村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

91.物理法則曰く、「作用があれば、反作用あり」

2007-07-24 10:08:18 | 人生
物理法則曰く、「作用があれば、反作用あり」すなわち、「得ようとすれば、同じだけのものを失う」

得るとは、どんどん継続的に得られ続け、良いものがどんどん蓄積すると勘違いする
「得る=得る」ではないく、実を言うと、「得る(作用)=失う(反作用)」
貴方が多くのものを得たとしよう、喜んでいる場合じゃない、同じだけ失っているのだ

戦後、欧米化により日本は世界の富を得たが、掛け甲斐のない日本文化を失なった
戦争は、人の命を奪った以上に、日本という掛け甲斐のないものを失わせた
得るものが多いほど大きいほど、失ったものは二度と蘇ることはない
例1)豊かさ・便利を得て、地球環境を失う
例2)物質を得て、精神を失う
例3)平和や安全を得て、油断する
例4)速さを得てゆとりを失う
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金持ちやその子供の多くは、金や物や豊かさ以外のほとんど多くの大事なものを失った抜け殻になっていく
それが証拠には、保有する多額の金に依存する
己を高めず、金によって己を高いように見せかける・誤魔化すようになる
金ばりの「張子の虎」みたいになっていく

幸せには、
  ①得る幸
  ②失ったもの取り戻す幸
  ③何もない幸がある
人は①得る幸を幸と勘違いする

現代は、①得ることの幸を目暗滅法に追求する時代である
 その結果大事なものを次々に平気で失って行くのだ
気がついたら丸裸・無力・無能になっている

「子孫に美田(多額の財産)を残す・子供に贅沢をさせる」などということは、与えるにあらず
子孫から魂を奪う何物でもないのである
現代と戦前の大きな違いは、昔は、

貧しく・飢え・怯え・つらく・耐え・勤勉・規則的・敬い・謙虚で・節約的
であったが、今はみじんもその名残がない
現代は、そういう大事なもののほとんどを失った/得たものは泡のような刹那的な快楽だけであった
ところがどうだ、いまだに血眼になって「金が欲しい・物が欲しい・名誉が欲しい・贅沢がしたい」というじゃないか?
人の浅ましさは信じられない

私は、「多くの人が作用としたら、自分は反作用になれ」と思う
①人が集まろうとしたら、自分は離れろ
②人が高み(右)に行ったら、自分は低くき(左)に行け
③人が贅沢したら、自分は倹約しろ
④人が都会に住むなら、自分は田舎に住め
⑤人が急ぐならば、自分はゆくりしろ
⑥人が争ったら、自分は柔和になれ
⑦人が無駄使いしたら、自分は節約しろ
⑧人が外見を大事にしたら、自分は内面を磨け
⑨人が安心したら、自分は心配しろ
⑩人が楽したら、自分は苦しめ
⑪人が工業をしたら、自分は農業をしろ
⑫人が浮かれたら、自分は自重しろ

この際、かつて高校時代に習った「作用あれば、反作用あり」という法則を思い出してみようじゃないか
「得ることで失う」のが良いのか「失うことで得る」ことが良いのか?
http://www.meico.org/zayuunomei.html
コメント
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