ご近所の海棠の赤いつぼみが膨らみ始めました。毎年この可憐なつぼみを
見るとわくわくします。バラ科リンゴ属の低木です。咲き切ってしまうと色が
薄れ、大振りな桜の花のようで、それはそれでとてもきれいですが、私はこ
の濃い桃色のつぼみが大好きです。花のうちで一番好きかも。花言葉は「温
和」「美人の眠り」ですって。中国では牡丹と共に愛でられてきた花だとか。
辛夷の花も満開です。この木を見るといつも千昌夫の「北国の春」が頭の中で
鳴り響きます。「白樺、青空、南風、辛夷咲くあの丘、北国のああ北国の春...」
近所の公園の池に、玄関の水槽で大きくなった金魚を放しに行きました。
もうこれで数回目です。夫が寒い冬もまめに水を替え大事に育てて、毎回、
夜店の金魚すくいで取ってきたくらいの、ごく小さい赤い金魚が数年経つと、
まるでお前は鮒だったのかと思うほどの15センチも20センチもの大きさにな
り、大きくなると「広い池で達者で暮らせよ」と送り出します。なんと奇特な。