銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

マータ―ズ(2007)◆MARTYRS

2009-11-13 | 映画:ミニシアター

 MARTYRSとは?


それは“殉教者”または“犠牲者”を指し、古くは“証人”を意味する言葉。

2人の美少女を待つ、あまりにも過酷で凄惨な運命とは・・・

京都みなみ会館にて鑑賞。一日一回のみの上映で今週の金曜日までということで、慌てて観に行きました。誰も来ないなあなんて思っていたら、開始時間が近くなると次々とお客さんがやって来まして。しかも女性客は、私以外に1人のみ。この手の作品って男性客に人気があるのでしょうか?何とパンフレットも売り切れです。

感想は・・・・。
今までにお目にかかったことがないタイプのホラーでしょうか。最初はさほど恐怖感もわかなくて。何やそんなに大したことないやん!なんて思っていたのですが。ところが物語は意外な方向へと進んでいき、えぇ~まさかこんなことになるとは(汗)それにしても酷い何の因果で犠牲者とならなくてはいけないの?という疑問。あまりにも理不尽な結末に怒りさえ。結末は語りませんが・・・・。
リュシ―よりも友人アンナに待ち受ける更なる地獄の方がもうもう身の毛もよだつ惨さなのです。

その謎の集団も不可解な存在。リーダーであるおばさんは何かセレブ的、宗教的な説教をいかにももっともらしく話します。しかし彼らが手を下すことは惨忍極まる行為。このあたりからがこの映画の見せ場なのでしょう。う~ん

物語

1970年初頭のフランス。行方不明となっていた少女リュシ―が傷だらけの衰弱しきった姿で路上を彷徨っているところを発見される。何者か手で食肉処理工場の廃墟に監禁され、長期間に渡ってGOUMONとGYAKUTAIを受けた彼女は激しいショック状態にあり、自力で脱出したこと以外は一切、事件の詳細を語ろうとしない。リュシ―の体に性的GYAKUTAIの痕跡はなく、犯人の正体も動機も不明。一体誰が?なぜこんな惨い仕打ちを・・・・?


▼養護施設に収容されたリュシ―は同じ年頃の少女アンナの献身的介護で、少しづつトラウマを癒し、平穏な日常取り戻していく。だが、リュシ―は気付いていた。夜の闇に身を潜め、自分に執拗につけ狙う、おぞましい異形の者が確かに存在することを。

▲15年後のある朝、森に囲まれたごく普通の家庭の玄関で呼び鈴が響く。そこには猟銃を構えたリュシ―が立っていた。忘れもしまいGYAKUTAI者たちの面影。復讐の銃弾を浴び日曜の遅い朝食を楽しんでいた家族は一瞬で血の海に沈んだ。

 

▼成すべきことを終えたリュシ―から電話を受け、屋敷に向かったアンナは、邸内の惨状に思わず目を背ける。血まみれのSITAIを処理しながら、アンナは自失となったリュシ―の精神状態に疑念を抱く。これは正気の行動なのか?全ては彼女の妄想だとしたら・・・・?


アンナの胸に次第に広がる不安。


そのときリュシ―は背後に異様な気配を感じ取った。
幼い頃、闇の底から聞こえたあの耳障りで不気味な叫び声・・・・・。

美しい屋敷の中で、今再び想像を絶する地獄への扉が開かれようとしていた。


彼女も犠牲者??


アンナの身に、今起ころうとしている壮絶な現実。

何が起こるのか??


フランスの新鋭パスカル・ロジェ監督が贈る戦慄のバイオレンス・ホラー。少女時代に激しい拷問を受けた若い女性による壮絶な復讐劇を端緒に、次第に明らかとなる拷問の真相が、二転三転するストーリー展開の中、残酷かつ痛々しいスプラッター描写満載で描かれてゆく。主演は新人モルジャーナ・アラウィと「中国の植物学者の娘たち」のミレーヌ・ジャンパノイ

メディア 映画
上映時間 100分
製作国 フランス/カナダ
公開情報 劇場公開(キングレコード+iae)
初公開年月 2009/08/29
ジャンル ホラー

残酷ホラー映画が遂に到達した究極の新境地“最終解脱”!
これは本当に公開して良いものなのか!?

 

http://www.kingrecords.co.jp/martyrs/ 公式HP

 

 

 

 

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ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~

2009-11-10 | 映画:シネコン


太宰治 生誕100年
ある夫婦をめぐる「愛」の物語

遅まきながらようやく鑑賞して参りました。何を隠そう、実は浅野忠信さんが好きです!だからどうしても観たい作品でした。破滅的な大谷の役は浅野さんにはぴたりはまっていますね。そんなダメな男をを支える妻佐知役にはあの松たか子さん。


才能はあるのだが、大酒飲みで、浮気を繰り返すどうしょうもない男性です、でも何故か?これがもてる・・・・。確かにこういう軟弱でどうしょうもない男性って何故か魅力がありますよね。女性の持つ母性をくすぐるのだと思います。母性はある時は狂気というマイナスの面を生み、また心を強くするというプラスの面を生むこともある。

物語(日経トレンディネットから抜粋)

大谷が全力で疾走、自宅に逃げ込むシーンから幕を開ける。行きつけの飲み屋で酒代を踏み倒した大谷は、その上、大金まで盗んでしまったのだ。追いかけて来たのは飲み屋の夫婦巳代 (室井滋)と吉蔵(伊武雅刀) 。刃物を振り回し、自宅からも逃げ出した夫に代わり、妻の佐知は罪を詫びると、翌日、飲み屋に出向き「お金は自分が返す」と言って、店で働き始める。子供を背負って働く佐知。


子供と佐知をほったらかし。夫として、父親として何もせず・・・・。


大谷の恋人秋子(広末涼子)。

その日から飲み屋は、佐知の美貌と気立ての良さもあって、客でごった返す盛況ぶり。佐知もまた、家で夫の帰りを待ち、悶々としていた頃と比べ、日に日に輝きを増していく。やがて佐知の前に、男の影が見え始めると、自分のことを棚に上げ大谷は、そのことに嫉妬をしはじめる──。


大谷に憧れ、毎晩店にやってくる青年岡田(妻夫木聡)。次第に岡田は佐知に惹かれ・・・・。また 佐知のかっての恋人辻 (堤真一)との再会も。

佐知の周りに2人の男が・・・・。大谷は嫉妬の炎を燃やし始める。


自分の浮気を棚に上げ、佐知の男関係を聞きただす。


岡田と佐知が毎晩、電車で帰る噂を聞きつけた大谷は岡田を追いかけ飲み屋に誘う。しまいには、岡田を自宅に連れて帰る大谷。揺れる佐知の心、岡田の切ない佐知への想いがヒシヒシと伝わってくる。しかし岡田の想いは叶うことなく・・・・。


実は、SINTYU相手は秋子だった・・・・。

ついに大谷はある女性SINTYU未遂。この事件の始末に佐知は駆り出されることに。弁護士でかっての恋人辻に助けを求めることに。辻はその事を引き合いに、彼女に迫る。佐知はダメな亭主を助けるべく辻と・・・・。


真っ赤なルージュを初めて塗る佐知。

才能はあるが、酒癖も女癖もが悪く、1回、お金を渡してしまえば数日は戻ってこない夫。彼の弱さを受け止め、笑顔で乗り切ってしまう妻。そして彼を助けるために全身全霊で・・・・。

ベースとなっている小説は、太宰治が自殺の2年前に書いた『ヴィヨンの妻』。ヴィヨンの妻の物語というより太宰そのものを語る映画。確かにそうだ!

「愛など信じたら、すべてが消えてしまうと、男は恐れている」

 「すべてを失ったあとに、残るのが愛だと、女は知っている」

太宰治は何度もSINTYUを繰り返し、最後は入水ZISATUでこの世を去った。好き勝手に生き抜きたけれど、ある意味自分を正直に生きたのかもしれない。多くの女性ファンが今も太宰作品に魅了されるのは、この太宰の刹那的な生き方が作品に反映しているからだろう・・・・。

 太宰治の同名短編を「隠し剣 鬼の爪」の松たか子と「母べえ」の浅野忠信主演で映画化。放蕩者の小説家と、そんなダメ夫をしなやかな逞しさで包み込んでしまう妻が織りなす心の機微と愛の形を繊細に描き出す。共演に伊武雅刀、室井滋、広末涼子、妻夫木聡、堤真一。監督は「遠雷」「サイドカーに犬」の根岸吉太郎。第33回モントリオール世界映画祭でみごと監督賞を受賞した。

メディア 映画
上映時間 114分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(東宝)
初公開年月 2009/10/10
ジャンル ドラマ
映倫

PG12

オフィシャル・サイト
http://www.villon.jp/

 

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ベルリンの壁崩壊から20年。=ベルリン散策ミニレビュー=

2009-11-10 | お出かけ

記念すべき11月9日が終わりました。私がベルリンの壁を訪れたのは20日ほど前です。すでにイベントモードで盛り上がっていましたが。何といっても昨日は本番ですから、熱気は違いますね。


現在のベルリンの壁です。ここは壁が残るベルナウアー通りといいます。写真を撮っている施設には展望塔があり、上から向こうの様子も見えます。


元国境警備兵だったフープストライツさんが壁を案内してくれました。

さて次はイーストサイトギャラリーの紹介。SバーンのOstbahanhofから南下して、シュプレー川沿いに1.3kmにわたって残るベルリンの壁。オープンギャラリー形式で保存された、各国のアーティストが描いた壁画を見ることができる


この壁がこの中で一押しの人気壁だそうです。
左の人は旧ソ連の指導者、レオニード・ブレジネフで、右は旧東ドイツのリーダー、エーリッヒ・ホーネッカーです。
何故?キスをしているのか→ホ―ネッカー氏はいつも抱擁と社会主義者的友愛のキスをしたらしい。実際に2人がしたのではありませんので。

エ―リッヒ・ホ―ネッカー ←人物像について

壁の崩壊事件についての経緯や影響についてはこちらから。

知っていますか?トラバント・・・。

ドイツの小型乗用車の名前。ボディは何と?ボール紙ということですが、実際は違うようです・・・・。トラビという愛称で人気らしいです。

ドイツへ行って知ったこと、驚いたこと、色々あり。また続きは後日書きます。



 

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母なる証明(2009)◆MOTHER

2009-11-08 | 映画:ミニシアター


永遠に失われることのない母と子の絆。
すべての“謎”の先に“人間の真実”が明かされる。

母の子供への無償の愛

殺人事件の容疑者となった息子を救うため、
真犯人を追う母親の姿を極限まで描く、
ヒューマン・ミステリー

11月6日、京都シネマにて鑑賞。頭をどつかれたような凄い衝撃を受けた。「チェイサー」といい勝負じゃないかな・・・・?!

冒頭から驚き!というより不思議な光景なのだ。母(キム・ヘジャ)が晩秋のすすき野原で突然踊りだすシーンである。何で踊るの?一体これは何を意味するの?唐突なシーンには監督の狙いがあるようで・・・・・。ここからちょっとネタばれになります。
何でも、観客に宣戦布告という意味が込められているらしく・・・・。つまり物語は予想とかけ離れた方向へと進むことを示しているというのです。
この作品を作りたいと思ったのには監督なりの理由があった。“韓国の母”キム・へジャと撮ってみたいという思いだった。また彼女は監督にとって、小さい頃から、キム・へジャには隠された裏があり、それは狂気だと感じた。つまりあの白昼の野原で一人踊る事自体、狂気に感じるし。この光景で、キムの持つ狂気を表現したかったんではないだろうか?

う~んなるほど。監督はキム・へジャの持つイメージを自分なりにそう感じ、キム・へジャの映画を撮ろうとしたようですね。

キム・へジャの演じる母は、子供トジュンに異常なまでの愛を注いでいる。それはまさしく無償の愛というものである。

そんな子供のような心を持つ純真無垢な息子が、ある日突然、殺人容疑で逮捕。トジュンに限ってそんな事をするわけがない!と無実を証明するために、母はたった一人で真犯人を追っていくことに・・・・。


愛息子のためにひたすら真実を見つけるべく母は奮闘するのだ。
キム曰く、人間の母ではなく、傷を負った動物的母親だと・・・・。


母が溺愛する息子、トジュン役にはウォンビン。“韓流四天王”と言われる韓国のトップスターだそうで。私は全く知りませんでした(汗)

兵役終了後の復帰第一作で、引きこもりのダメ男を見事に演じ、そのダメさが母の母性をくすぐるようである。一人では何もできなくて手がかかるが、母にすれば可愛くて仕方がいいのだろう。

需要と供給の関係?というと利害関係だが、結局2人の関係は利害関係ではないが、求めるものと求められるものが一致しているから、そういう親子関係が必然的に成り立つという風にも捉えることが出来る。

それにしても異常な母の愛は物語が進むにつれて、凄い緊迫感がオーラのように漂い、母とともに観客までが真犯人探しにいざなうような気分になる。

物語

「この子を守るのは私しかいない・・・。」

静かな田舎町。トジュンは子どものような純粋無垢な心を持った青年。漢方薬店で働く母にとって、トジュンの存在は人生の全てであり、いつも悪友のジンテと遊んでいることで心配の絶えない毎日だった。そんなある日、女子高生が無惨に殺される事件が起き、容疑者としてトジュンが逮捕されてしまう。唯一の証拠はトジュンが持っていたゴルフボールが現場で発見されたこと。しかし事件解決を急ぐ警察は、強引な取り調べでトジュンの自白を引き出すことに成功する。息子の無実を確信する母だったが、刑事ばかりか弁護士までもが彼女の訴えに耳を貸そうとしない。そこでついに、自ら真犯人を探すことを決意し行動を開始する母だったが…。


悪友ジンテ(チン・グ

最初、母はジンテが犯人ではないか?と疑い、ジンテの留守宅へ侵入。赤く染まった怪しいゴルフクラブを持ちだす。ジェムン刑事に届けるが、調査の結果、血の赤ではなく、単なる口紅の跡だった。


ジェムン刑事(ユン・ジェムン)は事件の早期解決をもくろみ、言葉巧みにトジュンを追い詰めていく。

母に疑われたジンテは母の行為に激怒!慰謝料を要求。怯えながら、彼の要求に従うしかない。その後、殺されたアジョンについて、謎解きをするジンテだった。

ジンテの言葉を聞いた母は、すぐに遺体現場へと駆けだす。どしゃぶりの雨の中、現場に辿り着いた母の眼前には、町中が一望出来る景色が広がっていた。遺体を放置するにはあまりにも目立ちすぎる。
「誰も信じるな。その手で犯人を捜すんだ」とジンテの言葉を胸に、真犯人を追うべく、再び母はたった一人で走りだす。

母はこの事件の重大な鍵を握る男を目撃した事を息子トジュンから聞き出します。この男が真犯人かもしれません。その男は、廃品回収業の男でした。すぐさまその男の住むところを訪ねます。ここで重大な目撃証言を聞くことになる母ですが・・・・。この後、とんでもない事態になっていきます。このことは母が一番否定したいような事実でした。その事で母は思いもよらぬ行為をしでかします。

その結果が冒頭の踊るシーンへと繋がります。と思えば、場面が一転してあの薬草を鉈で切るシーンへ・・・・・。そして事態は急展開へ。

ラストのバスの中で母を含め女性たちが踊るシーンも印象的です。母の思いもよらぬ行為の結末はどうなるのでしょうか?トジュンは母のした行為に気付いていたのでしょうか?

監督・原案:ポン・ジュノ監督

「殺人の追憶」「グエムル -漢江の怪物-」のポン・ジュノ監督がとある寒村を舞台に、息子の無実を信じてたった一人で真犯人探しに奔走する母親の執念の姿をスリリングに描き出した衝撃のヒューマン・サスペンス・ミステリー。息子役には兵役後の復帰第1作となる「ブラザーフッド」のウォンビン。また、圧巻の母親を演じているのはTVドラマを中心に活躍し“韓国の母”とも称される国民的大女優、キム・ヘジャ。


ウォンビン


キム・へジャさん、映画とはまったく違いますね。お美しい


 

メディア 映画
上映時間 129分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開(ビターズ・エンド)
初公開年月 2009/10/31
ジャンル サスペンス/ミステリー/ドラマ
映倫 PG12

 

オフィシャル・サイト
http://www.hahanaru.jp/
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狼の死刑宣告(2007)◆DEATH SENTENCE

2009-11-07 | 映画:ミニシアター

愛する家族を守るために
街のダニども 全員死刑に 処す


帰国早々観た作品は疲れをぶっ飛ばすというよりも、ちょっと疲れを倍増するようなものだったかもしれないかな?でもこういう作品は嫌いじゃない。

ドイツに行く前から気になっていたので、上映終了にならないで!と願っていた。運よく観れたのは良かったわ。そういえば、「エスター」は残念ながら終了していた仕方ないので、DVDが出るのを待とうと思う。


ところで今回ケヴィン・ベーコンが主役で登場するのは、珍しい。脇役で癖のある役が多い人というイメージだっただけに・・・・。そして役柄も普通のビジネスマンだ。ところがある事件を機に、彼は猟奇的な男に変貌していくのだ。それにはそれなりの訳があるのだが。

1970年から80年代に、あのチャールズ・ブロンソンが主演し、孤高のアウトローを描いた「狼よさらば」で大ブームとなり、現在も「ダークナイト」「ブレイブワン」「グラン・トリノ」などの名作に受け継がれてきたヴィジランテ映画というジャンルを新たな切り口と名作へのオマージュをたっぷりに描いているそうだ。(その辺はあまりよくわからないけど・・・汗)


ちなみにヴィジランテ映画とは→司法や警察を頼らず、自らの意思と手により、自分のコミュニティを守る一般市民を主人公としたアクション映画のジャンルだそうです。

STORY

投資会社に勤めるごく普通の男、ニック・ヒューム( ケヴィン・ベーコン)は有望なアイスホッケー選手で、家族の希望の星の長男ブレンダン(スチュアート・ラファティ)、そしてそんな兄への複雑な想いから、素直になれない弟ルーカス(ジョーダン・ギャレット)、家族を愛する妻ヘレン(ケリー・プレストン)と幸せに暮していた。しかし、その幸せは突然終わりを告げる。

ある夜、ブレンダンが出場する試合の応援に行ったニックは、その帰り道に立ち寄ったガソリンスタンドでギャングの逆襲に遭遇して目の前でブレンダンは殺されてしまう。(首を刺され、病院でまもなく死亡するブレンダン)


妻ヘレンは突然の息子の死に・・・・。

犯人である少年は捕まり、息子を殺した理由がギャングへ加入する為の通過儀礼でしかなかった事を告げられるが、納得のいく刑罰を与えることができないことを知り、法廷で裁くことをあきらめる。やるせない話ですよね。

怒りと悔しさから計らずもギャングたちを尾行して自らの手で復讐を果たすが、何とその相手はギャングのボス、ビリー(ギャレット・ヘドランド)のたった一人の弟だったから、やばい。ここからニックはギャングたちの反撃にあうことになる。

ギャングの反撃は半端じゃあない!追われるニックにビリーたちは銃撃をかけてニックを狙ってくる。この辺のシーンは息を呑むものがあります。

ついに家族にまで魔の手が・・・・。妻ヘレンは殺され、次男ルーカスも重傷。そしてニックも瀕死の状態です。刑事が戦争をしてはいけないという説得をするのですが、ニックはその声を聞かず、再びその連鎖を断ち切るべく武装し、一味のアジトに向かうのです。

   

銃の購入を何とビリーの親ボーンズ・ダ―リー(ジョン・グッドマン)から。自分の息子をニックが狙っていることを知っている。「殺してもかまわない!」なんて言っていた。


ニックは家族を守れなかったことを悔やんでいた。暴力と破壊のスパイラルに陥りながら、法で裁けない汚い奴らをこの手でカタを着ける!!

う~ん複雑な気持ちですが。当時者しか分からないことですから、このニックの思い、行動は否定できないなあなんて思いました。法も警察もある意味、あてにならないのは事実でしょうから。

ハリウッドに一大センセーションを巻き起こした「ソウ」シリーズの生みの親ジェームズ・ワン監督が、『狼よさらば』などで知られるブライアン・ガーフィールドの手による犯罪小説を「ミスティック・リバー」のケヴィン・ベーコン主演で映画化した戦慄の復讐ストーリー。

※ジェームズ・ワン監督は今年32歳、こんなに若い監督だとは知りませんでした。

メディア 映画
上映時間 106分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ハピネット)
初公開年月 2009/10/10
ジャンル サスペンス/アクション
映倫 R15+

オフィシャル・サイト
http://www.deathsentencemovie.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://www.ookami-sikei.jp/

 

 

 

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ドイツ旅行◆◇ベルリン散策その1

2009-11-06 | その他


ドイツ連邦議会議事堂
1894年に初めてのものが完成。1933年、ヒトラーの時代に議事堂大火災が起き、崩壊となる。1991年、ドイツ再統一の式典がここで開かれた。現在の議事堂は、1992年イギリスの建築家ノーマン・フォスターの設計。1999年に完成。

ドイツへ行ってきました。関空から12時間10分で、フランクフルト空港に到着。ベルリン直行はないので、フランクフルトからさらに国内線で1時間飛び、ベルリンのテーゲル空港まで・・・・。2011年には新しい空港、ベルリン・ブランデンブルク国際空港が完成予定らしいので、テーゲル空港は閉鎖されるとのこと。そうなれば、ベルリンまで随分近くなるので楽ですね。午前10時20分に関空を出発して、ベルリンに着いたのは18時20分でした。ちなみに日本とドイツの時差は7時間ですので。日本時間では現在の時刻はえぇ~と夜中の1時ということになりますか。

さてベルリンの壁崩壊から20年が経ちます。11月9日がその歴史的記念の日です。ベルリンのいたるところで記念のイベントが行われるようで、ベルリンに訪れた日もあちらこちらでもうそのイベントモードが漂っていました。

さていよいよベルリンを回ります。

AM9:00にホテルを出発、議事堂には15分で到着しました。


連邦議会議事堂の前にはこんな碑がありました。(ここには、反ヒトラーグループの人たちの名前が刻まれています。)


ご存じあのブランデンブルク門

1791年に完成。かってプロイセンの王たちがティアガルテンやポツダムへの通じる道の門として利用した。

 
ブランデンブルク門の前でナチスの兵士の格好をした人が観光客相手に商売。


1961年-ベルリンの壁の建設

1989年-ベルリンの壁の滝。 ベルリンの壁建設から崩壊までの事が道路に刻まれている。

ブランデルブルク門に近接する場所に、ナチスドイツの犠牲となった600万人のユダヤ人へ捧げられた慰霊碑があります。何処からも入れます。不思議な空間です。地上と地下の二重構造だそうです。残念ながら、地下に入る時間はありませんでした。

それについて詳しいHPがありましたので、こちらをクリックして下さい。

この後、スターシ博物館とDDR博物館を見学、そしていよいよベルリンの壁です。

今回はここまで・・・。なかなか書くのは大変ですね。では次回。

 

 

 

 

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11月の上映作品、気になるもの、観たいもの♪

2009-11-03 | 映画全般

時差ぼけからか?疲れがドカーンときまして、なかなか記事を書く気になれず・・・・。と言いながらも、昨日は久しぶりに映画館へ出かけました。その記事は後ほどアップしたいと思います。

さて11月も気になる作品・観たい作品がわんさかありますが、体調の事も考えてチョイスして観るつもりです。

まずは、シネコン上映作品

気になる作品

PUSH 光と闇の能力者 11月7日~

念動力や未来予知、テレパシーなど国家によって育成されてきた特殊能力者たちが反旗を翻し、陰謀を企む政府と繰り広げる壮絶な攻防を、「ファンタスティック・フォー」シリーズのクリス・エヴァンスと「宇宙戦争」のダコタ・ファニング主演で放つSFアクション・サスペンス。

観たい作品

クリスマスキャロル 11月14日~

この冬、ディズニーから誰も見たことのない
絶望と希望に満ちたクリスマス・プレゼントが届く

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「フォレスト・ガンプ」のロバート・ゼメキス監督最新作

絶対観たい

イングロリアス・バスターズ 11月20日~

第二次世界大戦、ナチ占領下のフランス。“バスターズ”と呼ばれるユダヤ系アメリカ人のチームが、ナチ撲滅を企て大暴れする。
『パルプ・フィクション』『キル・ビル』など、常に斬新且つショッキングな映画で世界中を魅了してきた天才、クエンティン・タランティーノ監督の最新作。

観たい作品

2012 11月21日~

多くの遺跡を残し、天文学においては緻密な計算がなされていたなど、超古代文明として知られる“マヤ文明”。その古代マヤ人が記したマヤ暦は、2012年12月21日に、時の終末を記している。それに起因して流布されている“2012年地球滅亡説”を題材に、『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』のローランド・エメリッヒが、壮大なスケールと驚異の映像で放つSF超大作。
主演はジョン・キューザック

気になる作品

理想の彼氏 11月27日~

 離婚を期に、働くシングルマザーとなった40歳のサンディは、ベビーシッターとして雇った24歳の頼りない年下男アラムと恋に落ちる。違いにとまどいながらも、彼女にとって彼はどんどん大きな存在へとなっていくが…。主演はキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。

さて次はミニシアター上映作品

絶対観たい

ホースメン 11月7日~

ハリウッド屈指のヒットメーカー、マイケル・ベイが挑んだサイコ・サスペンス。新約聖書の「ヨハネの黙示録」の四騎士に根差した連続殺人事件に巻き込まれていく刑事の運命を描く。刑事役にデニス・クエイド。そして彼を翻弄する猟奇殺人鬼にチャン・ツィイーが扮している。

ぜひ観たい

リミッツ・オブ・コントロール 11月14日~

「デッドマン」「ブロークン・フラワーズ」の鬼才ジム・ジャームッシュが、「花様年華」など独特なカメラワークで知られるクリストファー・ドイルを迎えて描く、孤独な男のロードムービー。主演はジャームッシュ作品常連のイザック・ド・バンコレ。そして日本からは工藤夕貴

気になる作品

パリ・オペラ座のすべて 11月14日~

フランス国王ルイ14世が権力を尽くして作り上げた世界最古のバレエ団「パリ・オペラ座」の舞台裏を記録したドキュメンタリー。監督はドキュメンタリー界の巨匠、フレデリック・ワイズマン

ぜひ観たい

脳内ニューヨーク  11月28日~

「マルコヴィッチの穴」「エターナル・サンシャイン」の人気脚本家、チャーリー・カウフマンの初監督作。主演はフィリップ・シーモア・ホフマン。

気になる作品

コネくテッド 11月28日~

キム・ベイシンガー主演、デビッド・R・エリス監督によるハリウッド映画「セルラー」を香港でリメイクしたサスペンススリラー。

こまちゃんの映画も上映

こまねこのクリスマス 11月21日~

 

以上気になる、観たい!作品を紹介しました。観残した作品もあるので、一体どれだけ観れるか?とりあえず無理せず観たいと思います。

 

 

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