
2018年時点で、勤務している高卒の未婚女性のうち、4割以上が非正規雇用です。大卒の未婚女性のうちおよそ2割が非正規雇用です。
高卒男性の約2割、大卒男性の約1割が非正規雇用です。
ここからわかるのは、日本では学歴社会が崩れたと言われることもありますが、学歴は雇用の安定・不安定にある程度は影響するということです。
さらに過去の数字と比較すれば明らかですが、非正規雇用が増えているというのが現実です。
おおむね、企業は非正規社員の育成には力を入れません。
しかし非正規でもキャリアを築くことができる支援が必要です。
学校でなら教諭であろううと常勤講師であろうと、子どもたちや保護者の前でならみんなが「先生」です。
常勤講師の育成にも力を入れます。
非正規の場合、子どもをもっても育てられないからという理由で少子化の流れはとまりません。
もっとも少子化の要因は経済的な問題だけではなく、若い年齢層の結婚観の変化もありますが。
さらには、子育てのたいへんさがすり込まれていることも関係しているでしょう。
また、若い人は共働きで、家事も育児も分担したいという人が,一昔前より多いといわれますが、妻の家事・育児の時間は夫の3倍以上という現状があります。
結婚してパートではたらく女性が増えても、男女の賃金格差もあるうえに、男性が長く働かなければならないのが実態です。
男女の賃金格差を是正し、子育てにかかる費用・教育費を補助し、非正規労働者の待遇改善など、総合的な策を打たなければ、出生率を回復させることは難しいです。
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