関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:東京出身-大阪赴任-京都事務所-滋賀田舎暮し (東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)
※お知らせ:今後4~11月は事務所が滋賀の山中になるため毎日掲載できなくなります、やや日があきますが了解下さい
56、二兎追う者は一兎をも得ず
私は、平成11年滋賀県の安曇川の山中に暮らしをはじめて、9年間、徐々にではありますが、いろいろなことを教えてもらったような気がしています。
そういう暮らしの中で、最近になって思うことは、”やっと半人前だが普通の人間に戻りつつある”という気持ちです。
”変わり者の村上”なのかもしれませんが、最近の山での私の暮らしは、極めて簡素なものですが、幸せな・安楽な日々なんです。
私めの山での暮らしからの自分の変化をつくづく思い直してみると一つの重大な諺に至るのです。それは
「二兎追う者は一兎をも得ず」ということです。
すなわち、都会での暮らしをつらつら、振り返ってみると、正に二兎も三兎も、いや十兎も百兎も追っていたように思うのです。
しかも、それで楽しかったかというと、むしろ苦しい・つらい・つまらん・混乱・空虚・退屈なもので、更に災いさえやってくるようなものであったように思うのです。
何故なんでしょうね?便利で豊かで安全で・・・楽しいことが沢山というか無限にあるはずの都会の暮らしのほうが空しかったのです。
山では一兎とは言わないまでも追う兎の数は、都会の場合に較べて劇的に減ってしまいます。
そういう状況を「つまらないでしょ?}なんて訊く人がいるんですが、実は、そんなことはないのです。
山の中で一人で暮らしてみると、自分と向き合うこと・自然と向き合うこと・真実と向き合う暮らしに大きく舵をきったように思うのです。
人間は24時間二兎以上を追っているのです。その結果、苦しみや悩みや事故や病気や怪我やあらゆる災いが自分の身に降りかかってくるのです。
自動車を運転していて起きる事故の原因は全て二兎追うことから起きているんです。その他多くの事故も同様です。
都会的・豊か・便利・物質的なもので溢れる現代においては、私のように山で9年も暮らしてみないと理解できないのでしょうが、
多くの現代人・都会人は、四六時中、血眼になって二兎以上を追っているという自覚がないのです。また二兎以上を追うことをむしろ賛美しているのです。
一兎を追うべきなんです。人間や生き物は二兎以上追える能力はあるようで、実はかなり無理なことなんです。
『一点に集中する』ことこそ人生の極意と言っても過言ではないのです。
かく言う私でさえ、必死になって、二兎以上を追う自分に気づき””こりゃいかんと気づいた”のは2008年65歳になってからなんです。
そして最近は正しく時々刻々、「二兎追追おうとする自分を諌める」日々なんです。そうすると心が安定感を増し、どっしり定まります。
まあ、なんと一兎だけを追う自分がいないことか?例は無限にあるのですが、例えば、運転しながら携帯電話しているようなことばかりしているんです。
意識しなくても「無意識に一兎だけを追う自分」になることを目指して精進する毎日です。
事例は無限にあるのですが、もう二三例を挙げると、
1. 楽して金を儲けようとしている
2. 相手を愛そうとしているのに、自分もいい恰好する
3. 無理して会社に行って仕事をしながら、風邪を治そうとする
4. 便利で、豊かな都会でヌクヌクと暮らしていて、立派な人間になろうとする
5. 資源やエネルギーを浪費する人が環境に優しくなろうと言う
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本人の旅行なんかが典型的な例で、あれもこれも欲張り過ぎで、なぜかひたすらあちこち動き廻るんです。結果的に大事なものを何も得られず、得るのは動き回ってお疲れとお金の浪費だけなんです。もっと一箇所に滞在してゆったり過ごすのが良いのですが、日本人は絶対にしませんね。十兎くらい求めてしまうんですね。
女は女であればそれで十分過ぎるのですが、現代の女性は、男の真似したがるんです。
階段を降りる時は降りることに集中すればいいんですが、足元を見てないんです。そして階段を踏み外すのです。
”脚下を診よ”というのはそういう意味なんでしょうね。あらぬところ診ているから何も成せないのです、事故に遭うんです。
二兎以上を追う生き方・暮らし方・行動の仕方というのは、人間を次のようなものにしてしまうのです。
1. 集中できない
2. 注意が散漫になる
3. 中途半端になる
4. 浅くなる、深められない
5. 失敗や災いにつながる
6. 心が定まらない
7. イライラスする
8. 不安定
9. 結果が満足するものでなくなる
10. 小ぽけで卑しくなる
11. 信頼できない
12. 永遠に満足感が涌かない
以上の内容についてもっと知りたい人は、考えてみたい人は、是非、毎週土曜日の”村上和隆の飲んで楽しく語ろう会”に気軽にご参加下さい。
12月~3月は、京都市伏見区の事務所で実施しますので、是非ご参加下さい。
12月~3月は、毎月第一週目は、この「二兎追う者は一兎を得ず」について議論したいと思います。無論、私めの持論も紹介します。
村上和隆の森で語ろう会
村上和隆人生塾のホームページへ
村上和隆高齢者のための健康体操支援のホームページへ
村上和隆の会話塾
村上和隆の会話ブログ
※お知らせ:今後4~11月は事務所が滋賀の山中になるため毎日掲載できなくなります、やや日があきますが了解下さい
56、二兎追う者は一兎をも得ず
私は、平成11年滋賀県の安曇川の山中に暮らしをはじめて、9年間、徐々にではありますが、いろいろなことを教えてもらったような気がしています。
そういう暮らしの中で、最近になって思うことは、”やっと半人前だが普通の人間に戻りつつある”という気持ちです。
”変わり者の村上”なのかもしれませんが、最近の山での私の暮らしは、極めて簡素なものですが、幸せな・安楽な日々なんです。
私めの山での暮らしからの自分の変化をつくづく思い直してみると一つの重大な諺に至るのです。それは
「二兎追う者は一兎をも得ず」ということです。
すなわち、都会での暮らしをつらつら、振り返ってみると、正に二兎も三兎も、いや十兎も百兎も追っていたように思うのです。
しかも、それで楽しかったかというと、むしろ苦しい・つらい・つまらん・混乱・空虚・退屈なもので、更に災いさえやってくるようなものであったように思うのです。
何故なんでしょうね?便利で豊かで安全で・・・楽しいことが沢山というか無限にあるはずの都会の暮らしのほうが空しかったのです。
山では一兎とは言わないまでも追う兎の数は、都会の場合に較べて劇的に減ってしまいます。
そういう状況を「つまらないでしょ?}なんて訊く人がいるんですが、実は、そんなことはないのです。
山の中で一人で暮らしてみると、自分と向き合うこと・自然と向き合うこと・真実と向き合う暮らしに大きく舵をきったように思うのです。
人間は24時間二兎以上を追っているのです。その結果、苦しみや悩みや事故や病気や怪我やあらゆる災いが自分の身に降りかかってくるのです。
自動車を運転していて起きる事故の原因は全て二兎追うことから起きているんです。その他多くの事故も同様です。
都会的・豊か・便利・物質的なもので溢れる現代においては、私のように山で9年も暮らしてみないと理解できないのでしょうが、
多くの現代人・都会人は、四六時中、血眼になって二兎以上を追っているという自覚がないのです。また二兎以上を追うことをむしろ賛美しているのです。
一兎を追うべきなんです。人間や生き物は二兎以上追える能力はあるようで、実はかなり無理なことなんです。
『一点に集中する』ことこそ人生の極意と言っても過言ではないのです。
かく言う私でさえ、必死になって、二兎以上を追う自分に気づき””こりゃいかんと気づいた”のは2008年65歳になってからなんです。
そして最近は正しく時々刻々、「二兎追追おうとする自分を諌める」日々なんです。そうすると心が安定感を増し、どっしり定まります。
まあ、なんと一兎だけを追う自分がいないことか?例は無限にあるのですが、例えば、運転しながら携帯電話しているようなことばかりしているんです。
意識しなくても「無意識に一兎だけを追う自分」になることを目指して精進する毎日です。
事例は無限にあるのですが、もう二三例を挙げると、
1. 楽して金を儲けようとしている
2. 相手を愛そうとしているのに、自分もいい恰好する
3. 無理して会社に行って仕事をしながら、風邪を治そうとする
4. 便利で、豊かな都会でヌクヌクと暮らしていて、立派な人間になろうとする
5. 資源やエネルギーを浪費する人が環境に優しくなろうと言う
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本人の旅行なんかが典型的な例で、あれもこれも欲張り過ぎで、なぜかひたすらあちこち動き廻るんです。結果的に大事なものを何も得られず、得るのは動き回ってお疲れとお金の浪費だけなんです。もっと一箇所に滞在してゆったり過ごすのが良いのですが、日本人は絶対にしませんね。十兎くらい求めてしまうんですね。
女は女であればそれで十分過ぎるのですが、現代の女性は、男の真似したがるんです。
階段を降りる時は降りることに集中すればいいんですが、足元を見てないんです。そして階段を踏み外すのです。
”脚下を診よ”というのはそういう意味なんでしょうね。あらぬところ診ているから何も成せないのです、事故に遭うんです。
二兎以上を追う生き方・暮らし方・行動の仕方というのは、人間を次のようなものにしてしまうのです。
1. 集中できない
2. 注意が散漫になる
3. 中途半端になる
4. 浅くなる、深められない
5. 失敗や災いにつながる
6. 心が定まらない
7. イライラスする
8. 不安定
9. 結果が満足するものでなくなる
10. 小ぽけで卑しくなる
11. 信頼できない
12. 永遠に満足感が涌かない
以上の内容についてもっと知りたい人は、考えてみたい人は、是非、毎週土曜日の”村上和隆の飲んで楽しく語ろう会”に気軽にご参加下さい。
12月~3月は、京都市伏見区の事務所で実施しますので、是非ご参加下さい。
12月~3月は、毎月第一週目は、この「二兎追う者は一兎を得ず」について議論したいと思います。無論、私めの持論も紹介します。
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