銅版画制作の日々

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キサラギ☆★☆★5人の男と売れないアイドル???

2007-07-18 | 映画:ミニシアター

 

2月4日、売れないアイドル・如月ミキの一周忌ーーー。

ファンサイトで知り合った、5人の男。この部屋で事件は起こる????

6月29日、京都シネマにて鑑賞。とにかく超人気の映画らしく、連日満員だ立ち見もでるくらい・・・・。小栗旬、小出恵介という若手俳優のファンも多いそうで、「わぁ~!」「キャ~!」と凄かったようだ。ともあれ、そういうことは別として、なかなか面白いと聞いたので・・・・・。観ることにした。

評判どおり、なかなか面白い若手俳優さんの演技も、ほんまにもんだ。どうもアイドル的な感じで見ていたけど、違うのだ。特に小栗旬の素晴らしい演技に香川照之に負けないくらいだ。香川照之も、小栗旬を最も愛する俳優だと・・・・・。実は小栗旬、蜷川幸雄演出の舞台の常連だそうで、どおりで演技力が凄いはずである。

 

ということで、小栗旬ユースケ・サンタマリア小出恵介塚地武雅(ドランクドラゴン)香川照之の5人の男が贈る、密室エンタティメントの始まり

 

お話C級、いやD級のグラビアアイドル、如月ミキが自・殺を遂げて、早1年が経った。彼女の1周忌追悼会に集まった5人の男、家元(小栗旬)、オダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)、スネーク(小出恵介)、安男(塚地武雅)、娘(香川照之)、ファンサイトの常連客である彼らは初めて顔をあわせる。ミキの思い出話に花が咲き、大いに盛り上がろうとする5人。

「彼女は自・殺なんかする人じゃない」アイドル・如月ミキのイメージから、そこにいる5人はそう思った。釈然としないやるせなさのなか、誰かが口を開く。「彼女は殺されたんだ」この発言が引き金となり、5人の男たちの推理が始まった

次々と判明する意外な事実しかし、真相へと近づくたびに新たな疑惑が生まれ始める。自・殺じゃなかったじゃあ真犯人がこの中に事態は想像もつかない方向へと・・・・。果たして彼女の死の真相は?5人は行き着く先で何を見るのか????

 

意外や意外、如月ミキと繋がっている人がこの中にいるのだ。推理をしていくうちに、犯人と思いきや、幼馴染みや、何と親族、仕事関係繋がりなんてことが判明して来るのだ。純粋なファンはたった一人だけだった?小さな部屋での5人の想いがぶつかり合い、楽しくて面白いちょっとしたサスペンスだ。

 

5人の男たちの紹介だ

追悼会は家元が発起人、ラフな雰囲気でやるつもりだったが・・・・。オダ・ユージは喪服での登場そして、「追悼するのに、ラフな服装はおかしい」と指摘途中席を外していた安男にも非難だ。する安男は慌てて、喪服を購入のため、街へと・・・。そしてやっとのことで、喪服を購入した安男は「喪服を着れば、盛り上がるんです」なんて言う。ちょいと無理している感じも。福島から片道6時間かけて、やって来た安男、持参の手作りアップルパイは何と腐っていた

 

唯一娘と名乗る人物も女の子と期待したのに・・・・現れたのはただのおっさん、無職で挙動不審自慢はミキちゃんの物と言い張るカチューシャ

 

オダ・ユージは俳優の織田裕二から取ったハンドルネームだが、ちょっとそのことに後悔気味のよう・・・・。二枚目的で紳士風、喪服にこだわる。ミキが自・殺したと疑っている張本人だ。

 

スネークは何でも人の意見にすぐ乗るタイプ、お調子者でお喋り。バンド経験者だが、今は雑貨屋で働く。自慢は、ミキの生写真をもっている。

 

家元は如月ミキ愛好家彼女のことなら何でも知っている。書いたファンは何と200通この会の主催者。自慢の「如月ミキパーフェクトコレクション」を皆で楽しみたいと思っている。

 

まさしく「オ○ク」と呼ぶにふさわしい5人だ


原作・脚本を手がけたのは、古沢良太氏。何でも映画「ALLWAYS 三丁目の夕日」で第29回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した。今最も活躍が期待されている脚本家

 

監督は佐藤祐市氏、「古畑任三郎」 「大奥」などのヒットドラマを手がけている。

 

音楽は佐藤直紀氏、「海猿」や「手紙」などの映画音楽を手がけている。「ALLWAYS 三丁目の夕日」で第29回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞している。

 

という素晴らしいスタッフによって映画「キサラギ」は制作された。この原作は2003年に作られた。なんでも、この年はアイドルオ○クや秋葉原が話題となった。そこで、インターネットのオフ会をヒントにすれば面白いのでは?という最初の古沢良太氏のアイデアだったそうだ。

 

作品が生まれたきっかけは・・・・・「12人の優しい日本人」といったワンシチュエーションの物語が好きだった。脚本家ならば、一度は挑戦したいジャンルだった。制約の多い中でも面白いものは出来るのだというチェレンジかも。

 

 確かに5人の男たちとひとつの部屋で繰り広げられる作品って、考えただけでも難しいだろう。言葉のやり取り、一人一人のキャラも上手く表現されていて・・・・。これだけの映画できるなんて凄い俳優陣の素晴らしさにもです。ユースケ・サンタマリアもこんなに上手いとは思いませんでした。

 

何故か?あの有名な俳優が最後に登場します。なんじゃこれ~~って感じ

 

 キサラギ オフィシャルサイト

 

 

 

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