2月25日 おはよう日本
東京証券取引所と経済産業省は
女性が活躍している企業を“なでしこ銘柄”と名付けて今日公表する。
女子サッカーのなでしこJAPANにあやかって
女性が活躍する企業を選んで投資家に紹介しようというもの。
具体的には
女性の管理職がどのくらいいるのかといったキャリア支援と
子育て支援する制度がどのくらい使われているのかといった両立支援の
この両面から企業を評価してその中から業績がいい企業をなでしこ銘柄として選定する。
株式取引の経験があまりない女性の投資家を多く市場に呼び込もうという思惑があるが
女性が活躍する企業を投資家が応援するようになれば
他の企業も追随するようになるのではという期待もある。
しかし本気で女性の活躍を考える企業が増えていかないという実態がある。
たとえば管理職に占める女性の割合は
日本 11,9%で
フィリピン 52,7%
イギリス 34,4%
などに比べると大変に低い。
両立支援を支える制度が整っていないので子どもを産んだ女性の6割が仕事を辞めている。
いずれ女性は仕事を辞めるだろうということで企業も女性の活躍の場を設けてこなかった。
女性が活躍すればこれから減っていく労働力を確保して
社会保障の支え手を確保することにもつながる。
世帯の収入が増えていくと消費活動も活発になっていく。
少子高齢化がすすむなかで女性の活躍が経済の活性化のカギを握ると国際機関も指摘する。
企業の意識改革
保育所の整備
男性の育児参加
あらゆる場面で変革が求められている。
女性が本当に活躍できるかどうか日本社会の覚悟が問われている。