6月16日(土)、京都シネマにて鑑賞。TOKIOの国分太一君、何でもこの映画で、初主演だそうだ。だけどそんな感じ全然なく、堂々と演じていた。まるでほんまの落語家さんみたい。ナチュラルな人なので、この役を本当に自然体で演じているなあと思った。
97年度「本の雑誌」ベスト10で第一位に輝いた小説
を「愛を乞うひと」で日本アカデミー賞受賞の平山秀幸が待望の映画化
国分太一の脇をかためる共演者に、香里奈、松重豊、八千草薫、伊東四朗という顔ぶれ。東京の下町を舞台に繰り広げられる、人情・友情・愛情の物語、心温まる、そしてときに
じんわり・・・・。そんな自然体の素敵な作品だ。
古典をする二つ目の落語家・今昔亭三つ葉(国分太一)思うように腕も上がらず悩んでいる彼の元に、「落語を、話し方を習いたい」
とひょんなことからワケありの3人が集まってくる
結構美人だが、超無愛想で口下手な十河五月(香里奈)、勝気なためクラスになじめない大阪少年 村林優(森永悠希)、毒舌でいかつい面相の元プロ野球選手湯河原太一(松重豊)・・・・。
教室は始まったが、集まるごとに、言い争いなかなか落語を覚えてもらえない
そんな彼らをまとめなければならない三つ葉。そんな矢先、ひそかに想いを寄せていた女性の結婚
何一つ上手く行かない三つ葉・・・・。そんなどん底の三つ葉を救ったのは尊敬している師匠小三文(伊東四朗)の十八番「火焔太鼓」だった
師匠の噺が好きだ
落語が好きなんだ
とあらためて実感した三つ葉、一門会で「火焔太鼓」に挑戦することを決意
する。一方、十河と村林もなんとか「まんじゅうこわい」をマスター、発表会の開催を決める。
果たして、それぞれの気持ちは、本当の想いは伝わるのか
それぞれのキャストのキャラも面白く、絡みも絶妙である。特に村林少年を演じた森永悠希君のしゃべくりには周囲の大人の存在も消されるくらいのパワーを感じた。大阪弁も上手い(実は大阪生まれ。そりゃ上手いはず
)何でも、桂枝雀の落語のビデオを観ながら、覚えたそうだ。
年齢の差を越えての友情、なかなか素敵です。三つ葉と五月のも気になりますね。上映は終了しましたが、また何処かのシネマで再上映あると思います。出来ればぜひぜひ、ご鑑賞頂きたい一本です。落語に興味なくても、面白い。国分太一君、頑張っています。
しゃべれどもしゃべれども 公式サイトだよ。