secret boots

ネタバレ必至で読み解く主観的映画批評の日々!

人の命について考えさせられた一年。

2012-01-09 21:28:48 | 日記
またまた更新が滞っています。
書こうと思っては、パソコンを立ち上げて、やっぱり書くのをやめて、というのを繰り返していました。
本当はもっと早くにこの記事を書こうと思っていましたが、結局年を越すまでキーボードに向かうことができませんでした。
そうこうしていると、また悲しい知らせが届きました。
いい加減に自分の考えをまとめたいと思います。

昨年一年間で、僕の身近な人が複数亡くなりました。
それまであまり意識してこなかった「死」というものをこれほど強く感じさせられたことはありませんでした。
ある意味では幸せだったのかもしれません。

以前働いていた職場でお世話になった人が、昨年秋に亡くなったという知らせを受けました。
ほとんど同時期に、僕の祖母が救急車で運ばれた、という知らせを受けました。
具体的なことは書くことはよしましょう。

祖母が亡くなったことで、僕たち家族は、祖母にあらゆる面で支えられていたことを知りました。
また、以前の職場でお世話になった人が亡くなったということを聞き、自分が予想していた以上に大きなショックを受けました。
また二人がひょっこり現れて、「ごめん、あれ、冗談やったんやで」と言ってくれるような気がしてしかたがありません。
まだまだ話さなければならないことがたくさんあり、まだまだ教えてもらわなければならないことがたくさんあった気がします。

そんなことを書き留めようとしていた矢先、年末に交通事故でまた一人、お世話になった人を亡くしました。
まさに突然の死でした。
告別式は強い悲しみに支配されていました。
職場では冗談ばかり言う、気のいいお父さんのような人でした。
お子さんはまだ小さく、泣きじゃくっていました。

人の死を悼む悲しみを癒すことなどできないということを痛感しました。
同時に、自分は本当にその先輩方や祖母にきちんと向き合っていたのだろうかと不安になります。
この気持ちは、本当に深いものです。
生きているということの不思議さ、また死んでいくということの重さ、もう元に戻らないということの悔しさを思わずにはいられません。

僕は本当に「今」を生きているのだろうか。
明日自分が死んだら何が遺るのだろうか。
死というものが、自分にとってこれほどまで遠い存在だったとは気づきもしませんでした。
喪中の意味とか、葬儀の重みとか、本当に自分は何も分かっていなかったのだろうという気がします。

生きている奇跡に感謝しながら、今年一年を過ごしたいと思います。
今年もよろしくお願いします。
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2 コメント

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Unknown (kazuki)
2012-01-16 23:19:24
いつもブログ観てます。
僕は去年、同じサッカー部に在籍していた一つ上の先輩を交通事故で亡くしました。
初心者だった僕に初めて試合中に声かけてくれて、初めて教えてくれた尊敬する先輩でした。悲しいというのもあったのですが、信じられないという気持ちのほうが圧倒的に多かったと思います。お世話になりました、今までありがとうございましたと感謝の言葉を言えなかった自分をぶん殴りたい気分でした。僕も身近な人の死を通して、改めて命の重さ、儚さを知りました。一日一日、自分を支えてくれる周りの人に対する感謝を何らかのカタチにして伝えながら生きていければと思います。駄文長文失礼いたしました!
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書き込みありがとうございます (menfith)
2012-01-18 23:54:46
管理人のmenfithです。
まだ映画を観られていません。
ヤヴァイです。
そろそろ年間ベストを発表する時期になりましたね。
そちらのほうもがんばります。
来週になれば一気に仕事が落ち着く予定……。

>kazukiさん
かきこみありがとうございます。
返信遅れました。
つらい経験をされたのですね。
その先輩が亡くなったことはとても残念なことですが、そのことをきちんと受け止めることができるkazukiさんとの出会いを用意してくれたことは、すばらしいことだと思います。

出会いを大切にしなければなりませんね。
それが自分を支えてくれるつながりになるのだとしみじみ思います。
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