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問い:
「法隆寺を支える材木はすべてヒノキです。
なぜヒノキを使うのでしょうか。」
強度では、圧倒的にケヤキの方が優れているのに。
志村史夫さんが、『古代日本の超技術』で書いています。
答え:
ケヤキは年月の経過てともに、急速に弱くなりますが、ヒノキは最初の200年間でじわじわと強くなり、最大で30パーセント近くも強度を増すそうです。そして、1200~1300年がたち、また元の強度に戻るそうです。
先人の知恵は、私たちにはたちうちできないと思います。
よい問いは、ときとして答えより大切です。授業でも、本当によい発問は、子どもの考えや学びを深めます。