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火葬から水葬へ 米で注目!ペットの“葬り方”

2018-02-17 07:00:00 | 報道/ニュース

1月24日 国際報道2018


愛するペットが死んだときにどうお別れするか。
アメリカではいま
火葬でも土葬でもないまったく新しいスタイルの弔い方が飼い主たちの心をとらえている。
葬儀会社が訪れた住宅。
ここで飼われていたネコが死んだのである。
(飼い主)
「かわいい子でした。
 ガンだったんです。」
「迎えに来てくれてうれしいわ。」
(葬儀会社)
「では何かあれば連絡してください。」
(飼い主
「私は悲しいけれど
 ネコはとても安らかな最期でした。」
ネコの死骸が運ばれたのはアメリカで注目を集めるペットの葬儀会社である。
行われているのは火葬でも土葬でもなく水葬である。
1年ほど前にジョスリン・ロスさんが店をオープンした。
(“水葬”会社経営 ジョスリン・ロスさん)
「科学を活用して地域のために何か始めようと思っていました。
 水葬に使うエネルギーは火葬より95%も少なく
 環境に配慮した葬り方なんです。」
水葬が行われる部屋。
死んで間もない犬の体を専用の機械に横たえる。
そして水と溶液を流し込む。
95℃の温度で待つこと20時間。
皮膚や肉は完全に溶け骨だけが残る。
自然環境で行われる腐敗のプロセスを溶液や熱によって短い時間で再現しているのである。
その骨を約3日間乾燥させて
飼い主に渡される。
市内に住むウイリアムスさんは去年6月に愛犬が死に初めて水葬サービスを利用した。
(ウイリアムスさん)
「死に対する考え方が美しいと思いました。
 水で分解し自然に戻すという考えが好きです。」 
ペットを土葬する場合
アメリカでは多くの地域で専用の霊園に埋葬しなくてはならず
ロサンゼルス郊外では小さな動物でも8万円かかる。
また水葬は
主流である火葬よりも二酸化炭素を排出せず環境にやさしいことから
新しい弔い方として人気を集めている。
(ウイリアムスさん)
「土葬などより良い選択肢ね。」
開業してから仕事の依頼数は倍以上に。
雑誌社の取材などが毎日のように訪れている。
(雑誌記者)
「生きものの体は多くが水で出来ていて
 水から始まり水で終わる。
 そんなサイクルだという考えが好き。
 流行間違いなしよ。」
(“水葬”会社経営 ロスさん)
「水葬は火葬のように一般的になると思います。
 火葬に抵抗がある人が多いのでいずれ水葬が上回ると思います。」
環境に配慮した新しいエコ葬儀。
アメリカで流行の兆しが出始めている。



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