銅版画制作の日々

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ママの遺したラヴソング(^^♪等身大のスカーレット・ヨハンソン

2007-04-24 | 映画:ミニシアター

 
今最もている女優スカーレット・ヨハンソンと名優ジョン・トラヴォルタが贈る心に染みる感動作

スカーレット・ヨハンソン、ほんまに良く映画に出ています。無茶苦茶売れっ子ですでも今回の映画の彼女は、まさに等身大の役だと思いました。素顔に近いかどうか分かりませんが、何か一番彼女らしい女性を自然に演じていたとように感じるのです。それもそのはず、彼女にとってこの映画に対する想いは4年越しという強いものだったらしいです。何年も、監督とミーティングを重ねて、出演を待ち望んだというくらい近頃のセクシーなイメージの女優だったのを一新して、頭が良く、口が達者だが、生きることに不器用な等身大の女の子パーシー役、そして今回この映画で新境地を開いたジョン・トラヴォルタ、過去の失敗から逃れられずに逃げ苦しみ続ける元文学教授ボビー・ロング役。今まで観た事のない繊細な役柄を力強く演じて、観る者をかしてくれました。

お話は・・・・・パーシー(スカーレット・ヨハンソン)の母ローレンが亡くなった。長年会っていなかった母の訃報に驚くパーシーは学校へも行かず怠惰な生活を送っていた。そんな彼女は、生家のあるルイジアナ州ニューオリンズへ向かう。そこで彼女を待っていたのは二人の見知らぬ男


元大学文学部教授のボビー・ロング(ジョン・トラヴォルタ)と彼を慕う作家志望の青年ローソン(ゲイブリエル・マック)
彼らは母の友人で、遺言によるとは三人に遺されているらしい二人は住む権利があると主張するえぇ~なんで私が知らない男たちと暮さなければならないの冗談じゃない。とパーシーはフロリダに帰ることに・・・・。の待合所で、形見であった、「心は孤独な狩人」カーソン・マッカラーズの小説を読み始める。


幼い頃から、祖母に育てられたパーシーは母の記憶はほとんど無い。物語のシンガーの孤独が有名シンガーだった母と重なる。むさぼりながら読み、最後のページにはボビーからローレンに献辞句が“どんな時も歌がある”という言葉が添えられていた。亡くなった母の事を何も知らないパーシーは、少しでも知りたいと生家に留まる決意をするいよいよ奇妙な三人の同居生活が始まった
生意気なパーシーと頑固で皮肉屋なボビーは反りが合わず、口論ばかり相変わらず自堕落な生活を送るパーシーにも、X線技師として働きたいという実現しそうもない夢があった。“に透ける骨が体内の肖像画みたい”と詩的な表現をするパーシー、ローソンはそんな彼女にを抱く。そして学校に行く事をすすめる。相変わらずボビーはから彼女を追い出したい様子。

そんなある日、ボビーにパーシーは母のことを打ち明ける。母への思い出を勝手に作りだしたと・・・・。色々と脚色をした夢の思い出。「でも母には一度も会いに来なかった。」自分のなかでの“ごっこ”にすぎなかった

孤独なパーシーに考えを変えようとするボビーの姿がそこにあった。高校へ行くために、金の工面しようとボビー。教授時代の熱い思いが蘇る学校・ライブハウス・お気に入りの場所・歌手としての母の姿・・・・。彼女は自然と町に溶け込んでいく。心も癒されていくのだ。秋が過ぎ、やがて冬が

クリスマスイヴボビーは、ローソンに積年の想いをぶちまけ、毒づいてしまう家族や職を失い、追われるように、ボビーは助手だったローソンとこの町へ・・・・。このことは、ローソンの中で自分のせいで・・・・。と責め続けて来たそんなローソンの告白にパーシーはなぐさめる。いつしか心通わせる二人

ボビーは病魔に侵されつつあった腎臓に問題があるらしい。入院を余儀なくされる。は禁止なのに・・・・。決して止めようとはしない

いつしか春大学進学となるパーシーは迷っていた。ローソンは助成金を受けて行くべきと。ボビーは複雑な思い一年間の三人の暮らしは大切な絆を作った。

でも別れは突然やってきた実はボビーとローソンは、嘘をついてこのに住んでいたのだ!パーシーは、二人を追い出す

さてお話の行方は3人のふれあいの結末は映画をご覧下さいね

 
ナチュラルなヨハンソンだけど、やっぱりセクシーかな


ジョン・トラヴォルタ 結構渋くなりました。「グリース」「サタデー・ナイト・フィーバー」は、今も印象的な作品です

監督・脚本 シェイニー・ゲイベル 1969年ペンシルヴァニア州フィラデルフィア生まれ、この作品が初のフィクション作品だそうだ。ドキュメンタリーでは国際映画評論家賞を受賞している。

 

「ママの遺したラヴソング」公式サイトです。

 

 

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