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子どもの頃の習いごとには、一定の意味があります。
それは、子どもの自己肯定感やレジリエンス(粘り強さ)などを高めます。また、将来の進路の選択肢を広げるなどの意味を見いだすことができます。
小学生がいる世帯の親を対象にした全国調査(2022年)では、世帯年収300万円未満の家庭の子どもの3人に1人が、この1年で学校外での習いごとの体験が「ゼロ」でした。
しかし、年収600万円以上の世帯の子どもと比べると、習い事をしない子どもは2.6倍にもなる多さです。
さらに、親自身に子どもの頃の体験の有無を聞くと、親がゼロでその子どももゼロだった割合は5割を超えています。
つまり親の所得の格差は世代間で連鎖するのです。
体験の格差は連鎖し固定化していく傾向があるのです。
習いごとをやってみたい子には、チャレンジできる補助やサポートの充実が望まれます。
ただ、体験に関心が高まるのはいいですが、その意味をとりちがえて、「そうなのか、うちの子にも体験をさせないと」と慌てる親もいるようです。
子どもの意思を尊重することがいちばんです
体験を押し付けてしまってはいけないのです。
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