村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

第14号 村上和隆の経営塾「一言」     コンサルタントは、やさしいのが良いのか?

2009-03-25 11:13:06 | 経営管理
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:(台東区立育英小学校⇒台東中学校⇒都立白鴎高校⇒東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)
※お知らせ:今後3~11月は滋賀県高島市の滋賀支所に常駐しています
滋賀支所
12~3月は京都市伏見の本部事務所に常駐しています

14、コンサルタントは、やさしいのが良いのか、厳しいのが良いのか?

コンサルタント業をやってきて、思うことはコンサルタント業と言えども商売である以上、商売上、御客様を大事にすることが求められます。
よくテレビなんかで、歯に衣を着せず、ずけずけものを言う経営コンサルタントが報道されていますが、あんなことしたら仕事はとれません。
会社の社長様も「どんどん指摘してやって下さい」というわりに、その気になってポンポン指摘をすれば、社長様と言えども人の子ですから頭に来るらしいのです。
社長さんや幹部の方に「ひどいですなー、なんですか、なってませんなー、早速ここは直しなさい」なんて言おうもんなら二度と注文は来なくなってしまいます。

経営コンサルタントにも問題はあるのでしょうが、企業の方は、他人の意見やアイデアを素直に取り入れることに抵抗するのです。私には全く意外でしたね。
ISOの認証取得支援も過去100社以上やってきましたが、ISOを真面目に真剣に取り組み成果を出される会社さんは正直なところ少ないです。
本来指摘したい会社さんのほうが、経営コンサルタントの厳しい指摘を嫌がりますし、素直に取り組もうともしないものですね。
あまり言ってはならないことかもしれませんが、日本の企業は経営コンサルタントがやり難いですね。

ところが中には、凄く真面目にやる会社さんがあって、しごく当前のようにどんどん成果を出される会社さんもあるのです。
そういう会社さんのご担当がそれほど飛びぬけて有能な方かというと失礼かもしれませんが、そんなことはないのです。
むしろ、ごくごく普通の人、素直な人なんです。それじゃ一体その人のどういう点が他の多くの会社さんと違うのかというと、
① こつこつ地道に取り組む
② わざわざ難しいことをしようとはしない
③ 真面目さ、素直さ
④ きちんと使い込み、会社にしっかり根を下ろすまで辛抱強くやられる
⑤ 認証後も継続して年1~2回程度の外部指導を受ける
⑥ 成果を出すように取り組む
⑦ 内部監査をきちんとやる
⑧ 文書類も少しづつ毎年継続的に改善していく
⑨ 自分のものに消化吸収していく
⑩ 自分なりにいろいろ工夫し改善する
⑪ 毎年、少しづつ確実に進歩・成長していく
⑫ 社員全員で改善や管理を進めて行こうとする

そしてこういう会社さんのご担当の人はコンサルタントの指導を真摯に当り前に受ける
コンサルタントの言うことを真面目に、素直によく聴き、活かされる
そして3年も経つと、いつの間に、着実にかかなりのレベルまでになっていかれるのです。
① トコトン調べて、優れたコンサルタントを見つけ出す
② よいコンサルタントを会社専属にする
③ コンサルタントを気軽に使う
④ コンサルタントの指摘を素直に・真剣に受け入れる
⑤ 年間の売り上げのせめても1~5%は外部コンサルタントを使う 例:1億円の会社の場合:100~500万円)
⑥ 内部監査をコンサルタント同伴でやってもらう
⑦ コンサルタントの経験・ノウハウ・能力を社内に移し変える
⑧ コンサルタントの指導は会社幹部同席で受ける
⑨ 実践的な社員教育にコンサルタントを用いる
⑩ 社長の願い・思いをコンサルタントによって実現させる
⑪ 分析的に物事を見る癖を経営コンサルタントから学ぶ
⑫ アイデアの出し方や洗練化のやり方を経営コンサルタントから学ぶ

能力資質の高い経営コンサルタントを探すことが先決ですが、まず社長さんや幹部の方が、そのコンサルタントの指導を素直に受けるということが大事です。
良いコンサルタントかどうかは受ける側の責任でもあるのです。受ける側のご機嫌をとりながら指導しなくてはならない会社さんは、正直申し上げて、成果へ出ません。
ところで私なりに考える良い経営コンサルタントとは、だいたい次のようなものです。こういうものも、きちんと評価基準を定めて、経営コンサルタントを探すべきでなんです。
① いろいろな企業の経験がある
② 大企業出はやや難あり(大企業病であり、ひ弱い、頭でっかち、上からものを見る癖)
③ 現場経験・知識が豊富で現場重視
④ 泥臭い経営管理を知っている
⑤ 企業で困難な体験、つらい体験をしている
⑥ 格別優れた超優良企業出であることが望ましい
⑦ 問題指摘がするどい
⑧ 具体的かつ有効な改善施策が出せる
⑨ 頭でっかちでない
⑩ つまらん資料を作らせたり役立たないことをあれこれやらせない
⑪ 零細企業の経験もある
⑫ 管理技術手法は完璧に理解している
⑬ いろいろな職種を体験している
⑭ 財務や経理面にもある程度明るい
⑮ 教え方が丁寧、親切、具体的事例で分かりやすく説明する
⑯ 指導にあたっても無駄や無理がない
⑰ 会話が上手なこと
⑱ プレンテーション能力が高いこと
⑲ インターネットが使える
⑳ パソコンが自在に使える
従業員の出席する場で、社長や幹部の方が、当初から厳しい指導をはっきり要請するべきです。
そうしないと、コンサルタントの指導の効果は半減又は全然効果なしになってしまうことを肝に銘じておくべきです。
コンサルタントを導入する当初の段階でどういう目的・どういう姿勢での指導を求めるのかはっきり周知しておくことが是非とも大切です。
一般的に指導開始時にそう言う基本的なことをはっきりさせる会社さんが少ないのは残念です。
変わることを他人に要求する当の本人が全く変わらない、だから物事は良くならない

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第13号 村上和隆の経営塾「一言」    生産や仕事のないこの時期に企業がやっておくべきこと

2009-03-14 10:04:55 | 経営管理
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:(台東区立育英小学校⇒台東中学校⇒都立白鴎高校⇒東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)
※お知らせ:今後3~11月は滋賀県高島市の滋賀支所に常駐していますので掲載が減りますご容赦下さい
滋賀支所
12~3月は京都市伏見の本部事務所に常駐しています

13、

仕事が忙しい時に、会社の人が言うことは、「忙しくてとてもそんなことできません」ですね。

それだったら暇になったら、さぞかし凄くやるかというと、庵に相違して、暇だから会社も仕事も休みにしてしまうのです。
「暇な時こそ、たまには身体も頭も休養しよう」なんてことになってしまうものです。
せっかく神様がくれた貴重な暇なんです。
「暇な時こそ普段の2倍働け・3倍働け・10倍働け」ですよ
働くというのは身体を使うことだけでなく、頭を使うことも働くことの大事なことですが、暇な時こそ大いに頭を使うべきなんですよ。ところで頭は錆びていませんか?皆で、まず油さして温めて動くようにしてみて下さい。

昨年のサブプライムローン問題はある意味困ったことではありますが、見方を変えると”大変革のチャンス”ですね。

大事なことは、会社を休みなんかにせず、2~3日会社に缶詰になって、どう変革すべきかを本人や会社が真剣に議論し、明確にするかどうかです。

多分忙しい時に、いろいろと困った問題が山積しているはずなんです。
今後日本は、輸出依存が難しくなる・高齢化で国内消費は減退の一歩・人件費は相対的に高いまま・環境対応の要求・材料費や電力の値上がり・輸送コストの上昇・質の良い社員が採用できない…・等々

企業は今こそ、新製品や新サービスの開発が急務ですし、大幅な固定費削減も急務なんです、また品質の飛躍的な向上も緊急に完璧にやっておく必要があるのです。
今年は新しい変革をする会社は結果良し、従来からの消極的な姿勢のままの会社は結果悪しと更なる二極化が更に進むのは必至です。
貴方の会社が更なる二極化のどちらに入るのかが、ここ1年の会社の努力の如何にかかっていると言っても過言ではないのです。

  ①教育・訓練・勉強・資格取得
  ②機械の点検整備・改造・設備開発
  ③工場のレイアウト変更
  ④不要物の処分(半減目標)5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)
  ⑤企業情報の収集・分析のシステム化
  ⑥新製品・新技術開発
  ⑦新サービスの開発
  ⑧社内社外の輸送・梱包の改善
  ⑨業務改善・情報システムの見直し
  ⑩徹底したムダトリ
  ⑪有能な人材の採用
  ⑫社員の個別面談・社員の状況把握問題点及び改善点の明確化
  ⑬その他会社に必要なこと

まずそのために社長や幹部が幹部とスタッフ全員をひきつれて現場や全部門を細かく点検し問題をどんどん見つけだし手当たり次第改善していくことです
「ピンチはチャンス」なんです

  ①大きく変化できる
  ②苦しいときには変革せざるを得ない
  ③思いきれる
  ④真剣に考え直す
  ⑤一から出直せる
  ⑥意識改革しやすい
  ⑦社会全体がピンチの場合は勝ち組になれば得るものは大きい
  ⑧普段はできないことが出来る環境になることがある
  ⑨各自の真の実力が発揮できる
  ⑩手当たり次第ぶち壊せる
  ⑪社員の意欲を向上できる
  ⑫不要なものを一掃できる

私にも幾つかピンチの経験がありますが、ピンチを何度か体験していない人や会社の場合、へこたれてしまうことが多いのです
意外なことですが、ピンチの時に冷静に前向きな対処を着実かつ大胆に実施するという意識が無い人や会社が多いですね。平和ボケなんですね。

しかしへこたれてしまえば、ピンチは大ピンチか致命的なピンチになってしまうだけなんです
どんなときでも、良い時も悪い時も真剣勝負の会社や人が勝利を収めるのです。「やれ弱者だの、格差がどうの」と言っている場合じゃありません。
大事なことは、社長や取締役が率先して、改革を主導し、ピンチをむしろ非常に前向きに認識すること、社員にもそういう認識を植え付け発奮させることです

 ・ピンチの場合のほうがむしろ積極的になる
 ・ピンチを避けようとしない
 ・ピンチのときにこそじっくり腰を据えてチャレンジする

会社でも個人でも、自らをピンチに追い込む又はピンチが来ても動じないどころかむしろ「さあ来い」みたいな意気込みが大事です。
ピンチをピンチと認識していない人や会社、更にそれが「最大のチャンス」と認識しないで手をこまねいているだけですと、”ピンチはピンチ”でしかありません。

私の体験でも松下電器でもエンゼル工業でもロームでも最後ロームを止めたときでも、妻が病気になり死んだときでも、コンサルタントを自営して受注が減ったときも、ピンチでへこたれはしませんでした。

変わることを他人に要求する当の本人が全く変わらない、だから物事は良くならない
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第12号 村上和隆の経営塾「一言」   会社で社員を褒める場作り

2008-01-16 07:55:25 | 経営管理
12、会社で社員を褒める場作り

「11、若者よ、自分が認められないことなんかで悩むな 」の続きです。
昔日本では、単一人種で狭い島国のせいか知らないが、師弟の間や親子・夫婦の間は相当に厳しかった、その名残でしょうか、日本では未だに、会社でも家庭でもほったらかしの関係で良いような風潮が残っています。しかし現在の世の中は、望むと望まざるに拘わらず、かなり変わってしまったのです。だから昔流でほったらかしにしておくと、ひ弱で閉じ篭りがちな現代人は孤独になったり、存在感が希薄になったり、生きがいが持てなくなってしまうのです。今は江戸時代や明治大正時代や昭和初期の時代ではないのです。
一生懸命やっているのに、怒られるばかりで、仕事や自分の存在すら認められず褒められないと、多くの社員は会社の仕事が楽しくなくなり、会社を辞めるきっかけになるのをご存知ですね。日本では、相手を無視したり、認めない、褒めもしない、場合によっては会話すらないということがありがちなんです。
社長さんや上司がそういうことが苦手な場合は、更に最悪ですが、残念ですが、そういうケースのほうが多いんですよね。同じことが、ご家庭では熟年離婚の原因になり、親子では親子断絶や親殺しの原因になるのです。人間関係が希薄になり満たされない感情を他の物事に求めるようになるのです。現代においては、最悪の場合はそういうものさえ見出せずに、ついに無気力症や引き篭りや鬱病や自殺に追い込まれていくのです。
信じられないことですが、家庭では、一生懸命に縁の下の力持ちで日々健気に家事をやっている奥様に暴力をふるう恐ろしくもお粗末な夫が増えているそうです。このようなとんでもない人間軽視・人間蔑視の風潮が会社にあってはいいわけがありません。社員のやる気がなくなれば、会社の業績や成長にも繋がりません。
厳しいことが悪いとは言いませんが、口煩い又は冷酷な親や社長や上司であればあるほど、社員を思いやる、声をかけてやる、社員の良いことを時々褒めてあげるということが大事なのです。どちらにしろ無関心は絶対にいけません。
ご家庭や会社であまり会話やコミュニケーションがなくなったと嘆く方がおられますが、四六時中対話したりベタベタすることは、それほど大事なことではありません。むしろ「うっとおしい」なんてことにもなりかねません。
それよりも適時適切に僅かでもいいから一言声をかける、そして励ましてあげたり、些細なことでも褒めてあげることが大事なのです。例え瞬間的であっても、むしろ相手の心に心地よく深く刻みこまれるのが望ましいのです。

声のかけ方は、それぞれ何でも良いのですが、効果的な褒め言葉は
①優れた点について
②やった仕事について
③自信のない点について(あくまで本人にプラスの話し方を)

また定期的という言葉は大事です。定期的に何かをきちんとやっていくということは企業でも家庭でも大事なことです。社員に1年も2年も何も言ってあげたことがないなんてのは最悪です。会社で社長や専務や部長から「村上君最近どうかね?・・・・・・・・」と話しかけてくれたことは、今も鮮明に覚えていますからね。ましてや社長や専務や部長から褒められた場合は、今でも鮮明に思い出せます。忘れず定期的に褒めることが大事な点です。
例えば定期点検・定期会合・定期検査・定期処分・定期的習慣・定期的な行事・・・・は古来からの人間の知恵なんです。忙しいから、つい忘れてしまい、関心が薄れがちです。そういう意味で、誕生日とか結婚記念日なんてのも本来は重要な意味を持っているのです。その時は本人は、主人公・主役になりスポットを浴びられるのです。そういう日に、日頃疎かになっていることを再確認し、必要な対応や処置をすることが大事なんです。
豊かな現代は子供さんや社員さんに頻繁に会話をする時間がとれそうなんですが、現実は全く逆でして、なぜか社員や子供さんとのコミュニケーションは少なくなる一方です。従って1年間話しらしい話しもしたことがないなんてことにもなるのですが、どこかのご夫妻のようですね。そういう点では昔の家庭のほうが、はるかにコミュニケーションが豊かであったというのは驚きですね。理屈からするとそんなはずはないのですがね。
そこで私は、「是非時々でもいいから社員との対話の機会を意識的に持って、その中で社員を褒めてあげて下さい」と社長さんに申し上げています。「そんなこと、とんでもない、内の会社の奴らは駄目な奴らばかりで、褒めるようなのはいません」なんていう社長さんが多いのですが、それはわかりますが、人間育てるのと馬や犬育てるのと同じことで、ほったらかしや鞭打ちだけではいけません。無関心は社員さんの努力や情熱ややる気をますますそぐことに繋がります。家庭でも会社でも時間の長さは問いませんが、声をかけることを忘れてはなりません。
そこで私の提案していることは「会社でそういう場を作って下さい」ということです。1年2年とやってみると凄く雰囲気が変わったり良くなりますよ。場の作り方やその運営の仕方はおまかせしますが、幾つか例を紹介しましょう。くれぐれも私が紹介するやり方にこだわる必要はありません。大事なことは社員さんとの対話・コミュニケションの場、仕事や本人を認める・褒める場作りです。

「対話・コミュニケションの場の幾つかの例」

 ①個人ノート方式
  まず社員さん各自毎に個人別のノートを作ってあげます。
  そこに社員さんの提案・成果・工夫などを随時記録させ、
  それを会社の部屋のどこかに設置して誰でも読めるようにしておく。皆が読んで、
  それに対して褒め言葉を記載してもらう。悪いということは絶対に言わない。
  もし言う場合は参考意見として乗せる、くれぐれも相手を批判してはなりません。
 ②お誕生日会での褒め会
  誕生日会なんか今はあまりやられていないのですが、職場毎に誕生日会を実施し
  その日は本人を中心に仕事ぶりを褒める会みたいな感じでやってあげることです。
 ③メイルで社長あての仕事の成果報告
  今はEメイルという便利なものがありますから多くの会社がやっています。
 ④各自の仕事の工夫展示会
  しかしあまり会社本位・競争みたいにならないように注意が必要です。
 ⑤社内個人相談員制度
   昔からのお決まりのやりかたですが、あまりやっている会社が少ないですね。
  当社も「skypeによる悩み相談」skypeによる悩み相談をやっています。
 ⑥社外専門家によるカウンセラー導入
  会社を退職した人で、良いカウンセラーを探すことですね。しかしふさわしい相談員はなかなかいません。それほどカウンセラーは非常に難しいのです。お説教にならないこと・聞き役になることがポイントなんです。ご要望があれば是非村上和隆に声かけて下さい。
 ⑦創意工夫研究会
  定期的に各自がやっている創意工夫を報告し皆で良い点を褒め、もし不具合があれば意見を出しあう
 ⑧改善案の合同検討会
  各自が改善提案をしたものについて、皆でその実現について知恵を出し合う
 ⑨先輩と部下の4人組会合(先輩1、後輩3)
  1年毎にメンバーを変えることをお勧めします
 ⑩SKYPEを利用した個別相談
  これだと会社終わってからでも自宅からでも無料で顔みて悩みの相談や会話ができます。当社のskype相談
 ⑪働き涯いを高めることを重視した飲み会
 ⑫各自の得意な仕事や分野について交替で先生になって1年計画を組み社内講習会をやる


いづれにしろ社長さんか専務さんがきめ細かく熱心に対応することが大事でそういう場を作っても、一時的になったり、いい加減になっては本も子もありません。

また社員の会社に対する満足度の定期申告調査を是非やって下さい。
人事考課は業績評価をやっている会社は多いですが、会社の評価はやられていないのは片手落ちというか、大事な戦力を殺すことにもなりかねないので非常にまずいですよ。ある学校では、生徒が先生を評価しているところがあります。以下のことの満足度アンケート調査を実施する。できれば公式のものというより、無記名okにするとかして、あまり深刻にならないように注意することも大切です。
(各項目毎に10=満足している、8=まあまあ満足している、6=あまり関心がない、4=やや不満、2=不満、0=深刻なほど不満)4点以下は理由を書いてもらう

 ①給与
 ②地位
 ③仕事の成果
 ④人間関係・好きな人の存在
 ⑤明るい職場
 ⑥自己成長
 ⑦良き先輩
 ⑧社会貢献
 ⑨働くことそのものの楽しさ
 ⑩売り上げ貢献
 ⑪生活水準の向上
 ⑫仕事が認められる
くれごれも形式的にならないように、心が通ったことをやってみて下さい。形式的にやるとむしろ弊害になりますよ。あせらず気長に心を通わせる取り組みの一つとしてやってみて下さい。
また最近鬱病になる社員が潜在又は顕在し、社会問題にもなっていますが、そういう場合こそ、本人をきちんとケアーしてあげることが、本人にとっても会社にとってもすこぶる大事です。というのは会社や社長さんや幹部さん自身や組織や仕事の進め方等・・・・・何らかの問題点が会社として潜在しているからです。鬱病の本人だけの問題ではないのです。もし、そんな社員ばかりになったら会社の業績や発展にも多大な影響があるのです。人口減少時代に、若い人をうまく育てる工夫や努力がますます大事になっていくことでしょう。

村上和隆の人生
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第11号 村上和隆の経営塾「一言」   転職5回の私の経験に基づく、転職についての考え

2008-01-03 11:59:09 | 経営管理
11、転職5回の私の経験に基づく、転職についての考え

私は、病気や転職や介護や自営したりして、時々ゆっくり基本から自分を考え直す時期が何度かありました。
どちらかというと、そういう暇な時期が私にとっては、随分と価値ある時期であったように思えます。
人間はただひた走りに走るのではなく時々止まって後ろを振り返り、過去を清算し新たな出発をすることも大事なことのようです。「小人閑居して不善をなす」ではなく「人間は暇な時期を価値あるものにすべし」ですね。

私は、前向きのチャレンジャブルな転職を推奨します。
転職の都度、私はその会社にかなり貢献したと自負しています。またそういうこと自体を目標にしていました。「必ず何かをこの会社に残す、与える」そして「自分自身の能力もアップする」ということを念頭においていました。
まあ自分も戴く代わりに、一宿一飯の恩義にきちんと報いるみたいな感じでしょうかね。
転職前の会社での知識・経験・技術を、次の会社に役立てること=渡世人・仕事人みたいな感じですかね?
まあ、その代わりに新しい会社からも、いろいろの知識・経験・ノウハウも戴くことも大事ですがね。

・①転職というものをもっと前向きに考える
・②転職というものを自分本位ではなく、転職先の会社本位に考える
・③転職した会社へ尽くす・奉職するという感覚で考える
・④転職というものをもっと価値の高いものに考える
・⑤転職というものをもっとビジネスライクに考える
・⑥知識・技術・経験販売業みたいに考える
・⑦経営コンサルタント・仕事人みたいな感覚で考える
・⑧待遇の良い会社を選ぶのではなく、成長しようともがいている会社を選ぶ
・⑨間違っても大企業は選ばない、互いの成長に結びつかない
・⑩会社というのは給与をもらい甘やかされる場であるという考えを棄てる
・⑪会社を修行の場と考え、どんな苦しいことも乗り越える
・⑫その会社の社員というより、その会社を良くするために派遣されたプロと考える
・⑬その会社を良くする目安の期限を5~7年と考える
・⑭教えてやるではなく、知らぬ間に会社に新しい文化を根付かせるみたいに考える
・⑮大切なことは偉そうに「前の会社ではなー」みたいなことにならないこと
・⑯極めて謙虚で目立たず仕事をすること
・⑰会社の問題点を見つけ、自ら必死に仕事し改善する
・⑱何だかんだと口達者でなく、ひたすら黙って仕事をする。
・⑲認められるとか、役職が上がるとか、給与などのことはあまり考えない
・⑳その会社が良くなったら、潔ぎよく去る。

そういうのが私の転職に対するポリシーです。
その結果、会社にとっても自分にとってもすごくプラスになると信じています。
サラリーマン根性・大企業病・ぬるま湯に浸かるのではなく、前向きに転職を考えましょう。転職にポリシーを持ちましょう。村上の明るく生きる
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第10号 村上和隆の経営塾「一言」   徳のある政治家・役人・先生・経営層の守るべき最低限のもの

2007-12-21 21:17:31 | 経営管理
10、徳のある政治家・役人・先生・経営層の守るべき最低限のもの

■私が守るべきこととしている15カ条
1) 威張ってはならない
2) 貪ってはならない
3) 争ってはならない
4) 怠けてはならない
5) 贅沢してはならない
6) 無駄をしてはならない
7) 見て見ぬふりをしてはならない
8) 怒ってはならない
9) 急いではならない
10) 汚し(ケガシ)てはならない
11) 狼狽してはならない
12) 諦めてはならない
13) 欺いてはならない
14) 利己的であってはならない
15) 手抜きをしてはならない

しかし今の政治家や役人や最近多い偽装会社の社長にとっては、
「そんなの関係ねー」「オパッピー」ですかね!

日本の指導層も、ひどく落ちぶれたものだ、本当の支持率は0%かもしれないぞ!
心の底から支持したい立派な政治家・役人なんて、もはや全く存在しない!
日本の指導層よ、原点・基本を見直せ、日本人としての尊厳をとり戻せ!
指導している人々からの尊敬を得られないのであれば、潔く指導層を降りよ!
どんなに時間がかかっても良いから、もう一度厳しい修練をして出直せ!

・何とか還元水(まあ自殺して責任とったのは、まだ、ましなほうかもしれない)
・ゴルフ接待づけの防衛省幹部(こんな奴がいるとは全く信じられない、早く死ね売国奴め)
・僕辞めると言った首相(この坊やは恥知らずで反省も責任もとらず平然としている)
・期限の表示の張り替えを指示した社長(社長だろ、頭下げればいいのかい?)
・高額な給与や賞与をとる働きの悪い天下り役人(早くこの無駄をどうにかせい)
・裏金作り税金をちょろまかしを許す役所の長(伏魔殿・盗賊ども)
・無駄なことに税金を使い込む政治家や役人(お前たちなんか資格がねー)
・無駄使いをした上、膨大な借金をして平然としている政治家や役人(無能な奴ら)
・・・・・・・・・・・
自民党のような長期政権は腐敗し、かなり前から尊敬は全くなくなり、もういい加減にせいの段階から、最近では泥棒よばわり、軽蔑の的になっているのです。自民党は大いに反省し、一度野党に下るべきなんです。まあ幾らなんでも、今年は当然そうなるでしょうがね。人間は、時々反省しないといけません。

村上和隆の人生
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第9号 村上和隆の経営塾「一言」   人間や企業に重要・不可欠なISO並のマネジメントシステム

2007-10-17 07:27:55 | 経営管理
9、不完全な人間や企業に重要・不可欠なISO並のマネジメントシステム

人間というのは非常に不完全なもので、次のような欠陥を沢山もっているのです。
人間という奴はあらためて、わざわざ占いなんかする必要ないほど、全部が全部駄目なんもんなんです。
このじゃじゃ馬人間を家庭でも、会社でも、政治でも、どこでもきちんと手なずけ、うまく誘導していかないと、とんでもないことになるのです。
そこで最近ISOを中心にマネジメントシステムなるものが急速に普及しているというわけです。
企業では今や常識ですが、個人や政治や役所もこのマネジメントシステムをきちんと身に着けないといけないのです。特に政治や役所は最悪で、マネジメントシステムが全く欠落して、やりたい放題、「記憶にありません」だの「知りませんでした」だの「管理していませんでした」なんてのが続出、しんじられなーい、この国は政治家と役人でやがて崩壊するのです。
まず人の基本的な欠陥をあげてみましょう。「私は全くそんなものはない」という方は少なく「全部ある」という方が多いのではありませんか?
さほど人間は、ある意味、困った存在・獣並なんです。
 1)贅沢病
 2)欲張り病
 3)横着病
 4)引きこもり病
 5)浪費病
 6)傲慢病
 7)頑固病
 8)習慣病
 9)自慢病
 10)偏屈病
 11)甘え病
 12)依存病
 13)せっかち病
 14)執着病
 15)放置病
 16)やり過ぎ病
 17)怒り病
 18)落ち込み病
 19)だんまり病
 20)心配病

そこでISO14001並のマネジメントシステムが必要なんです。学校で義務教育として教育すべき最重要事項なんですがね?
貴方自身や貴方の会社は次のどれも完璧にできていますか?
多分どこかに欠陥があると思います。最近の企業の不祥事なんかは、正しくマネジメントシステムの欠陥なんです。

●マネジメントシステム

  調査(業界・自社・他社・法令・リスク…)
   ↓
  分 析
   ↓
  リスク分析
   ↓
  理 念
   ↓
  目 的
   ↓
  目 標
   ↓
  計 画
   ↓
  基準・規則
   ↓
  教育・訓練
   ↓
  日常指導
   ↓
  運用管理
   ↓
  点 検
   ↓
  是正・予防処置
   ↓
  監 査
   ↓
  経営者(主体者・リーダー)所見

経営管理支援経営管理支援
この頁にマネジメントシステムの体系図が乗っています。

経営革新支援経営革新支援
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第8号 村上和隆の経営塾「一言」   日本人は真剣にリスクを避ける重大な時期が来ている

2007-07-29 16:22:49 | 経営管理
8、日本人は真剣にリスクを避ける重大な時期が来ている

またまた新潟で巨大地震が起きました。TVやマスコミは、「政治や役所がけしからん」という論調が圧倒的でしたが、国民一人一人がもっと事前の予防や対策をしないことをもっと厳しく非難すべきです。マスコミがそんな出鱈目な論調(災害被害者は大赤字の税金を投入して助けるべきだ)を続けると、災害頻発国家の未来はありませんよ。避難所の人の半数以上の人は、自分で予防や対策を十分にしていない駄目人間なんです。
巨大災害のあるたびに、「巨大地震は来ますよ」「巨大台風は来ますよ」と何度も言っているんです・誰でも知っているんです・何度も警告されているのです。しかし、今の日本や世界中には、「リスクなんて難しいことは俺の知ったことではない」「リスクなんて来てから考える」「自分には関係ない」「予防にお金をかけるくらいならば、遊びや贅沢に使う」という間違った安易なノーテンキな考えが国民及び政治家・役人に充満しているのです。
巨大地震が、まだ大都会で起きていないからいいのですが、あれが東京・大阪・名古屋で起きたら、あらゆる意味で、日本にとって致命傷・トドメになるのは必至です。日本のあらゆるものが崩壊し、「陽出づる国の終焉・日本沈没」になっていきます。もはや「政治家や役人がどうのこうの」なんて言ってられない深刻な事態が100%確実に間近に迫っているのです。企業もこの際、巨大地震対策や予防を1年がかりで真剣やるぐらいのことが不可欠なんですが、多分多くの日本企業は阪神大地震以後、完全に忘れ去られてしまっているのです。
苦しい中から、300~600万円くらいのお金をかけて、きちんと予防や対策していた多くの人は、地震の被害を少なくすんでいるのです。そういうことは評価されず、マスコミでも報道されないのです。

「被災者は可哀想だ」という考え方は、リスク管理ではタブーなんですがね!「リスク回避のできない怠け者」「国や周囲に迷惑かける厄介者」「事前のリスク回避をしたか」こそが大事なんです。海外から、「災害多発国家なのに、日本はリスク意識の欠如した国民だ」と言われ、軽蔑されているのをご存知ですか?

「病気する人・事故起こす人・事件にあう人・災害に遭う人は、可哀想な人である、国や県や市町村が当然助けなければいけない」という考えは、今後少なくとも日本では、捨てないと、膨大な財政赤字に更に税金負担が確実に増え、この国は一夜にして、更に駄目な国・超貧乏国家・世界一哀れな国へと崩壊していくのです。世界一大金持ちの国が一夜にして大貧乏国家になり得るのですよ!もっとリスクを国民一人一人が自分自身で責任をもって管理しないといけないのです。
マスコミや政治家や役人は、リスク回避の自助努力・自前でできる予防方法の教育・点検活動・予防を促進する施策を実施することが急務なんです。災害の後始末(応急対策)なんかやっている場合じゃないんです。恒久対策・再発防止対策こそが急務なんです。しかし残念ながら、そんな有能な政治家は日本には存在しないのです。

ということは「できることから早急に自分でやっておけ・自前でリスク回避しておけよ」なんですよ!

さて、この際次の10項目を、改めてチェックしてみて早速、予防やいざという時の対応を準備して下さい。「お金を全額円で預金しています」なんてボケた人がいるのも信じられません。そんなに円やドルは安全ではないのです。過去の巨大地震でも毎回「水が一番困ります」というわりに、水の確保なんて簡単なことすらできていないのです。有効な予防や対策は何もせずに「災害がきたらお助けを」という態度の人々に「もう勝手にしろ」「国家や県に頼るのは止めろ」というのが私の感想です。
予防や事前の対策をしたのに、被害にあった人だけを助けるというのは理解できますが、何も努力していない人に、一律多額の税金を使う(努力しない人を助ける・努力する人は助けない)というのは、国家や組織を滅ぼす何ものでもありません。
①巨大地震(都会脱出・補強工事・地震保険・ログハウスや鉄筋や面構造家屋)
②お金(円でなくユーロで・預金・高リスク品は控えめに)
③健康(禁煙・運動・和食・節酒)
④ヒートアイランド(都会から脱出・断熱)
⑤石油などの資源高騰に起因する物価上昇(節約・高寿命・工夫・贅沢排除・修理)
⑥高齢化(病気・介護・お金・住まい・趣味・仕事作り)
⑦巨大台風・洪水など(安全地域へ移住・安全対策)
⑧汚染・公害(田舎へ移住・汚染防止・光化学スモッグ・中国からの汚染)
⑨贅沢・便利・快適・平和による堕落(仏教等信仰・真面目・肉体労働)
⑩食事(中国品・安い食品は要注意・油分・砂糖・農薬・防腐剤・野菜・バランス食)

※項目毎に10点づつ=完璧が10点、ある程度やっている5点、全くできていないが0点を目安にして下さい
合計が80点以上が理想ですが、さしずめ、まずは早急に60点狙いですかね。

こういう中で当面私の3つの重要ポイントとして実施していることは、

 ①田舎暮らし、都会脱出
 ②円からユーロへの移行
 ③心身のきちんとした健康管理

私は、できれば日本というリスクの多いかつリスク管理の弱い国を脱出したいくらいなんですが、今後も日本に住み・暮らすのであれば、相当リスク管理を真面目に考えるか相当の覚悟が必要であろうかと思っています。

『リスク意識』⇒『リスク回避』⇒『自己責任』⇒『リスク管理』
http://www.meico.org

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第7号 村上和隆の経営塾「一言」   「できません」と平気で言う社員さんや会社さんが増加している

2007-02-09 12:00:14 | 経営管理
7、「できません」と平気で言う社員さんや会社さんが増加している、そういう時代になった

ISO14001をはじめ経営支援していて最近数年感じていることは、
会社さんが、せっかくコンサルタントを導入しているのに拘わらず、せっかくいろいろ改善を提案しても、大方「できません」の連発なんです。
一つや二つの企業さんでの話しなら、私も、さほど気にはならないのですが、どうも、ほとんどの会社様でそういう状況なんです。
そこでこれは大変なことだと思い、理由を私なりに想像してみますと

①バブル崩壊以降、トップからの指示が増加した、もうこれ以上は無理だ
②トップダウンは良いことではあるが、かなり行き過ぎている
③「トップの言うことしかやらない」という副作用が出ているようだ
④人員削減で忙しいので、新たな改善や仕事までやりたくない
⑤社員からの提案に、そう簡単にお金や人を出してくれない
⑥すぐに利益に結びつく、確実に大きな利益になりそうなこと以外はNO
⑦新しいこと・前向きなことに対する拒否の姿勢
⑧大きなことをやるには、それなりに力がいるが力がない
⑨自分にやれと言われても、やれる自信がない(臆病になっている)
⑩「余計なことは、やらないほうがまし」という意識の蔓延
⑪なにしろ忙しいから余分なことをやれる余裕などない
⑫トップも自社の利益確保に必死で前向きであっても手間のかかることまで手が廻らない
⑬日本人の努力・頑張りの能力の低下
⑮さしあたって仕事が忙しくなっているので、日々の仕事さえやっていればいい
⑯一般的に若い人に意欲がなくなっている
⑰その他

環境問題の場合についても、せっかくISO14001を導入しても環境改善は100を目的にすると、せいぜい10くらいしかできていないのに、それ以上はやろうとしていないような印象を受けます。むしろ「随分やっている、これ以上は無理だ」という意識なんです。
「できない」という発言に対して、更になんとかやって戴こうとして、私もいろいろ説明や助言をしても「頭から考えられなーい」「絶対に無理でーす」という感じです。
トヨタの徹底した無駄とりをやっているレベルの会社がある一方で、「できません」を連発する会社もその数倍あるというのが現実です。すごい立派な会社を知っている私のようなコンサルタントとしては、情けないやら、指導の限界や大きな壁にぶち当たってしまうわけです。
世界に冠たる「KAIZEN]はどうなったのでしょうか?政治(抵抗勢力)や役所は最たる「できませーん」の代表ですが、日本の指導層である政治や役所がもっと「KAIZEN]を率先して実施し、日本企業にトヨタの徹底した無駄とり改善を広めて欲しいものです。
ちなみにKAIZENをやっている会社というのは、これまた逆の意味で「すごーい」ですよ。マスコミも、日本企業や日本再建のために、そういう素晴らしい事例をもっと紹介して自覚ややる気を高めて欲しいですね。一時、小泉首相の時に「抵抗勢力」という言葉がはやりましたが、会社も個人も「国民総抵抗勢力」なんですね。環境問題しかり、例えばレジ袋の有料化みたいなささいなことさえできていないのです。

私もエアコンや自販機やFAXや天井照明や残業や郵便を止めるか大幅削減しましょうと提唱しているのですが、大阪市役所の職員のように「できません・絶対に無理です」という醒めた答えが帰ってくるだけです。一方そういうものをごく当り前にやっている会社も、案外あるのです。そういう私も手本を示すために達成しています。例えば、冬の場合かなり厚着をして、暖房はお客さんが来られる時以外は、使用していませんし、冬でもよほど寒くない日は、むしろ、ドアを開け空気を通しています。
動物達は裸で寒い山の中でしのいでいるんですよ。知恵も家も洋服もある人間にできない理由なんかあるわけがありません。私はそのおかげで身体の健康まで取り戻したほどです。エアコンに頼る→体力や健康に悪いのですよ。身体が弱るだからますますエアコンに頼るのですよ。嘘だと思うのならばいつでもお越し下さい。
でもそういうことはやる決断と思い切ってやってみないと実現しないのです。だから私のようなことをやる人や会社はほとんどありません。「そんなこと嫌・駄目・無理」ですって!
トップの責任は重大であって、改善に対して、意欲を見せ、自ら手本を示すとともに「どんどん改善しろ、全面的に手伝う、表彰もする」でなくてはならないというのに。政治家もそうですよ、安倍さん、悪名高い日本の政治家や役人の名誉回復したらいかがですか。
クールビズとかウオームビズなんてことだけでなく、もっと率先して、国会や役所からエアコン使用の大幅削減・紙・ごみ・電気の大胆な削減なんかをやって欲しいものです。http://www.meico.org/kankyoukaizen.html
最後にまとめると「何も言わず、やらなくなった若者よ、ロウジンカ?」
 ①めんどくさい
 ②しんどい
 ③やる気が起きない
 ④やったことがない
 ⑤怖い
 ⑥自分の責任になるから
 ⑦能力がない
 ⑧失敗が嫌
 ⑨忙しくてそれどころじゃない
 ⑩上がOKするわけがない
 ⑪そんなこと、やったことがない
 ⑫身体がしんどい
 ⑬やり方がわからない
 ⑭やっても褒められない
 ⑮給料が増えるわけじゃなし
 ⑯チャレンジ精神なし
 ⑰言われたら、しかたなくやる
 ⑱誰かがやるじゃん
 ⑲汚い・臭い・面倒・
 ⑳考えざる・言い出さざる・やらざる
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第6号 村上和隆の経営塾「一言」   管理できない人が増えています→崩壊への道か?

2006-09-18 08:41:13 | 経営管理
6、管理できない人が増えています→崩壊への道か?

管理というのは、出たとこ勝負で結果にまかせるのではありませんが、何事も”おまかせ”、”ほったらかし”の人が多い。
人間にとって最重要事項の一つである管理ができない人間が増えているのは何故なんでしょう?
昔の人々は、暮らしや仕事を厳しく規範・規則で律し、厳格に守りとおして来ました。
安全・快適・便利な生活に浸かっているために、堕落・油断・傲慢・ボケが急速かつ広範囲に進行しているんでしょうね。
自然の中で暮らす動物を見ていると、彼らは彼らなりにしっかり管理していますよ。むしろ最近のだらけた人間以上です。
管理とは、基準・規則・目標・計画を設けて確実にそれらを順守・達成することです。
仏教の修行なんかも、だらけた人間を真っ当に戻すための、ある種の厳格な管理のための厳しい修養だとも言えるのです。厳しい修養もしなくなった若者や更に大人達まで、その堕落は目を覆うものがあります。
野球でもサッカーでもゴルフでさえも勝利を得る者やチームは厳格かつ有効な管理が必要なんです。
管理が益々必要になるのに「管理はますます疎かになっている」、その先にあるのは『崩壊』なんでしょうね。
何でもおまかせしてしまうタイプの人は、早晩「運命」に飲み込まれてしまいますよ。

①他人まかせ
②時まかせ
③成り行きまかせ
④親まかせ
⑤上司まかせ
⑥国まかせ
⑦運まかせ
⑧妻まかせ
⑨部下まかせ
⑩結果まかせ
⑪業者まかせ
⑫流れに身をまかせ

とにかく自分できちんとやらない人が多くなっています。そしてこんな人に限って占いに頼るんです。そしてむしろ失敗するんです。
そういう人は、自力・自活・自制・自信・自立がない、きちんとすることができない。

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40.エレベーター事故は、検査業者のずさんさが原因か?

2006-07-22 21:27:10 | 経営管理
エレベーターは法律で月1回の定期検査を義務づけられていますが、人の命や怪我に関する機器は、その他多くの法律でこういう定期検査が義務づけられています。検査は専門能力が必要ですから、ユーザーは、ほとんどの場合、どこかの専門業者に委託するのですが、ここに重大な落とし穴があるのです。

話をマンション建設の場合に置き換えますと、マンション建設の場合、
設計者等によるチェック、指定確認検査機関の確認検査段階、施工段階の確認によってその強度の確認が厳密が実施されているはずですが、
姉歯建築士によるあんな信じられない事件が起きたのです。

ということは、本来信じて良いはずの法律も専門家もメーカーも販売業者も、皆いい加減で、信じられないということを証明しているのです。
狂牛病の肉の場合も、アメリカの検査がいい加減だということが問題になっていますが、どうも本来きちんと実施されているはずのものが、それが隠れ蓑になっていて、存外信用できないということなのです。
ISO14001環境マネジメントシステムでも、廃棄物回収・運搬・処理や浄化槽の点検清掃のような委託検査や委託処理については、委託する側の人の責任も問われるというのが一般的です。
「専門の業者が定期検査を実施していますから、問題ありません」と言われる会社の方が多いのですが、我々コンサルタントや審査員は「業者の検査に問題ないということを貴方はどうやって確認されましたか?」と聞くのです。そうすると、会社の担当者は、「確認はしていませんが、お金を払い、許可書をもった専門業者が定期的にきちんとやっているから大丈夫なはずです」と言われるのです。
しかしそういうことを言っていて事件・事故を起こした会社の例は非常に多いのですが、こういうレベルの低い回答を言するようでは、プロとして会社勤めをする資格はないのです。

手抜き工事・手抜きリフォームというのも、ここ数年問題になっていますが、「大工さんだからきちんと仕事をして当たり前」という間違った認識があることが災いしているのです。
大工にも、素人もいます、未熟者もいます、いかがわしいのもいます、詐欺もいるのです。
とんでもない手抜き工事にあって「けしから業者だ許さん」などと言っている人を見ていると、「あんたが悪い」ときつく言ってあげたくなるのは私だけでしょうか?
政治家や役人はどうでしたか、相変わらず国民や県民の目を盗んで、日夜懸命に税金の無駄使いや不正を働いているのです。国民の監視・監督が必要なんです。
工事の場合も、開始・基礎・土台・木組み・壁そこら辺までは、自分の目で、現場で大工と一緒になって確認をしなくちゃ駄目なんです。
問題が出る場合とは、「工事も手抜きだが監視・監督が手抜き」だからなんです。

駄目なことは、

●他人まかせ
●他人を安易に信じる
●自分の目で確認しない

なんです。

『他人に委託する=他人まかせ』

ではないのです。

『他人に委託する=委託した人の仕事内容を監視し監督する』

ことが大事なんです。

ところで、エレベーターの検査なんてのは、まずほとんどの場合、現場立会いをしていません。貴方のビルでも立会いなんか全くせず「完全なおまかせ」ではありませんか?業者はそういうユーザーには100%手抜きをするんですよ。
私が元勤めていた京都の会社では、工事や検査は社内の従業員が立ち会うようにして、大事なポイントを直接確認し立会い結果を記録・報告するようにルール化されていました。
まあ、こういうきちんとしたルール化をしている会社や家庭は、日本では皆無と言っても過言ではありません。

不詳村上和隆の場合は、工事でもなんでも必ず立会いじろじろ見て、いろいろ質問します、写真も撮ります。自分では工事や検査作業それ自身はしませんが、監視・監督はできるのです。時々大工さんが私の質問や指摘に対して「村上さんの言われるとおりです、早速村上さんの言うとおりに、やり直します」なんてことも、かなりあるんですよ。
大工や検査や政治自体はできなくても、それを監視・監督の能力を有することも大事ですよ。そうしないと人生で何度か、とんでもない痛いめに遭いますよ。

ところで、「俺なんか、人生全て他人任せだよ」なんて若者がどんどん増えています。大事な自分の人生を他人任せにしても良いのですか?「あー嘆かわしい、世も末じゃ」
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