谷村新司の曲「昴」(すばる)の歌詞に次の一節があります。
我は行く、心の命じるままに ♪♪
人は自分の心の命じるままに、発言できたり、行動できたりできるのが、メンタル的には、いちばんいいと思います。
人は、社会の中で、職務や人間関係のしがらみの中で、生きていることもあり、やりたくないこともやらねばならない。
自分としては、不本意でも、言わなければならない場合もあります。
そういうこともありますが、わたしは自分が信じることや経験から学んだことを他者に伝えるときは、自分がイキイキしてくるのがわかります。
わたしは、いま、教職に就いて年数の浅い教員やこれから教員になろうとする学生さんと話すことがよくあります。
ふつうは、教員として一般的なサポートをしますが、ときには自分の中学校教員36年間を通して体得した教育論を話すこともあります。
そのときには、熱が入り、経験談を語ることで自分が信じることを伝えます。
たとえば、「子どもは好きな人からしか学ばない」とか「思春期の子どもの心の揺れを側で感じる教師になれ」「授業をする教員にとっていちばん必要なのは探究する態度である」などいろいろあります。
このとき、自分の心の命じるままに語っているのです。
「心の命じるまま」とは、「自分の真実」です。
人は、自分の心が動くもの、つまり「これだ」と思えるものに関しては、心を尽くすのです。
大げさかもしれませんが、人生に責任をもつことにもつながります。
これは、難しいことではないのです。
いま感じていることに素直になり、自分が信じていることを伝えるという極めてシンプルなことなのです。
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