箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

よき問いは答え以上に大切

2016年02月15日 18時50分59秒 | 教育・子育てあれこれ


問い:
「法隆寺を支える材木はすべてヒノキです。
なぜヒノキを使うのでしょうか。」

強度では、圧倒的にケヤキの方が優れているのに。

志村史夫さんが、『古代日本の超技術』で書いています。

答え:
ケヤキは年月の経過てともに、急速に弱くなりますが、ヒノキは最初の200年間でじわじわと強くなり、最大で30パーセント近くも強度を増すそうです。そして、1200~1300年がたち、また元の強度に戻るそうです


先人の知恵は、私たちにはたちうちできないと思います。

よい問いは、ときとして答えより大切です。授業でも、本当によい発問は、子どもの考えや学びを深めます。