愛する家族を守るために
街のダニども 全員死刑に 処す
帰国早々観た作品は疲れをぶっ飛ばすというよりも、ちょっと疲れを倍増するようなものだったかもしれないかな?でもこういう作品は嫌いじゃない。
ドイツに行く前から気になっていたので、上映終了にならないで!と願っていた。運よく観れたのは良かったわ。そういえば、「エスター」は残念ながら終了していた仕方ないので、DVDが出るのを待とうと思う。
ところで今回ケヴィン・ベーコンが主役で登場するのは、珍しい。脇役で癖のある役が多い人というイメージだっただけに・・・・。そして役柄も普通のビジネスマンだ。ところがある事件を機に、彼は猟奇的な男に変貌していくのだ。それにはそれなりの訳があるのだが。
1970年から80年代に、あのチャールズ・ブロンソンが主演し、孤高のアウトローを描いた「狼よさらば」で大ブームとなり、現在も「ダークナイト」「ブレイブワン」「グラン・トリノ」などの名作に受け継がれてきたヴィジランテ映画というジャンルを新たな切り口と名作へのオマージュをたっぷりに描いているそうだ。(その辺はあまりよくわからないけど・・・汗)
ちなみにヴィジランテ映画とは→司法や警察を頼らず、自らの意思と手により、自分のコミュニティを守る一般市民を主人公としたアクション映画のジャンルだそうです。
STORY
投資会社に勤めるごく普通の男、ニック・ヒューム( ケヴィン・ベーコン)は有望なアイスホッケー選手で、家族の希望の星の長男ブレンダン(スチュアート・ラファティ)、そしてそんな兄への複雑な想いから、素直になれない弟ルーカス(ジョーダン・ギャレット)、家族を愛する妻ヘレン(ケリー・プレストン)と幸せに暮していた。しかし、その幸せは突然終わりを告げる。
ある夜、ブレンダンが出場する試合の応援に行ったニックは、その帰り道に立ち寄ったガソリンスタンドでギャングの逆襲に遭遇して目の前でブレンダンは殺されてしまう。(首を刺され、病院でまもなく死亡するブレンダン)
妻ヘレンは突然の息子の死に・・・・。
犯人である少年は捕まり、息子を殺した理由がギャングへ加入する為の通過儀礼でしかなかった事を告げられるが、納得のいく刑罰を与えることができないことを知り、法廷で裁くことをあきらめる。やるせない話ですよね。
怒りと悔しさから計らずもギャングたちを尾行して自らの手で復讐を果たすが、何とその相手はギャングのボス、ビリー(ギャレット・ヘドランド)のたった一人の弟だったから、やばい。ここからニックはギャングたちの反撃にあうことになる。
ギャングの反撃は半端じゃあない!追われるニックにビリーたちは銃撃をかけてニックを狙ってくる。この辺のシーンは息を呑むものがあります。
ついに家族にまで魔の手が・・・・。妻ヘレンは殺され、次男ルーカスも重傷。そしてニックも瀕死の状態です。刑事が戦争をしてはいけないという説得をするのですが、ニックはその声を聞かず、再びその連鎖を断ち切るべく武装し、一味のアジトに向かうのです。
銃の購入を何とビリーの親ボーンズ・ダ―リー(ジョン・グッドマン)から。自分の息子をニックが狙っていることを知っている。「殺してもかまわない!」なんて言っていた。
ニックは家族を守れなかったことを悔やんでいた。暴力と破壊のスパイラルに陥りながら、法で裁けない汚い奴らをこの手でカタを着ける!!
う~ん複雑な気持ちですが。当時者しか分からないことですから、このニックの思い、行動は否定できないなあなんて思いました。法も警察もある意味、あてにならないのは事実でしょうから。
ハリウッドに一大センセーションを巻き起こした「ソウ」シリーズの生みの親ジェームズ・ワン監督が、『狼よさらば』などで知られるブライアン・ガーフィールドの手による犯罪小説を「ミスティック・リバー」のケヴィン・ベーコン主演で映画化した戦慄の復讐ストーリー。
※ジェームズ・ワン監督は今年32歳、こんなに若い監督だとは知りませんでした。
メディア | 映画 |
上映時間 | 106分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ハピネット) |
初公開年月 | 2009/10/10 |
ジャンル | サスペンス/アクション |
映倫 | R15+ |