武蔵野の一角にある我が家のあたり、どんどん住宅地になっていますが、
まだなっちゃんと一緒に探検できる小道が多くあります。散歩の度にあ
ちこちの林の中の道を登っては下りて、未だにおや、こんな所へ出たか
とびっくりすることがあります。これはかなり急な竹やぶの中の道です。
夕方、暗くなりかけになっちゃんがこの道を登りたがると、ぞっとします。
何しろ本当に街灯一つない、人っ子ひとり通らない真っ暗な道なんです。
真っ暗森は 心の迷路
近くて遠い 真っ暗くらいくらい
という「みんなの歌」だったかでよく聴いていた歌のメロディーが浮かん
できます。これ谷山浩子の「真っ暗森の歌」の一節だそうです。
でも、なっちゃんはそんな気持ちにお構い無く、
ひたすら、やぶや電信柱をかぎまわります。
きれいなお花も咲いていますが、無関心。
「あっ、猫だ!」