MARTYRSとは?
それは“殉教者”または“犠牲者”を指し、古くは“証人”を意味する言葉。
2人の美少女を待つ、あまりにも過酷で凄惨な運命とは・・・
京都みなみ会館にて鑑賞。一日一回のみの上映で今週の金曜日までということで、慌てて観に行きました。誰も来ないなあなんて思っていたら、開始時間が近くなると次々とお客さんがやって来まして。しかも女性客は、私以外に1人のみ。この手の作品って男性客に人気があるのでしょうか?何とパンフレットも売り切れです。
感想は・・・・。
今までにお目にかかったことがないタイプのホラーでしょうか。最初はさほど恐怖感もわかなくて。何やそんなに大したことないやん!なんて思っていたのですが。ところが物語は意外な方向へと進んでいき、えぇ~まさかこんなことになるとは(汗)それにしても酷い何の因果で犠牲者とならなくてはいけないの?という疑問。あまりにも理不尽な結末に怒りさえ。結末は語りませんが・・・・。
リュシ―よりも友人アンナに待ち受ける更なる地獄の方がもうもう身の毛もよだつ惨さなのです。
その謎の集団も不可解な存在。リーダーであるおばさんは何かセレブ的、宗教的な説教をいかにももっともらしく話します。しかし彼らが手を下すことは惨忍極まる行為。このあたりからがこの映画の見せ場なのでしょう。う~ん
物語
1970年初頭のフランス。行方不明となっていた少女リュシ―が傷だらけの衰弱しきった姿で路上を彷徨っているところを発見される。何者か手で食肉処理工場の廃墟に監禁され、長期間に渡ってGOUMONとGYAKUTAIを受けた彼女は激しいショック状態にあり、自力で脱出したこと以外は一切、事件の詳細を語ろうとしない。リュシ―の体に性的GYAKUTAIの痕跡はなく、犯人の正体も動機も不明。一体誰が?なぜこんな惨い仕打ちを・・・・?
▼養護施設に収容されたリュシ―は同じ年頃の少女アンナの献身的介護で、少しづつトラウマを癒し、平穏な日常取り戻していく。だが、リュシ―は気付いていた。夜の闇に身を潜め、自分に執拗につけ狙う、おぞましい異形の者が確かに存在することを。
▲15年後のある朝、森に囲まれたごく普通の家庭の玄関で呼び鈴が響く。そこには猟銃を構えたリュシ―が立っていた。忘れもしまいGYAKUTAI者たちの面影。復讐の銃弾を浴び日曜の遅い朝食を楽しんでいた家族は一瞬で血の海に沈んだ。
▼成すべきことを終えたリュシ―から電話を受け、屋敷に向かったアンナは、邸内の惨状に思わず目を背ける。血まみれのSITAIを処理しながら、アンナは自失となったリュシ―の精神状態に疑念を抱く。これは正気の行動なのか?全ては彼女の妄想だとしたら・・・・?
アンナの胸に次第に広がる不安。
そのときリュシ―は背後に異様な気配を感じ取った。
幼い頃、闇の底から聞こえたあの耳障りで不気味な叫び声・・・・・。
美しい屋敷の中で、今再び想像を絶する地獄への扉が開かれようとしていた。
彼女も犠牲者??
アンナの身に、今起ころうとしている壮絶な現実。
何が起こるのか??
フランスの新鋭パスカル・ロジェ監督が贈る戦慄のバイオレンス・ホラー。少女時代に激しい拷問を受けた若い女性による壮絶な復讐劇を端緒に、次第に明らかとなる拷問の真相が、二転三転するストーリー展開の中、残酷かつ痛々しいスプラッター描写満載で描かれてゆく。主演は新人モルジャーナ・アラウィと「中国の植物学者の娘たち」のミレーヌ・ジャンパノイ。
メディア | 映画 |
上映時間 | 100分 |
製作国 | フランス/カナダ |
公開情報 | 劇場公開(キングレコード+iae) |
初公開年月 | 2009/08/29 |
ジャンル | ホラー |
残酷ホラー映画が遂に到達した究極の新境地“最終解脱”!
これは本当に公開して良いものなのか!?
http://www.kingrecords.co.jp/martyrs/ 公式HP