学校にいると、少子化の流れを肌で感じます。
以前、教員をしていた頃、例えば1990年代の前半は1学年7クラスありました。
ところが、30年ほどたって、いまその学校は4クラスほどになっています。
2022年6月になって発表された日本の出生率は1.40で2016年から連続して下がり続けています。
エンゼルプランという国の政策があります。
保育サービスを充実させたり、育児休業制度を広げたり、保育料の無償化などに取り組んできました。
しかし、これらのプランは効果があったかといえば,いくらかはあったかもしれません。
出生率は下がり続けていますが、プランがなければもっと出生率は下がっていたかもしれないのです。
くわえて、新型コロナウイルス感染症の影響もあるでしょう。
産むのをためらう人、結婚を延ばした人もいるでしょう。
また、若い人が非正規社員で働く人も結婚をためらいます。
男性で22%、女性で54%が非正規で働くのが,今の時代です。
こうなると「経済的な面で結婚することや子どもをもつのは無理だね」と思ってしまいます。
ここしばらく、待機児童の問題が取り上げられてきました。
でも、いまは0歳児から2歳児の定員割れが起こっているところもあります。
少子化による人口減は、社会保障制度に影響してきます。
子どもは少ないよりも、たくさんいる方が学校は活気があります。
社会でも、子どもをたくさんの豊かな人間関係のもとで育むことができると思います。
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