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1582年、敗れた武田軍を匿ったために、織田信長の怒りを買い、恵林寺の、
この三門に快川国師はじめ百人余の僧侶が閉じ込められ、火をつけられ、
その時快川国師が「心頭を滅却すれば、火も自ずから涼し」と、叫ばれた
というのは有名な逸話です。昔の人はなんとも偉いものですね。
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今は平和なこの恵林寺のあたり、この日はすばらしいお天気で、そんな
壮絶な歴史など影さえないのどかさでした。藁葺き屋根の水車小屋や、
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素朴な道祖神の石像が道の片わらにありました。昔の日本の風景は
こんな風だったでしょうか。
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少し行くと放光寺という名刹がありました。花のお寺とも呼ばれ、四
季ごとに色々なお花が楽しめるとのことです。今は秋の終わり、金色
のイチョウの落ち葉の絨毯がみごとでした。
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切り株の上に、こんな色とりどりの木の葉が。自然の色と形って、
なんと美しいのかと、見とれてしまいました。