2月8日 おはよう日本
毎週末に行われるアジア企業家村。
参加者のほとんどがアジアの留学生や卒業生である。
(ベトナム人)
「日本と言う国は素晴らしいというイメージを持っている。
起業したいですね。」
(ベトナム人)
「わたしは日本の文化もわかるしベトナムの文化もわかるので
真ん中に立って考えるとチャンスがある。」
(中国人)
「中国の開発力を活用して
最適で安いソリューション(情報システム)を提供したい。」
これまでにこの塾から30を超えるベンチャー企業が生まれている。
地域の雇用を増やすためにも起業する留学生たちに期待を寄せている。
(アジア企業家村推進機構 牟田口雄彦さん)
「アジアの人材 高い教育レベルを持っている方々が
創業意欲が非常に高いことに気がついた。
外国人企業家の方々が日本をアジアに開くようなビジネスをするような
環境を作っていきたい。」
留学生として来日して起業しすでに成功を収めている人もいる。
中国から来た程涛(ていとう)さんは
IT企業を立ち上げ今年の売り上げは1億円に迫ろうとしている。
程さんの会社ではホームページの文字を選択すると
自動的に検索サイトにつながるというサービスなどを提供している。
東京大学の大学院のときに考え特許を申請。
日本で起業した。
(中国人企業家 程さん)
「特許という意味では日本では法律で保護されるのが魅力。
自分の知的財産をビジネス化すれば守っていただける。
中国は発展しているけれども知的財産は守ってもらえない。
守ってもらえる環境で起業したくて日本で起業しました。」
程さんは取引先の会社に
ホームページを見やすくするアイデアを試作品にまとめて持ち込み取引を広げてきた。
(ニュースサイト担当者)
「3年前 程さんに会った時『このサービスどうしたい』と聞いたら
『googleに勝ちたい』と言われたんですね。
googleのサービスを変えられると言われたので一緒にやろう。
いいサービスを作っていきましょうと。
ぼくらはいいサービスを利用させていただきたい。」
程さんは日本で新たなソフトを次々開発し
世界を相手にビジネスをしたいと考えている。
(程さん)
「日本はまだまだ経済大国ですのでやれることがある。
ひとつひとつをやり遂げ進化していきたい。」
留学生が造った会社はIT関連を中心に日本の製品をアジアに売り込む会社や
日本の企業の海外進出を助けるコンサルティング会社などさまざまである。