九州でまた、児童虐待が報道されました。
みなさんは、愛されてかわいい子どもに、どうしてあんなひどいことができるのかと疑問をもたれる場合も多いでしょう。
そこで、私が昨年教職員に配った校長通信の抜粋から、児童虐待が起きるメカニズムを説明します。
父親と母親は、そもそも別の生育環境で育ち、ちがう育てられ方をしてきて大人になり、夫婦になりました。そして、子どもが生まれて親になります。
お父さんは、「小さいとき、こう育てられた」
お母さんは、「こういうときに親はこうしてくれたことを覚えている」
そこで、私が昨年教職員に配った校長通信の抜粋から、児童虐待が起きるメカニズムを説明します。
父親と母親は、そもそも別の生育環境で育ち、ちがう育てられ方をしてきて大人になり、夫婦になりました。そして、子どもが生まれて親になります。
お父さんは、「小さいとき、こう育てられた」
お母さんは、「こういうときに親はこうしてくれたことを覚えている」
こんなやりとりして、または覚えていることを念頭に入れて、わが子とのかかわり方を見つけていきます。
このように、夫婦が共同で子育てを模索していくのです。
しかし、児童虐待が起こる家庭は、夫婦の共同関係がない場合が多いようです。
母親が父親に服従するような夫婦関係になっていると、父親がわが子を虐待したとき母親は止めることができません。
このように、夫婦が共同で子育てを模索していくのです。
しかし、児童虐待が起こる家庭は、夫婦の共同関係がない場合が多いようです。
母親が父親に服従するような夫婦関係になっていると、父親がわが子を虐待したとき母親は止めることができません。
さらに、児童虐待は、親が「子ども目線」になれないことから起こります。
ふつう親は「これは子どもが口に入れたらだめだから、しまっておきましょう」など、子どもが安心して失敗できる環境をつくります。
このように、子ども目線になって、わが子と接します。
「子どもがどこまでできるか」を知っているのです。
「子どもがどこまでできるか」を知っているのです。
だから、子どもがまちがいをしても「よっしゃ、よっしゃ」と許すことができるのです。
「しかたなかったね、まだわからないもの」と感じて、怒りは出てきません。
たとえば、1歳の子がおもらしをしたのと、5歳の子がほかの遊びに夢中になっておもらしをしたのとでは、ふつう親の怒り具合は違います。
ところが、虐待する親は子ども目線になれないので、子どものありのままの姿とは違う理想をイメージしています。
だから、「赤ちゃんが夜泣きする」、「子どもがおもらしをする」「子どもが飲み物をこぼす」といって怒ります。
「子どもは大人の思い通りになる生き物だ」という間違った思い込みで子育てを始めると、子どもの未熟さが、親の怒りを増幅させます。
このような事情で虐待が起きます。
「しかたなかったね、まだわからないもの」と感じて、怒りは出てきません。
たとえば、1歳の子がおもらしをしたのと、5歳の子がほかの遊びに夢中になっておもらしをしたのとでは、ふつう親の怒り具合は違います。
ところが、虐待する親は子ども目線になれないので、子どものありのままの姿とは違う理想をイメージしています。
だから、「赤ちゃんが夜泣きする」、「子どもがおもらしをする」「子どもが飲み物をこぼす」といって怒ります。
「子どもは大人の思い通りになる生き物だ」という間違った思い込みで子育てを始めると、子どもの未熟さが、親の怒りを増幅させます。
このような事情で虐待が起きます。
(次回に続く)
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