村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

第41号 村上和隆の人生塾「一言」     何故・何故・何故・・・・・・と10回以上繰り返し質問

2008-06-28 06:15:14 | 人生
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:東京出身-大阪赴任-京都事務所-滋賀田舎暮し (東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)

※お知らせ:今後4~11月は事務所が滋賀の山中になるため毎日掲載できなくなります、やや日があきますが了解下さい

41.「何故・何故・何故・・・・・・と10回以上繰り返し質問せよ」

「何故・何故・何故・・・・・・と10回以上繰り返し質問せよ」と教えてくれた人がいましたが、人間より下等な生き物は、何故なんてことを深く考えないのです。
ある業績の良い会社では「3度ナゼを言え」といって成果を出している会社もあります。

そんなことを全ての生き物が考えたら地球上は、むしろ凄く混乱してしまうでしょう。
しかしなぜか人間だけは「何故?」と考えられるんです。ということは、人間であれば「何故と考えないと価値がない」ということを意味します。

子供はしばしば「何故?」って頻繁に聴きますが、「煩い!」なんて親のほうが苛立ってしまいますね。でも本来人間はわからないことばかりなのです。
しかし、いつか、人間は中途半端に社会に同化して、わかったような振りをするようになり、「何故?」という最も大事な疑問の投げかけを、あっさりと捨て去るのです。世の中は進歩し便利になり豊になっていきます。
そういう過程で人間はだんだん大きな勘違いへの道を歩んでいくのです。
そこでやはり一度踏みとどまって「何故?」と深く考えてみないといけないのです。

人生は一生死ぬまで、「なぜ?」を追求するものなんですから。「何故?」を追求しなくなったら人間御終いです。
便利・豊か・安全・平和・快適・・・・それが当たり前の若者が増加していることは、「何故?」を考えない人の増加を意味します。
「何故?」を知っていて疑問に思わないのであれば素晴らしいことなんですが、何もわからない人間が日々の暮らしにおいて「何故?」を考えないようになったとき、国家も人類もそう遠くなく滅亡していく運命にあるようです。

昔は、人々は四六時中「何故?」を考えていたはずです。そうしないと生きていけなかったからです。
歴史遺産の建造物の解体修理なんかで細部を見ると、科学や機械に依存する現代人には思いもよらぬ知恵や工夫が潜んでいて驚かされることが多いそうです。

”知恵とは=何故という疑問”ですよ。

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第40号 村上和隆の人生塾「一言」     生とは思っているより、無限に奥深いもの

2008-06-27 03:57:03 | 人生
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:東京出身-大阪赴任-京都事務所-滋賀田舎暮し (東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)

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40.人生とは思っているより、無限に奥深いものである

「人生とは?」なんてことを真剣に考えたことがあるでしょうか?一般的に最近豊かさや便利さの中で、ハングリー精神もなくなり、人間の存在価値が減少し、人生の重みはどんどん軽くなっているように思います。

最近、簡単に他人を怪我させ、虐め、殺す又は自らを追い込み自殺してしまうということなどが、その表れでしょう。

しかし人間という驚くほどすごい能力を持った生き物の人生は、本来かなり重く、奥深いものであるはずなんです。

ところで、貴方はご自分の人生をどれほど重く、奥深いものと認識していますか?多分あまり大した事とは自覚はされていないのではないでしょうか?
人としての自分は、すごく低い確率のとてつもない偶然で出現し、たった一回きりしかない人生を貰ったのです。
それだけでも、人生の価値の重大性は想像をはるかに超えたものです。ところが人生を楽に過ごしたい・人生を遊んで過ごしたい・人生をまあ、そこそこ大過なく過ごしたいうような浅薄・軽薄な認識の人が多くなっているようです。

人生は
 ・一度だけのもの
 ・奥深いもの
 ・波乱万丈のもの
 ・やがては終わってしまうもの
 ・素晴らしいもの
 ・深くじっくり味わうもの
 ・失敗や苦労や悩みがつきもの
 ・自分だけのもの
 ・かけがえのない大切なもの
 ・世界一価値のあるもの
 ・より精神的なもの
   ・・・・なのであります。

最高の宝石・最高の芸術・最高の製品の数倍も価値があり、贅沢であり、楽しきものであるはずなんです。

現代のように科学が進歩し、あまりにも物質文明や経済システム及び社会システムに依存し・毒され過ぎたことによって、人間の価値・人生の値打ちが見失われてしまったのは、何とも残念なことです。

とてつもなく多くの人間がうごめく都会でコンクリートの無機質な環境で、汚れきった空気を吸い、騒音と夜のネオンサイン、人や自然の温もりも実感せずに、自分自身を都会の塵やゴミのような認識して暮らしていると、どんどん人間としての輝きが失われていくような気がしてなりません。

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第39号 村上和隆の人生塾「一言」     大半の人は偽者の幸福を追い求める

2008-06-26 02:56:49 | 人生
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:東京出身-大阪赴任-京都事務所-滋賀田舎暮し (東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)

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39.幸福に本物と偽者があるが、大半の人は偽者の幸福を追い求めるから悩みが増えるのです

こんな便利で豊かな社会になったというのに
 「私は幸福ではない」
 「もっと幸福になりたい」
なんて言う人が多いのは一体なんということでしょう?
何かおかしいのです。十分幸せなはずなんです、それどころか過剰に幸せなんです。

それなのにもっと幸せになんて考えること自体何か異常なことがあるのです。

私なりに考えることは「今日本の現代人の多くが手にしている幸福は偽者だということです」偽者の幸福は、幸福を実感できない・幸福に限りがないというのが特徴です。
幸福なんてのが周囲に具体的にころがっているのではないのです。
一見不幸なことも含めて、どんなことであれ、本人がそれを幸福と感じるかどうかなんです。
すなわち幸福というものは存在しないが、幸福感は存在するんです。不幸というものがあるのではなく、不幸感が存在するのです。

例えば病気になって長い療養を強いられたとします、不幸というものがあるとすればそれは不幸なんでしょう、しかしそれを不幸と感じなければ不幸ではないのです。
幸福や不幸なんて勝手に自分で決め付け思い込んでいるだけなんです。
長い療養も、これは神から与えられた賜物や導きと思えば、又は病気したんだから療養するのが当たり前と考えれば確かに辛いかもしれませんが、不幸ではないのです。

またすごい貧乏でも今日一日病気せず、ご飯を食べ、寝るところもあれば、幸福だと思う人には、それでも幸福なんです。

さて本物の幸福とはいかなるものか?

私なりに言わして戴くと、自然に擦り寄る・自然の摂理に従う・自然の意志にまかす・自然の恩愛に感謝する・自然の状態に近い暮らしをする・自然に振舞う・・・そして「何が起きても、それは自然の意志である、自然からの啓示」であると明るく元気で生きることだと思うのです。

小賢しい人間のエゴや人間の欲や猿知恵や愚行を反省し、根本的に是正することです。都会の人間は、いかにも不自然です。
頭でっかちの知識人なんてものを、安易に受け入れてはいけないのです。

いくら頑張ったところで、不自然さからは偽者の幸福追求しか生まれてきません。
自然の生き方をし、嫌なこと・苦しいことでも、何事にも『幸福感』を抱いて暮らすことなんです。

まあそう言ったところでわからない人は、いつまでも幸福というものがどこかにあると信じ込み、あれやこれや偽者の宝探しのような幸福追求を止めようとはしないのです。

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第38号 村上和隆の人生塾「一言」     なぜ私は人生塾を立ち上げたのか

2008-06-25 06:39:44 | 人生
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:東京出身-大阪赴任-京都事務所-滋賀田舎暮し (東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)

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38.なぜ私、村上和隆は人生塾を立ち上げたのか、信頼できる人を増やしたい

おはようございます。今日も良いお目覚めですか?
昨日久しぶりに滋賀の山の中から京都へ出てきました。幸いにも昨晩の京都は蒸し風呂では、なかったようです。恐怖の京都ですが、とりあえずヤレヤレでした。

それにつけても、都会は暑い・臭い・煩い・汚い・鬱陶しい・苛苛する・不快・・・ですね。満足に道なんか歩けるのは、ほんの早朝の一時がせいぜいです。
「よくこんなところで平気で暮らしているなー」というのが私の偽らざる感想であります。

昨晩も9時に寝て、朝は4時のNHKこころの時代を聴き、5時起床、早朝の散歩をしてきました 。
※(24~25昨日・今日のNHKの心の時代では、スイス人のカール・ヒルティーの幸福論をやっており、非常に参考になりました)こういうシンプルな毎日が私の日課です。

人生幸福の最低限の基本中の基本は、
 1)シンプルライフ
 2)規則正しく
 3)挨拶と会話
の3つだと思っています。

ところで、今の時代、信頼できる人がいなくなりました。
昔は親とか先生とか近所のおじさんなんて案外信頼すべき人が存在していたのですが、つくづくいなくなりましたね。特に政治家・役人・先生・知識人は最悪ですね。
子供達は可哀相です。

子供にとって親はどうあるべきか?私なりには「子供から、うちの父は信頼できます」と言われることを目指しています。
そう子供や他人から言われるということは、案外大変ですよ。一大決心が必要です。
何故かというと現代はあまりにも、ほとんどの人間がすでに堕落してしまっていますからね。

そういう点で、自己を見直し・根本から是正するために山で暮らし、自然の暮らしを取り戻し、自然に学ぶということを、目下の私のテーマとしているんです。

私にとって信頼できる唯一のものが、人ではなく、山であり、山の自然だったというわけなんです。やっと自分が信頼するに足る者、よりかかるすべを持てたんです。
それがなんと人でなく自然であったというのは思いも寄らぬことでしたが、山暮らし10年やっとその糸口が少し見えてきて、たまたま会話好きの若者のA君とネットで毎日あれこれ話しているうちに「会話塾」とか「人生塾」の発想が忽然と浮かんだというわけです。

そして、会話コンサルタント・人生コンサルタントを目指す段階に踏み込んだというわけです。
人生は実践の場です。修行の場です。
一体、本当の幸福とは何か?どうしたら良いのか?

都会で豊さや贅沢や便利さや人ゴミや騒音にどっぷり浸かっていると知らぬ間に、誰と言わず、自分が信頼できない先生や政治家や役人や親になってしまうような気がしています。

『子育てとは自分育てだ』

子を育てるんじゃないんだ、自分自身を根本からたたき直すんだという思いもそういう私なりの見解なのです。

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160.梅雨の安曇川山暮らし日記

2008-06-21 19:27:35 | 森の暮らし
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:東京出身-大阪赴任-京都事務所-滋賀田舎暮し (東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)

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安曇川長尾の空気のきれいな山で、静かに一人暮らす日々です
今は、梅雨で、紫陽花がきれいに咲いています
訪れる人はなく、猿・鹿・きつね・狸・りす・蛇・とんぼ・蝶を友に 平凡な山の暮らしですが、極楽です
10年暮らした私だけの秘密の基地・地上天国

今年から自動車を止めて、バイクにしましたが、すっかり買い物の足になっていますが案外便利で快適です

薔薇が咲いた薔薇が咲いたピンクの薔薇が沢山咲きました
兄貴から教わったHB101の液肥がごっつい利き庭は一面花盛り

今年は”柿8年”で、柿の実もたわわになることを期待出来そう

ガスを廃止し薪で湯わかし風呂にポンプアップして入浴開始しましたが、これもごく当たり前になりつつあります

その残り火を七輪移し、ジャガイモ煮たり、魚焼くがやはり、うまい
レトロな生活・昔なつかしい暮らし・自然の生き方、楽しんでいます  

空梅雨から本格梅雨になって紫陽花が沢山咲いています今満開直前
梅雨でも、気温が低いのでまあ蒸し暑さもまあまあです、夜もぐっすり  

ソメラ高速脱水機を使い95%くらい脱水するので部屋干しで半日で乾く約26000円お勧めですよ  

今年から、夜は9時に就寝、朝は5時に陽が昇るとともに起床 離れの焼肉ハウスもやや改装しました

その他ベランダの雨漏り対策やら、庭の木の植え替えやら、日々の野良仕事で日が暮れていきます
事務所が滋賀の山中
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第37号 村上和隆の人生塾「一言」     簡単なようで難しい「捨てる・欲ばらない」

2008-06-12 06:54:31 | 人生
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37.簡単なようで難しい「捨てる・欲ばらない」とは一体どうすれば良いのか?

豊で便利な社会ですから「衣食たって礼節を知る」のとおり満足し、欲を減らし無用なものをむしろ捨ててつつましく明るく健康でいきいき暮らせると誰も思うのですが、どうもいつの時代においても実態は逆であって欲ばらないとか捨てるというのは簡単なようで難しいことのようです。

また下手に欲を捨てるとかえって元気のない無気力な人間を生むことにもなり、案外そう簡単なことではなさそうです。
むしろもっと欲を持ちなさい貪欲に頑張りなさいなんて若者も昨今多いのですが。

理想的なのは適度に欲をもってしかも欲張りすぎない、あれこれ欲張っても不要なものは捨てなさいというわけですから、加減が難しいですね。

しかし禅や仏教なんかの大きな課題の一つも無用な欲や自分を捨てることらしいのです。
偉い坊さんですら、つい淫らな欲が出てきたり、自分が自分がと自己主張が強くなるのです。
否、むしろ偉い坊さんだからこそ、そうなるのかもしれません。
あまりたいした人でないと、欲もなく自己主張なんかしないのかもしれません。
問題な人はむしろ有能な人の場合らしいですね。

有能な人は有能さのため、美人は美人のため、金持ちは金持ちであるがゆえの”持てる人の悩み””恵まれた人の悩み”なんでしょう。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ではありませんが、稲穂は実るほど垂れますが人間は実るほど頭が高くなって、鼻持ち成らぬ・傲慢で嫌味な人間になってしまうのです。
そしてそのことで、一見なんの悩みもない恵まれた本人自身も、心の底で深く悩むのです。

そうであれば欲もほどほどにしたらよいし、名誉や地位や自負心や贅沢や便利さや要らんものは捨てたらよいのに、これがそう簡単にはできないのですね。

部屋に我楽多が一杯になって、物のありかもわからなくなる、部屋が狭くなる、部屋が汚くなるみたいなものです。

一度、押し入れから全部物を出して、いるいらないを分別し、半分捨てるというようなことから始め、そしてそれ以降あまり無用・無駄なものを買わないというようなことと似ているのでしょうか?
とにかく自分の心の状態をいつも小ざっぱり整理整頓清掃しておくことですね。
どちらにしろ欲張り過ぎないとか自分を捨てるというのは一生かかる命題のようですね。頑張っていきましょう。

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第36号 村上和隆の人生塾「一言」     人生は成り行き管理のままだ

2008-06-11 05:51:16 | 人生
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36.経営は成り行き管理から科学的管理に変革されたが、人生は成り行き管理のままだ

昔1900年頃今から約100年以前に近代的な工業が起こってきた時代、会社の経営はまだ成り行きまかせの管理が主流でした。
しかし技術革新が進み大量生産が始まり、経済規模が徐々に大きくなるにつれ、経営管理にも、いろいろな不都合や問題が生じてきます。

そこでテイラーなど経営工学者を中心に科学的管理法なるものが登場してくるのです。
調査・分析・標準化・基準化・評価・改善・管理などについて科学的な手法が研究開発され、企業に導入され始めました。品質や能率やコストに関して、
ご存知のQC/IE/VE/SE/標準化/コンピュータなどが代表的な手法として登場し活用されていきました。
日本でも高度経済成長の時代にQC活動やIE活動やVE活動によって世界一の品質と効率を達成したのです。

最近ではISO14001やISO9001やISO27001などマネジメントシステムの手法も多くの企業で導入され本格的な国際標準に基づくマネジメントシステムが普及しているのです。

ところが一方、人々の暮らしや人生に関する管理方法は、学校で正式の教育としてカリキュラムにも取り上げられず、教えられていないのです。

最近は怪しげな占いなんて、まさに口からでまかせ、言いたい放題の「インチキなもの・怪しげなもの」にすがる人が増加しているそうです。

人生は人まかせ、成り行きまかせ・怪しげな占い師まかせなんです。その結果、便利さと物質的な豊かさが進み、世の中の多くのひずみ・ゆがみの中で、現代の日本では、精神病・麻薬やアルコール依存・自殺・虐め・指導者の堕落・凶悪犯罪・家族崩壊など人間性の崩壊が進んでいます。

教育の問題だから教育制度を変えようなんて安易な議論がされていますが、そんな役人風情の考える箱物的な発想の制度改善よりもっと基本的な人生に関する勉強が大事なような気がします。

日本では学校で宗教教育はタブーになっており、宗教界も葬式仏教に甘んじています。

私なりに言わして戴くと、人生学・人間学・経営学・管理学・会話学・心理学・精神学・生活学・自然学なんてものが欠落しているように思えてしかたありません。
もっと真剣にこれらの要素を勉強し真っ当な人生を生きることを教えずに、受験本位の功利的な教育によって、結果的に悪徳政治家や悪徳役人など劣悪な指導者を生む元凶になっているように思います。

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第35号 村上和隆の人生塾「一言」     毎朝誕生し、毎夕死ぬという感覚で日々暮らす

2008-06-10 20:11:04 | 人生
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35.毎朝誕生し、毎夕死ぬという感覚で日々暮らす、良いことも悪いことにも日々向き合い、日々精算・日々完結してしまうこと

人間は、0歳でおぎゃーと生まれて85歳くらいで死ぬまで、よほどの高齢になるまで、死を考えるのはタブー、死をあまり意識しないし、限られた時間のたった一回きりの貴重な自分の人生を真面目に考えようとせず老いと病気と死をいつしか迎えてしまう。
人間は一度しか生まれませんから、死ぬときになると突然に死がやってきたように思い、動揺・狼狽し、苦しむものです。
死の間際にそういう厳しい状況に追い込まれるのですが、多くの人が平静な気持ちで迷わず成仏できないのは哀しいことであり、不幸なことのように思います。そこで私は、「毎朝誕生し、毎夕死ぬ」ということを習慣として励行しています。文字通り夜寝る時にこれで自分は死ぬと考えるのです。
そして幸いにも朝目覚めれば「誕生した」と喜び感謝するのです。

この利点は
 ①いざ死ぬときに動揺が少ない
 ②毎日死ぬということで死というものを身近に認識できる
 ③毎日覚悟ができる
 ④その日に起きた嫌なことを忘れ易い、精算できる
 ⑤毎朝誕生するという喜ばしさ
 ⑥毎日、気持ちの整理ができる
 ⑦覚悟を決めゆっくり眠れる
 ⑧死をむやみに避けずに、死への向き合い方が前向きになる
 ⑨だらだら、だらしない暮らしに歯止めをかける、毎日けじめをつける
 ⑩本当に死んだ時に悔いが残らない
 ⑪人生を真剣に生きることができる
 ⑫人間の命の大切さを実感できる

さてこういうことをやるかやらないかは本人の自由ですが、これは良さそうだという方は1年くらいやってみて下さい。
昔日本では旅に出る時など「水さかずき」を酌み交わし、ひょっとしてこれで永遠の別れになるかもしれないという意識で別れの挨拶をしたそうですが、まあそれに近いことなんです。実際には死なないかもしれないが、一応死んだと仮定して、水さかずきで分かれるのと同じように一日を終えるということです。いい加減でなく真剣に毎夜「本当にこれで死ぬ」と意識するのです。また昔武士は、いざとなると「いさぎよく腹きり」するという自覚を持たされたのです。そういう武士達の心境は、日々、いつ何時でも死ぬ覚悟の意識でないとやっていけなかただろうと想像するのです。良い悪いは別にして、そういう真剣さは人生に有意義のような感じがするのです。

夜寝る時、心底から「今私の人生は終わります、ゆっくり安心して眠りにつきます」と口に出して言う、できればこの文言の前に、その日の出来事を思い出して口に出して賞賛なり反省なりを言うのが良いですね。そういう訓練の結果本当に心底安心して毎夜死ねるような心境に至っていく過程で、真の安らぎが訪れてくるのだろうと思います。

例としては、テレビ放送のように「これで本日の放送を終わります」そして翌朝「本日の放送を始めます」みたいな感じですね。朝夕きちんとけじめをつけるのです。

良いこともその日に終わるが、其の日の嫌なことも其の日で強制的に終わらせてしまうのです。
まあやってみて、この良さや効用を貴方自身で創意工夫しながら実感できるまでやってみるしかありません。

また応用として、死と同様に病もある日突然やってきますが、これも「日々病にかかり、日々快癒」というようにして、日々病にかかっている、それを直す努力をすることを強く約束して、其の日又は短期間に原因を取り除き、快癒させていくという意識的な手法も健康管理に有効だと思います。

要するにタブーとして避けるのではなく、嫌なことをむしろもっと強く意識するのです。

単なる心配性ではなく、心配を前向きに用いる・付き合う・向き合うという手法であり、「嫌なことを明るく笑い飛ばす、向き合う」ことです。マイナスをマイナスのまま悪循環させずに、むしろ積極的にプラスに転じてしまうのです。

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第34号 村上和隆の人生塾「一言」     都会で暮らしていて、心身の病気をしないのは不思議

2008-06-04 07:13:54 | 人生
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34.豊かさと便利さの都会で暮らしていて、心身の病気をしないのは不思議なくらいだ

私は、滋賀の田舎の山中でほぼ一人で10年暮らしていますが、そういう経験をする人は日本ではかなり少なくなっています。
私は、地元の田舎の人々にさえ「山の中の暮らしはどうですか?」なんて訊かれるのです。
田舎の人も田舎に住んではいますが、暮らしはかなり都会化している人がほとんどなんです。
軽井沢のような各地の別荘地もあくまで都会的な暮らしの延長ですよね。

ましてや都会の人は、むくの自然の山中で暮らすなんて全く理解を超えています。「現代の異常な豊かさ・便利さは、人間を崩壊に導いているという深刻な事実」さえも理解できなくなっているほど、自然というものは人間と断絶・隔絶してしまったのです。

日々人間をとりまく環境は、科学・自動機械・自動システム・便利な機器・ゆがんだシステムやルールであって、それらは人間の健全な思考や労働を、益々不必要なものにしているのです。
どんどん人間は自然から離れ不自然になり、人間の精神・肉体の機能は退化し・廃退していくのです。

地球環境問題なども、「地球環境が大変な事態になっている」という認識が当り前になっています。
しかし私は地球環境なんて他人事のような認識ではなく、人間自身・人間そのものの異常・汚染・堕落・崩壊のほうが何倍も問題だと思います。

今、そういう人間の荒廃を救う唯一のものは、人間ではなく『自然』という偉大な父親と母親なんです。
しかし自然から遠ざかる人間は、ますます堕落する人間の作った間違った考えやシステムやルールに押し流されて行くのです。
人間自身・人間そのもの以外の改善をしても、現代の深刻な状況はなんら打開せず、人類の崩壊へ着実に導かれていくことでしょう。

多くの人間に言っても「訊く耳持たぬ人」ばかりですので、貴方だけに心の底から申し上げておきます。
人間の本来の生き方として、もっと自然に親しみ、自然の中で暮らす生き方を取戻すことを是非お勧めします。そういう点で、日本の若者には、田舎に住み、農業や林業なんかもっとやって欲しいですね。
皮肉なことに現代の問題解決は「過ちを平然と犯す人間から離れ、本来真っ当な自然に近寄ること」なんです。

最近若者に「農業をやれ」と勧めているのですが、ほとんど99.99%全く興味もやる気も示さないのは残念です。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」都会なんかを捨て、田舎へ移住しよう。

素晴らしいですよ山の暮らしは!
村上和隆の山暮らし

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第33号 村上和隆の人生塾「一言」     実現損失に対して、機会損失というものがある

2008-06-02 06:13:19 | 人生
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33.実現損失に対して、機会損失というものがあるが、知らない間に多くの損をしているのだ

投資してお金を儲けたという人がいる一方でお金があまりないので投資しないと実質的に損をしていることになる。
前者を実現損失、後者を機会損失と言います。お金以外に、人間は”知らない・できない・やらない”ために、多くの機会損失をしているのです。

多くの呑気な人間どもは、現実損失にばかり目が向きます。

巨大地震が近い将来予想されており、ほぼ100%被災するのに、家の補強も必要な備えをしない多くの人がいます。
しかし一方で私も含めて地震への事前の備えや対応をしている人もいるのです。
耐震補強に300万円以上かかりますが、対応をしない人にとっては、そんな機会に対して、300万円を出すのが馬鹿馬鹿しく思えるのです。
機会損失ではないのですが、巨大地震を想定して事前にお金を使うというのも機会損失的な考え方です。
地震が起きた時に立場は逆転するのです。
対応しない人は泣き、対応した人は笑うのです。

損というものをどう考えるか、どう行為に反映するかが大事なポイントなんです。
目先の目に見える(実現損失)にばかり目を奪われていると、とんでもない大損や大不幸に遭うことが多いのです。
機会=やろうとすればやれる望ましいこと=予想される事態などということでしょうか?

「自分は若いから歳とった時のことなんか、病気した時のことなんか、貧乏した時のことなんか考えても意味がない」ではなく、目に見えないことであっても、想像力を働かせて、現実のことと同じ程度考え・行動に反映したいものです。

やらないで損をする機会損失のほうが、実現損失より大きい場合がありますので、あまり馬鹿にはできませんよ。

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