ツツジの種類のうち、ちょっと遅く5月になって咲く種類をサツキツツジ
というそうです。英語で言えばツツジはどれもazaleaです。rhododendron
というややこしい名前に訳している場合もありますが、これは日本ではシ
ャクナゲを指すことが多いようです。もっともツツジもシャクナゲも学名が
rhododendronなんとかなので、英語だとあまり区別しないのでしょうね。
それにしても、どぎついくらいに色鮮やですね、ツツジって。それにいつ
も思うのですが漢字の難しいこと。躑躅なんてとても書けません。皐月と
言う字だって、とっさに出て来ません。花の名前は難字が多いですね。
石楠花と書いてシャクナゲと読むのも知っていないと難しい。忍冬と書い
てスイカズラ、車前草と書いてオオバコなんてのもあります。もっとも、ひ
らがなやカタカナでも書けるから、漢字で書けなくても構わないのですが。
それって日本語ならではですね。
これは三葉躑躅。紅紫のきれいな花が一面に咲いてちょっと見るとサクラ
や桃の花のようにも見えます。普通の躑躅とは感じが違います。これは去
年行った秩父のパワースポット三峯神社の三葉躑躅です。きれいでした。
金子みすゞの「つつじ」という詩、読んでいると子どもの頃を思い出します。
小山の上に
ひとりいて
赤いつつじの
みつをすう
どこまで青い
春のそら
わたしは小さな
ありかしら
あまいつつじの
みつをすう
わたしは黒い
ありかしら