音楽♪の力が奇跡を呼び起こす
6月27日、MOVX京都にて鑑賞。人気子役?というより、人気俳優の一人という方がいいかも。ご存知 フレディ・ハイモア君が主演です。最近はさまざまな作品で大活躍のフレディ君。今年で16歳ということですから、高校生なんですよね。いつまでも幼く見えますが。将来はどんな感じの役者さんになるのでしょうか?
ということで、彼が主演の「奇跡のシンフォニー」。鋭い音楽感性を持つエヴァン・テイラーという11歳の少年。彼は親の顔も知らず、男子養護施設で育つ。風の音・ベッドのきしむ音まで、あらゆる音がメロディ♪として感じられるという凄い子どもだそんな彼はまだ見ぬ両親と自分が結ばれていると強く信じている。その様子を見て、施設の仲間は変なやつだといじめるわけだ。児童福祉局のリチャード・ジェフリーズ(テレンス・ハワード)は、施設を出て養子になることをすすめるんだけれど、エヴァンはいつかきっと家族が迎えに来ると信じているから、施設を離れたくないとを流し訴える。この場面は「この道は母へとつづく」と少し重なるような・・・・。ただアメリカ作品だからなのか、意外にも暗さはない。明るく、希望に満ちているような感じだ。
エヴァンの場面と平行して、エヴァンの両親の出会い、恋愛、別れが映し出される。そうエヴァン誕生のいきさつがここで分かるのだ。
エヴァンの母 ライラ(ケリー・ラッセル)
何と!彼女はコンサートでNYにやって来た新進のチェリスト ライラ・ノヴァチェック。
「ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた」では妊娠をきっかけに自立に目覚めていく主人公を演じていました。
エヴァンの父 ルイス(ジョナサン・リース=マイヤーズ)
「マッチポイント」ではスカちゃんと共演した方です。ちょっと濃いめな風貌?
彼はサンフランシスコ出身のロック・ミュージシャン ルイス・コネリー役
ワシントン広場での運命的な出会いちょっと不自然な感じもするんだけど・・・・。、まあいいかとにかく二人は出会ったのである。そして
輝く月の光とストリート・ミュージシャンの奏でる「ムーンダンス」の曲に彩られ、ロマンティックな夜を過すことに・・・・・。
たった一度だけの○○○で、妊娠しちゃいましたまるで「ジュノ」みたい。
しかし二人の恋は、ライラの父トマス(ウィリアム・サドラー)によって引き裂かれることになるそしてまもなく、ライラは妊娠したことに気づく。彼女はシングルマザーになることを決意
だが出産間近、交通事故に遭遇意識を取り戻したライラに告げられたのはお腹の子は助からなかったという知らせだった。以降、演奏活動から退き、故郷のシカゴで傷心を癒す日々を送ることに・・・・。
一方ルイスは兄たちと組んでいたバンドを脱退し、地元サンフランシスコでビジネスの世界に身を投じていた。ライラとの間に出来た子どもがいることも知らず、そしてその存在はライラもルイスも知らなかった。
エヴァンは自ら、両親探しをすることを決意施設を抜け出す。親切な果物屋のに拾われ、マッハッタンまでたどり着く。地下鉄、クラックション、信号、スチーム・・・・。今まで見たことや聴いたことがない物や音に大興奮ジェフリーズに連絡するつもりだったが、メモをなくしてしまい迷子に・・・・。そんな時公園でギターを弾いている少年アーサー(レオン・トマス3世)に出会う。誘われるままにストリートパフォーマーの子どもたちが生活する廃墟の劇場に足を踏み入れることに。
そこで“ヴィザード”という謎の男(ロビン・ウィリアムズ)と知り合う。その晩、エヴァンは初めてギターに触れる。
その演奏ぶりに興味を持ったヴィザード、エヴァンを引き入れ、他の子同様、街角で演奏させる。エヴァンもこれがきっかけで、両親との再会が出来るのでは
大御所ロビン・ウィリアムズは、今回はチョイ悪オヤジを演じていました。
「オーガスト・ラッシュ」という芸名をもらい懸命に演奏したある日、エヴァンたちが寝泊りする劇場に児童福祉局の手入れがはいる何とか逃げ延びるエヴァンはゴスペルの♪に誘われ、教会の中へ・・・・。そこでまた新しい出会いが。聖歌隊の少女ホープだ。彼女から譜面の読み方を教わる。エヴァンはたちまちマスター作曲をはじめる。彼の並みならぬ才能に気づいたジェームズ牧師はエヴァンをジュリアード音楽院に推薦。エヴァンは正式に音楽を学ぶ事となる。
一方ライラは、死の床にある父より、自分の息子が生きていること知らされるすぐさま、NYへそしてジェフリーズの助けでエヴァンという少年が自分の子どもだと知る行方不明のエヴァンと会える日を信じて、NYに留まる決心をした。そしてライラも、自分の音楽♪がエヴァンに届くことを願ってNYフィルとのコンサートのオファーを受け入れる。そしてエヴァンの父 ルイスもライラへの思いを断ち切れないでいる気持ちを再確認し、その思いをラブソング託し・・・・・音楽界への復帰を決意かってのバンドとともに、NYへやって来た。
エヴァンが両親への思いをこめて、ジュリアードで作曲した「オーガストの狂詩曲」♪は母ライラも出演するセントラルパークの野外コンサートで演奏されることになった。ところがウィザードの邪魔が入り、エヴァンはあのストリート・ミュージシャンの世界に引き戻される。果たしてエヴァンは、両親との再会が永遠に出来なくなってしまうのか
ルイスとエヴァンのギターセッション♪ ルイスはエヴァンが自分の子どもだとは気づかず。このシーンはほほえましいシーンでした。
音楽を捨てるな。何が起きても。
どんなにつらい時だって、
音楽さえあれば感情を吐き出せる。
僕の経験だ。
でも大丈夫。悪いことは起きない。
自分を信じろ。
ルイスはエヴァンにそう伝える・・・・。
音楽が3人を引き寄せる。音楽の力は何よりも絆を結びつけるのだ。そのことはラストで分かります。最近は音楽を聴かなくなったせいか?ちょいとうるおいませんがこの映画でちょっと楽しめたかも・・・・。音楽の才能がずば抜けて凄い人がうらやましいななんて思います。小さい頃に親がピアノを習わせてくれたけど、途中挫折した経験もあって。生まれ持った才能のある人がどれほど輝いて見えたことか。人の心をうつ音楽の偉大さに乾杯って感じですね。
テレンス・ハワードは重要な役のわりには出番少なかった。何とライラの父トマスにウィリアム・サドラー、「ミスト」では洗脳されちゃうおじさんでした。
磁石のようにひきつけられ、二人はセントラルパークで再会となるのでした
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