないほどの優しさを感じる。
なにか勇気が出てきて、一瞬、深刻ささえも忘れそうになる。
以前から日本が世界から置き去りにされているところに巨大災害で世界中は「これで日本もいよいよ、おしまい」と思ったに違いない。
世界は、日本を心の底から哀れんでくれていることを実感させられている。
こんな巨大な災害でも被災者が冷静で平然としていることを相当に関心したようだ、
海外からは、今回の巨大災害で更に再生不可能なほど日本がひどい状況になったことを知っているのだ
しかし今回の大地震は、日本の息の根をとめるような厳しい一撃なのだ。
今回の地震が起こる以前、この国は世界にも稀な深刻な状況であり、状況は改善されるどころかますます悪化し続けていたのだ。
地震+津波+原発事故+電力不足+更なる財政負担 = 日本の更なる弱体化なのだ
まあ神様もきついもので、地震だけでなく津波と原発と停電だ、相当に神様の怒りを買ったのだろうか
政治も国民も企業も力はどんどん弱まり、その対策は何一つ見出せていないのだ。
そういうときに神風のように何か、日本にとって良いきっかけでも来たのならともかく、
貧乏老人の末期癌の患者に更に、事故で財産を全て失い、複雑骨折や内臓破裂したようなのが、東北大地震である。
元気を出さないといけないが、東北大地震は、日本人が元気を出すようなものでも、元気を出せば解決できるものでもない。
大災害の直後で気が張っているが、多分一月後には疲れはて、
政治家も旧態依然、お粗末なのも、いくらも変わりそうもない。
もし日本が元気を出せるとすれば、一つだけ方法はあるにはある、その方法は
日本が政治家・企業・国民が、相当に心を入れ替えることだ。
いっとき、小泉さんが「痛みを我慢して欲しい」と言った
戦時中は「欲しがりません勝つまでは」と言ったように
あらゆる苦しい状況を甘んじて受け入れるような未だ嘗てない劇的な大きな変革を遂げないといけない
例えば、
・あらゆる贅沢を排除するとか、
・安い給与でも必死に仕事するとか、
・国家のために国民はあらゆる協力をするとか、
・政治家・役人の給与を1/3にするとか消費税を15%にするとか、
・政治家・役人は挙国一致内閣で国家再建に全力を挙げるとか、
・安易に病院に頼らないとか・・・・あらゆる我慢と努力が必要だ
とにかく全ての個人的な欲望を犠牲にし、国家再建のために力を結集することである、あらゆる依存も甘えも許されない
今後増税・電力料金やガス水道料金や食料などの価格が上昇し、デフレからインフレになる可能性も否定できない
多くの人がいくら「今回の大地震で心を入れ替えた」と言っても、
多分こんな厳しさを受け入れることはしないから、日本は今後もどんどん元気を失い数年以内で「ここまで崩壊するか」というような悲惨な状況になるのは必至だ。
無能な政治家が党派を超えて一致団結し、政治家が従来にないリーダーシップを見せない限り、もうこの国はすでに終焉を迎えている。
そういうことがここ2~3年以内に嫌というほど明らかになってくるに違いない。
「元気になろうとか・乗り越えられる・日本は必ず再生する」とかお題目を言うのは勝手だが、なんの具体策もなし・リーダーも不在という状態では、絵に描いた餅でしかない。
いいですか
東北地震以前も深刻な状況のこの国が更にとんでもない苦悩に晒されていることを肝に銘じなくてはならないのですよ。
今は、第二次大戦後ではない、ボランテイアや義捐金や助け合いなんかでこの国が再生することはありえないのだ。
第二次大戦後はゼロからの出発であり、若者が多く、日本の有利性もあり、経済発展の可能性も膨大であった
また阪神大震災のときとは規模も事情も全く違う
厳しい現実を地震によって紛らわすようなことがあってはならない。
地震の復興も大変だが、元々この国にはその百倍くらいの大問題があることを忘れてはならない。
政治家に頼るのは非常に難しい、今更急に有能な政治家が出てくるわけではない
そうなれば頼れるのは自分だけでということになりそうだ
こんなことを言いたくはなかったが、どうも日本人は上から下まで、かなり甘過ぎる。
今回、「普通に暮らせることの有り難さ知った」という人が多いが、そんなレベルではもう日本のあまりにも大きな問題は解決できるもんではない。
地震の報道もいいが、この国の政治・経済・高齢化・暮らしの大問題をもっと真剣に考えるべきではないのか
日本が末期癌の患者であることを忘れてはいませんか?
事故による骨折は直っても、大きな後遺症が残り、元々の末期癌は更に進行していくのが悲しい現実である。
しかも東北が立ち直るまでに、事故による骨折は、今後も数回繰り返されるはずなのだ
日本の未曾有の危機に対して厳しさをしっかり認識し、意識や行動を抜本的に改革し、困難な状況としっかり向き合った人や企業だけが、どうにか、やっとのことで生き残れることになりそうだ。