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函館の夜景 節電でも美しさを

2013-02-06 23:27:43 | 報道/ニュース


  1月29日 おはよう日本


  100万ドルの夜景とも称される年間400万人が観光に訪れる函館の夜景。
  市街地の両側が海になっていて街の明かりが浮かび上がるのが特徴である。
  降り積もった雪に街灯りが反射して
  冬は夜景がいちばん美しく見える季節である。
  北海道では冬に消費電力量が多くなる。
  ところが北海道では全国で唯一7%という節電の数値目標が定められた。
  消費電力量が最も多いのが照明である。
  北海道内の原発がすべて止まって迎える初めての冬。
  節電しながらや夜景の美しさは維持したいと
  市や企業が独自の取り組みを始めた。

  観光名所にひとつ五稜郭タワー。
  これまでライトアップのために20機の大型ライトを使ってきたが
  函館山から見えない面のライトを消すことにした。
  とおっくからの見え方を担当者がチェックし
  20機のライトのうち12機を消しても
  函館山の見え方はほとんど変わらないことが分かった。
  (五稜郭タワー節電担当 坂口誠さん)
  「函館の夜景に貢献しなければならない。
   なおかつ節電もしなければならない。
   思い浮かんだ結果がこのような形になった。」
  こうした取り組みは地元のホテルでも行われている。
  できるだけ山側の部屋に泊まってもらい
  山から見える灯りを少しでも増やそうというのである。
  夜景を守るため日中の節電に励むところもある。
  夜のライトアップが有名な旧函館区公会堂(国の重要文化財)である。
  日中に多くの観光客が訪れるが
  悩みはシャンデリアに使われる白熱電球の消費電力が大きいこと。
  そこで観光客がいないときは照明を落とす。
  観光客の出入りを常にモニターでチェックする徹底ぶり。
  こうした努力で日中の電力量を11%削減することが出来た。
  夜 色鮮やかに浮かび上がる旧函館公会堂。
  日中の節電の甲斐あって幻想的な夜景を作り出すことが出来た。
  何とか街灯りを守りたい函館。
  それでも前より少し暗くなったと感じる人もいる。
  そこで函館山では地元のボランティアガイドによる活動が新たに始まった。
  (ボランティアガイド 佐藤喜久恵さん)
  「節電電気を落としているんだけどもっときれいに夜景を見たい。
   何かしたらみられるんじゃないかと考えて。
   目を閉じて。ひとつ ふたつ みっつ・・・」
  瞼を開けた時に飛び込んでくる強い灯り。
  夜景の美しさを強調する裏ワザである。

  いくつもの小さな取り組みが重なり合い
  ひときわ輝く函館の夜景。
  函館市によると今使われている街灯を
  より節電効果の高いLEDライトに変更する案も出ているが
  夜景の柔らかい光の味わいがなくなってしまうおそれがあり
  LEDの導入には慎重にならざるを得ないということである。

  
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ロシアの新車ブーム 競争激化

2013-02-06 07:51:12 | 報道/ニュース


  1月29日 Bizプラス


  日本の自動車メーカーが注目しているのは新車の販売が急増しているロシア市場。
  ロシア極東のウラジオストクで初めて公開されたトヨタの組み立て工場は
  三井物産とロシアの自動車メーカーがトヨタの委託を受け
  年間1万2,000台の生産を目指す。
  ロシアで最も人気がある日本車といえば大型の多目的スポーツ車。
  トヨタはウラジオストクでの生産車種を
  このランドクルーザー1種類にしぼり勝負をかける。
  試験生産に向けトヨタは
  本拠地愛知県の工場から10人以上の技術者を派遣し万全の態勢で支援してきた。
  1月25日 ロシアの経済を担当する副首相が工場を訪問した。
  (ロシア シュワロフ副首相)
  「トヨタの最高級モデルの1つが間もなくここウラジオストクで生産される。」
  ロシア政府はこの工場を誘致するため 
  シベリア鉄道の輸送量をゼロにしたほか
  関税を大幅に引き下げるなどの優遇策を提示した。

  ロシアの新車販売はヨーロッパ市場の落ち込みとは対照的に3年連続で増加。
  去年は293万台に達しヨーロッパ最大のドイツに迫る勢いである。
  人気の車もかつての輸入中古車から新車に様変わりしている。  
  需要の伸びを受けて日本だけでなく欧米や韓国のメーカーも現地生産に参入。
  今では16都市に9か国のメーカーが生産拠点を構えている。
  
  販売競争も激しさを増している。
  ウラジオストクにあるトヨタ系の店は一昨年 ショールームを拡大した。
  (客)
  「日本車には欠点がない。
   運転しやすく性能が高く燃費もいい。
   買うなら日本車。」
  (自動車販売会社 増田直弘副社長)
  「まだまだロシアには成長の余地がありさらなる成長に期待します。」

  日本の高度経済成長期にも似たロシアの新車ブーム。
  各国の自動車メーカーがシェアを争う激戦市場となりつつある。
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